飛騨への旅（その５）

コキアパークで、いっぱい、いっぱい遊んだ私達（ほとんどベルでしたが）は、飛騨清見まで地道を走って帰りました

お宿に戻って来ると、ベルは車の中で充電完了だったのでしょう、またお庭を走り回っていました　　そして、何かに気付いたようで、・・・

「あれ～、おうちのドアが、あいてるよ～」

 

昨日はドアが閉まっていたのですが、今日は中に入ることが出来ました。　　このお家、ピザ窯の製作者である不二男さんが、コツコツ一人で作られたんですよ　　中は、夢ママさんの可愛らしい雰囲気の漂う、セルフのカフェになっています

 

今回は、中でゆっくりお茶をいただくことが出来ませんでしたが、次回に楽しみを取っておこう

 

エルフとベルは、また大好きな川に走って行きました

「にいちゃん、まいにち、ここで、あそべたら、いいね」

 

すると、そこへ、渓流釣りに行く不二男さんの姿が　　「今晩のおかずの一品が、釣れるといいんですけどね～」と、笑顔で歩いて行かれました　　行先は、・・・秘密の場所だそうです

 

さぁ、それを聞いて、エルフとベルも動き出しました

「にいちゃん、おさかな、みつけよ～」「そうやな～、じぶんでたべるぶんは、じぶんでみつけよ～」

 

「ベル～、そっちに、おる～」

「にいちゃん、ボクたちには、むりかも」

 

な～んて、楽しそうに遊んでいました　　エルフとベルには、とても出来ない仕事でしたが、釣り名人の不二男さんは、ちゃんとイワナを釣って来てくれましたよ　　もちろん、夕食においしくいただきました

 

さぁ、次の日の朝になりました　　川に続く道は、クリスマスローズで彩られています　　elfmamaは、宿に着いた時から、八重咲のクリスマスローズの花に　　朝ごはんの時に、夢ママさんに、「こぼれダネの、新しい株、少し分けてもらえます？」と尋ねました。　　「どうぞ、どうぞ、連れて帰って」と、スコップなどの道具を貸してくれました

 

クリスマスローズは、我が家にもあるのですが、八重咲はありません。　　花が咲くまで、まだしばらく時間がかかると思いますが、大切に育てます　

「おかあさん、よかったね、だいすきなおはな、もらえて」

 

 温かな楽しい時間は、あっという間に過ぎて、出発の時間になりました。　　二泊三日なんて、短いな～。　　夢パパさん、夢ママさん、不二男さんの見送りを受けて出発です

 

「おじちゃん、おばちゃん、ありがとう　また、ベルといっしょに、あそびにくるねっ」

 

飛騨清見から、高山の市街を目指します　　今日も、とってもいいお天気　　これなら、お山が綺麗に見えそうやね～

 

私達は、ず～っと山を下って行くのですが、何とこの坂を、下から自転車で上って来る人が　　頑張ってね～

 

向こうに、笠ヶ岳が見えてきました　　頭は、まだ真っ白です

 

高山市内を抜け、　　

 

高山を抜け、国道１５８号を東へ、東へ、　　小八賀川の渓流沿いに、道はクネクネと上りが続きます　　

乗鞍だ～

 

おっ、エルフの大好きな、わんパラの看板が

 

だいぶ、上って来ましたよ

 

あっ、とうとう、わんパラに到着～～

 

あれぇ～、通り過ぎた

 

「なんで～」の、ブーイングが、車内いっぱい　　「エルフ～、ホテルのチェックインまで、まだ大分時間があるから、ちょっと平湯の方に行くね～」

 

わんパラの前を通り過ぎて、トンネルを抜けると、もう平湯温泉です　　向こうにそびえるのは、まだ頭に雪を被ったアルプスの美しい姿　　エルフは、やる気なしお君になってますぅ

「にいちゃん、あとでねっ、つれてって、くれるって」

 

 駐車場には、ひっきりなしにに次から次へと、大型バスがやって来ます　　バスに乗ったら、上高地はすぐそこなのにね。　　エルフとベルも、行けたらいいのにね

 

