Elicia Flower ~ エリーシアフラワー ~

暮らしに彩りと笑顔を添えるような
手創りのアートフラワー作品を
紹介しています
(※時々育児日記も…)

今日はお父ちゃんの命日

2012-09-05 | 日記
今日はお父ちゃん(私の父親)の命日です。

あえて「お父ちゃん」と書かせて頂きます。

9月5日。

お父ちゃん39歳。
私3歳でした。

39歳。
得意なことで夢だった整備工場をコネやお客さんゼロで立ち上げて10年ほど。
やっと・・・やっと・・・軌道に乗ってきた頃。
子供4人。
従業員2-3人。

夢は・・・・・

聞いたことないけれど、きっと、たぶん、
夢は
「自営業の整備工場をもっと大きくすること」もしくは
「車を修理してあげることでお客さんの笑顔を増やすこと」

・・・・きっとそうだったはず。

もちろん、他にも夢があったはず。
「家族をもっともっと幸せにすること」
「もっともっと家族と楽しい思い出を作ること」
「息子と将来大好きなお酒を飲むこと」
「娘と将来旅行に行くこと」
「将来、たくさんの孫を抱くこと」
「将来、おっかぁとたくさん旅行すること」


私は当時3歳。もうすぐ4歳の頃。

神様のいたずらか、そういう宿命なのか、
見事にひとつの思い出もありません。記憶がありません。
皮肉にも 亡くなった日の夜の記憶からあります。
亡くなった日の夜の光景を覚えています。

9/5の夜の光景から記憶ができ始めました。


和室でワンワン嗚咽をあげながら泣いているおっかぁの後姿。
その背中をさすってくれている近所のたばこ屋のおばちゃん。

その先には真っ白の布団に横たわる、顔っぽい部分に白い布が
かけられている誰か。

それがお父ちゃんだ、という理解力はなかったような気がします。

「・・・お母ちゃん、なんであんなに泣いているんだろう???・・・」


夜だけど、たくさんの人がうちに来てくれて、なんだかいつもと雰囲気が違くて
4歳上の姉と茶の間のテーブルの周りを追いかけっこしている私。

なんだかたくさんの人が居て、いつもと違う夜で、楽しいはずなのに、
私は笑いながら走り回っているのに、
誰も怒らず、なぜか、どの大人も悲しそうな目で私たちを見ている。

「なんでそんな顔で私を見るの???」

不思議でした。


これが、私が覚えている9/5の夜の光景。
皮肉にもこの夜から記憶があります。


去年おっかぁから聞いた新たな衝撃的な思い出話。



何年も自宅から遠い病院で闘病生活で家に帰ってこなかったお父ちゃん。
それに付き添っているおっかぁ。

私の年齢2~3歳。

2歳、3歳で家にどちらの親も居ない日/夜が何十日もあったとのこと。

そんな中、おっかぁが教えてくれた9/5、お父ちゃんの遺体が自宅に帰ってきた時の
私の何気ない一言。

「お父ちゃんとお母ちゃんが帰ってきた~!!!」

とても喜んでいたそう。


自分が言った言葉ながら、
言葉を失いました。
初めて“書き”ましたが、表記するのもつらいですね・・・


当時の私にとっては、遺体だろうが(その理解はないけれど)なんだろうが、
お父ちゃんが家に帰ってきてくれたことが何よりも嬉しかったと思います。
お父ちゃんとおっかぁが同時に家にいる、自分のそばにいることが
どんなに嬉しかったか。


今、1歳3ヶ月になる娘を持って、身をもって感じます。


きっと、お金 ではない。
きっと、おもちゃの数 ではない。
きっと、高級料理や全品無添加料理 ではない。
きっと、豪邸 ではない。
きっと、親の学歴や仕事の種類 ではない。
きっと、国民性 ではない。


父親と母親がそばに居てくれること。
ただ、それだけでいいと思います。


お父ちゃんとお母ちゃんが家に帰ってきた!
お父ちゃんとお母ちゃんが家に居る。

ただ、それだけでいいんだと思います。


1歳の娘も、旦那さんが家に居る夜で、私と旦那さん二人に挟まれて寝付く時は
一番嬉しそうな表情をします。
保育園に時々2人で迎えに行く時も、教室から私たちに気付いた瞬間、
満面の笑顔になっているのがわかります。


父親と母親がそばに居てくれること。
きっと、ただそれだけでいいんだな、と実感します。



娘を抱いて欲しかったなぁ・・・とつくづく思いますが、
そういう「○○したかったなぁ・・・」は今まで100個も、200個も考えつくしました。
考えても仕方ないこと。


私を誕生させてくれたこの恩返しは私の生き方そのもの。

最近は新しい恩返しができました。(できそうです)

お父ちゃんのおかげ としか考えられない嬉しい出来事。

9/5の今日、2人目妊娠中です。
たまたま、9/5の今日から妊娠4ヶ月。
お父ちゃんにとって「10人目の孫」です。


33回忌を7月に行った今年、10人目の孫 という喜びのプレゼントを
作ってくれました。


10人目の孫、私にとって2人目の待望の赤ちゃんを大事に育てたいと思います。
無事に産声をあげられるように、お父ちゃんにお顔を見せられるように
大事に育てていきたいと思います。


そして、1歳の娘にも、これから生まれてくる赤ちゃんにも、
「父親と母親が一緒に家に居る」
ただそれだけの、一番大切な形を大事に大事に家庭を作っていきたいと思います。



数少ないお父ちゃんと私が写った写真から・・・

↓生後1ヶ月のお宮参り。 まだ病気は発症していない頃。


↓生後8ヶ月頃。自営業の整備工場の前で。
整備作業着についたオイルの匂いを覚えていたかったな・・・



↓そして記憶ができた日の写真。
きっと、載せるのは賛否両論あるのだろうけど。
私にとってこの写真は人生の中で大事な写真のひとつです。
悲しい、という印象より、原点 というか、
お父ちゃんとのつながりを感じる というか
何に対してもがんばろう!と思い起こさせてくれる、プラスの一枚です。
大事な最後のツーショットです。




お父ちゃんの分まで生きよう。
お父ちゃんが築きたかったような家庭を家族を作ろう、大事にしていこう。
何に対しても、その時その時精一杯努力して頑張ろう。
お父ちゃんがくれた命。自分を尊重し誇りに思い自信を持って生きよう。


私の生き方で恩返しです。

ありがとう、お父ちゃん。
今でもこれからもずっと大好きです。
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2 コメント

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Unknown (リルラ)
2012-09-06 23:38:04
心に響く温かいメッセージありがとうございました。家族とは、命とは‥‥今ここに存在する自分とは‥など振り返って考えるいい機会になりました。
ありがとうございます (Elicia Flower)
2012-09-09 09:49:27
>リルラさん
コメントありがとうございます。
自分の想いを書いただけだったのですが、誰かのいい機会になったとは嬉しいです。家族が一番ですね。

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