ちょうど、お昼に近い時間で、トラックの運転手さん達も休憩中でした　　甘え上手のベルは、また、いっぱい撫でてもらいましたよ

「可愛いな～」

 

平湯温泉は、標高が１２５０ｍなのですが、この日の暑かったこと　　この高さで、この暑さですから、神戸は暑いやろな～　　で、特製ソフトクリームの登場です

「はやく、ちょうだい～」

 

レストランは、満員でした　　外国の人も大勢で、スタッフの人は汗だく　　テラス席で食べてもOKということで、お外で食べましたが、日陰が恋しい暑さでした

 

食後に、平湯の森を散策することに

 

森の中に入ると、さすがに涼しかったですよ

 

平湯温泉だけあって、道路沿いでもお湯が沸いていて、温泉たまごが出来ていました

 

夢染人さんでいただいた地酒、「鬼ころし」がとってもおいしかったので、買って帰ることに　　エルフとベルは、暑さを避けて日陰で待ってくれてました

「にいちゃん、おかあさんが、おさけ、かってくるって」

 

わんパラに行くには、まだ少し時間があったので、アルプスにもう少し近づきたくて、新穂高ロープウェイの乗り場付近まで、行ってみることにしました　　国道４７１号から、県道４７５号を走りました

 

新穂高ロープウェイの標識が、見えてきましたよ　　アルプスは、手前の山の向こうに見え隠れしていましたが、奥に行くに連れ、だんだん見え難くなってきて、・・・

 

 

やっと、新穂高総合観光案内所に到着～　　ここから見えるアルプスの姿は、やはり迫力がありました　　関西では見られない、山の美しさです

 

蒲田川は、雪解けの水が急流となって、流れていました

「すごいな～、ゴー、ゴー、いってるよ」

 

新穂高温泉まで、エッサ、エッサ上って来ましたが、３０００ｍ級のアルプスの山々は、近くに行けば行くほど見え難くなるんですね　　さぁ、エルフとベルを乗せて、また山を下ることにしましょう　　平湯温泉を通り過ぎ、トンネルを抜けると、・・・

 

 

お待たせしました～　　エルフ、わんパラやで

 

「やった～」

 

エルフの嬉しそうな顔、そして、ベルは初めてのわんパラです　　さて、わんわんパラダイスでの、ふたりの楽しい時間の報告は、また次回に

 

 

飛騨への旅（その４）

分水嶺公園からですぐのところに、コキアパークがあります　　夏から秋が、コキアの季節　　そして、雪が降り始めると、ここはスキー場になります　　なので、今の季節はシーズンオフ　　入園料はタダです

 

これが、ゲレンデです　　今は、リフトもお休み。　　ゲレンデの端の方に、広～いドッグランがあります　　前に来た時、エルフがとっても喜んだので、ベルも連れて来てやりました

「にいちゃん、ここ、ひろいね～」

 

ドッグランに向かっていると、ドッグランから帰って来たお友達に会いました　　昨年、可愛がっていた柴犬を亡くされて、もう犬は飼わないと決めておられたそうですが、「保護されていたこの子を知り、やっぱりまた飼うことにしました」　　と、おっしゃっていました。　　良かったね～、優しいママに会えて

「おうちが、すぐそばやから、ママとまいにち、ドッグランに、あそびにくるんやって」

 

「にいちゃん、あれ、ドッグラン」

 

さっき会ったワンちゃんが帰った後で、ドッグランはエルフとベルの貸切～

 

「にいちゃん、ドッグランやから、はしってあそぼ～」

 

しきりに、エルフを誘っていましたが、トコトコ歩くだけの兄ちゃんを諦めて・・・

「あっ、チョウチョ、みっけ」

 

「あ～そぼ～」

 

 

「にいちゃ～ん、チョウチョさん、あそばへんって」

「ベルが、はしっていったら、そりゃぁ、にげるで」

 

「あっ、おかあさんや」

 

「おかあさ～ん」

 

足の速いベルから、エルフはあっという間に離されてしまいます　　

「ベル～、にいちゃん、そんなに、はしられへん」

 

私のところまで走って来て、飛びついた後、また兄ちゃんの方に走って行きました

「にいちゃん、おかあさん、おったで」

 

「おかあさ～ん、にいちゃん、うごかへんで」

 

「あっ、またチョウチョさんが、おった」

 

涼しい風が吹き抜ける木陰で、私が休んでいると、エルフもそばに寄って来ました

「おかあさん、ベル、めちゃめちゃ、たのしそうやで」

 

木陰から、ベルの様子を見ていると、・・・

「あ～っ、とりさんが、おった」

 

「あ～そぼ～」

 

 

 

「ベル、たのしそうやな～、ベル～、にいちゃん、ここで、みてるから」

 

 真っ青な空と、緑の芝生　　吹き抜ける風は、さわやかで、

 

いっぱい、いっぱい、ドッグランで走ったベル、本当に楽しそうでした　　少し上の方になりますが、コキアの様子を見に行くことに　　

「にいちゃん、おおきな、やまやね～」「あれねっ、だいにちがたけ、っていうんやで」

 

コキアの様子は、まだこんな感じ　　重機が入って、庭造りの真っ最中　　こちらは、機械で肥料を入れているところでした。　　７月１４日に、オープン。　　緑色のコキアが、秋には真っ赤に色づくそうです

 

涼しい木陰で、エルフもベルも、休憩です

「すずしいね～」

 

しばらく木陰で休んでから、ゲレンデを下りて来たのですが、ベルは、また芝生の上をトコトコ歩く鳥さんを発見

「とりさ～ん、あそぼ～」

 

 

 

この広いゲレンデを、上ったり下ったり、何回往復したことでしょう　　いっぱい走らせてもらって、ありがとう

「ベル～、もう、帰るで～」

 

 

「ボクはねっ、ベルといっしょに、はしって、あそんでやれんかったけど、たのしそうなベルをみているだけで、うれしかったよ」

「まえにきたときも、コキアはまだみどりいろで、ボクも、あかいコキアは、みたことないの」

「まっかになった、コキアを、ベルといっしょに、みにきたいな～」

 「ひだのたびは、まだ、つづきま～す」

 

飛騨への旅（その３）

山の木々は、新しい芽吹きを迎えて、ホンワカと優しい緑色になっています　　朝晩はまだ冷え込みましたが、この青空を見ると、今日はとっても良いお天気になりそうですね

 

東海北陸自動車道は、白鳥ICから飛騨清見までの４車線化の工事の真っ最中　　新しいトンネルも、ほとんど出来上がっていました。　　この間が、今の対面通行でなくなると、運転もうんと楽になりますね　　早く開通すると、いいな～

 

ひるがの高原ＳＡに到着です　　昨日は、大雨のためここでの休憩は出来ませんでした。　　まぁ、停まっても、すぐそばにある大日ケ岳も、何にも見えませんでしたけどね

「くるまが、いっぱいやね～」

 

「あっ、にいちゃん、ソフトクリーム、うってるで」「きのうは、たべられへんかったから、きょうは、かってくれるかな～」

 

ハィ、ハィ、いつもなら、下りのＳＡで必ずソフトクリーム休憩なんですが、昨日はあかんかったもんね　　お待たせしました～

「おかあさん、はやく、はやく～」

 

ＳＡが満車に近かったはずですね、お昼でした　　レストランの人に、「ワンコが一緒なので、お外で食べてもいいですか？」と聞くと、「どうぞ～、いいですよ」との返事。　　で、ソフトクリームを食べた後、お昼ご飯もここで食べて行くことにしました

 

ＳＡにいると、いつも通りかかった色んな人に、頭をなでてもらいます　　

「いい子やね～」

 

 ひるがの高原にはスマートＩＣがあるので、そこから出て地道を走ります　　途中で、白山がこんなに綺麗に見えるところを、前回来た時に発見しました　　今日も、頭に白い雪をかぶった雄大な白山が、美しい姿を見せてくれましたよ

 

土手に咲く芝桜も、とっても綺麗

 

分水嶺公園に、着きました　　

 

今年は、気温の高い日が多かったからでしょうか、楽しみにしていたミズバショウは、もうほとんどが咲き終わっていました

「おかあさん、おはな、もう、さいてないね」

 

でも、厳しい冬を越えた森の木々は、いま一番美しい季節を迎えているのでしょうね

 

分水嶺公園のこの地点で、水は日本海と太平洋に分かれて、流れいくそうです　　

 

公園の中は、木々が作ってくれる影で、涼しいですよ

 

公園の中を流れる水は、いま雪解けの水のため、とっても冷たいです　　エルフは、いつものように慎重に、慎重に、水の深さを確かめて、・・・　　「エルフ、そこやったら入れるで」と言っても、なかなか入りません

「にいちゃん、ボクが、はいってみよか」「ベル～、やめとき、もうちょっと、にいちゃんが、さがすから」

 

 深さはもちろんですが、水の流れが結構急で、エルフとベルは、トコトコ、トコトコ、あっちこっち歩いていました

「にいちゃん、ここは？」

 

ようやく、エルフさん、入りましたよ

「ボクのきにいる、ふかさが、なかなか、みつからへんかったけど、ここやったら、だいじょうぶ」

 

ベルも、初めての公園で、水遊びを楽しみました　　

「きれいな、おみずなんやけどねっ、つめたいから、おテテが、いたくなるよ」

 

分水嶺公園に、初めて来たベルでしたが、とっても気に入ってくれたようです　　

「おかあさん、きねんさつえいやね」

 

ひるがの高原は、さすが高原だけあって、風がとっても爽やかでした　　

 

水で遊んだ後は、今度はベルに思いっ切り走らせてやろうと思い、コキアパークに行ってみることにします

 

 

飛騨への旅（その２）

車の運転を始めて30年、・・・　　今までで、こんなに心細かった事はありませんでした　　神戸に帰って、「あんな大雨の中、よう行ったね～　警報出てたんよ」って言われ、びっくりでした　　

 

飛騨清見のインターを出る頃には、雨はもう小雨になっていました　　待ちわびてくれていた、夢パパさん夢ママさんの暖かさそのままの、玄関です

 

お部屋は、二階です。　　エルフが初めて来た時に、泊まったお部屋　　エルフは、よく覚えていました　　ベルは、早速窓からお外を覗いていました

「にいちゃん、かわが、みえるよ」

 

新名神も名神も、東海北陸自動車道も、全て速度が規制されていて、予定よりずいぶん遅くなりました　　休憩している内に、お外には夕闇が

 

さぁ、夢ママさんの心のこもった夕食が、並びました　　山菜あり、イワナあり、飛騨牛あり、手造りのデザートまで食べると、お腹はいっぱい

 

エルフとベルは、朝からず～っと起きていたので、お部屋にもどるとすぐに寝てしまいました

「ボク、にいちゃんに、くっついて、ねるの」

 

さぁ、次の朝は　　ピカピカの

 

朝食は、洋食です　　焼きたてのパンや、優しい味のスープなどなど、

 

さぁ～、エルフとベル、食後の散歩の始まりです

「にいちゃ～ん、かわ、かわ～」「ベル～、さかみち、きをつけや～」

 

昨日の大雨が、嘘のようなお天気　　川の水が濁っているかな？と、気になっていたのですが、底が見えるくらいに綺麗なままでした

「うわぁ～、にいちゃん、きれいな、おみずやね」「そやろ～、ふくだがわと、ぜんぜん、ちがうやろ」

 

 「にいちゃん、あそぼ、あそぼ～」

 

エルフは、いつものように深さを慎重に選びながら、楽しそうに遊んでいます

「え～っと、まだ、だいじょうぶやな～」

 

それに引き換え、ベルはと言うと、・・・

「きゃっほ～、ボク、こんな、きれいなかわ、はじめてや～」

 

川の中を、あっちにこっちに走り回り、木の枝を見つけてはくわえて岸に上がり、また川の中へ　　ベルの喜ぶ姿を見ているだけで、こちらも楽しくなりました

 

川遊びを思いっ切り楽しんだ後は、　　

「にいちゃ～ん　おにわに、いこ～」「ベル～、にいちゃん、さかみちは、そんなに、はしられへんわ」

 

ベルにとって、見るもの聞くもの、みんな初めて　　興味津々です

 

３年前の大雪で、つぶれてしまったピザ窯も、こんなに可愛く再建されていましたよ

 

お庭を走り回っていたベルが、立ち止まってじ～っと見つめるその先には

「あっ、とりさん」

 

この頃、お庭によく来るそうですよ　　お口にくわえているのは、虫かな？

キセキレイ

 

飛騨清見の春は、神戸よりもずっと遅いようです。　　サクラソウやスイセンが、まだ綺麗に咲いていました

 

大きくなって来た、ブルーベリーの木には、可愛い白い花が沢山咲いていましたよ

 

 ベルが、「あ～そぼ～」と、誘っているのは、ニン君かな？

 

かまってもらえなくても、ベルはとっても楽しそう

「あ～そぼ～、あ～そぼ～」

 

とっても良いお天気に誘われて、ちょっとお出かけすることにしました　　今日も夢染人さんにお泊りするので、夕方までには帰って来ますね～

「ねぇ、いまから、どこに、いくん」

 

さてと、エルフとベルが喜ぶところと言えば、

 

 

飛騨への旅（その１）

１３日の日曜日、それまで晴天続きだった空が一変　　朝起きた時から、エルフ＆ベル地方はとなりました。　　連休明けに決めた３年ぶりの飛騨への旅、天気予報よりも早く大粒の雨が降ってきましたよ　　これじゃあ途中で遊ぶことも出来ないし、お宿に着けばいいからと、小雨になるのを待ちました。

１１時過ぎになって、やっと小雨に。　　よしっ、出発～

 

雨、止んだよ～　　

 

ところが、ところが、神戸JCT辺りから、また大粒の雨が降り始めました

 

３／１８に開通した、新名神に入りました　　綺麗な斜張橋ですね～

 

エルフはと言うと、・・・

「おかあさん、あめ、いっぱい、ふってきたで」

 

空一面、どっかりと雨雲におおわれています　　雨は、どんどん、ひどくなって来ましたが、あっ、あれっ、新名神の人気スポット宝塚北SA　　休日になると、このSAに入るのを待つ車が、列をなすとか　　今日なら、すぐ入れるね～　　なんて言えるだけ、まだ余裕がありました

 

 高槻で、もとの名神に合流。　　この大雨でなければ、山の中を走る快適なドライブだったでしょうね　　

 

近江富士も、雨雲の中　　名神は、大雨のため５０キロ規制となっていました。　　

 

バケツをひっくり返したような雨の中、どこまで走れるかな～

～～～

 

ベルのお目々が、・・・

「おとうさ～ん、おうち、かえろ」

 

一宮JCTから、東海北陸自動車道へ　　山は、上から降りてくる雲に隠れて、これはこれで墨絵のような美しい眺めでした

 

東海北陸自動車道も、５０キロ規制。　　車は、坂道をどんどん上ります

 

ひるがの高原まで、上がって来ましたよ　　大日ケ岳が見えてきました　　頂上には、まだ少し雪が残っていました

 

 気温１１℃　　下界に比べると、やはり寒いですね

 

飛騨清見ICを出て、・・・

 

途中、２回休憩しましたが、エルフとベルとおとうさんは、屋根のあるところまで走る　　でも、ビショビショになったよね　　エルたん、頭が濡れたままやったね　　何だか、とろ～んとしていたエルフの目が、はっきりして来ましたよ

「あれぇ～、このみち、きたことがある」

 

エルフは、やっぱり覚えていましたよ　　ペンション夢染人さんに到着～

 

 「にいちゃん、あめ、やんでる　ここの、おにわ、ひろいね～」「ベル～、おにわの、むこうにはねっ、きれいなかわが、あるんやで」

 

暖かな香りいっぱいのは、ひとつも変わることなく、大雨の中を走り続けた私達を、優しく迎えてくれました

「おばちゃ～ん、おじちゃ～ん、エルフやで」「ベルも、きたよ～」

 

草津ＳＡで休憩して、さぁ出発～。　　ところが、オートロックが効かず、何度か手動でドアを開けましたが、今度はエンジンがかかりません　　大雨の中、「もう、あかん、諦めて帰ろうか？」なんて、気持ちがへこみました　　「頑張れ～」と、エンジンが始動　　何とかここまでたどり着いた私達でしたが、この先、飛騨の旅はどうなったかと言うと・・・