薫山とユッキーのブログ

本・映画と徒然なる日記です。
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死亡フラグが立ちました! 著者 七尾与志

2010-08-10 20:42:54 | 
まず、「このミス大賞シリーズ」と書いてあったので
てっきり「このミステリーがすごい」大賞受賞作品と
思って読んでみましたが
あとがきを読んで納得。。。
正確には「このミステリーがすごい」大賞最終候補作品ということで
受賞作品ではないようです。。
まぎらわしい

表紙から想像したのは
コミカルな作品かと思っていたのですが
シリアスな面とコミカルな面が混ざり合って
どちらも中途半端な感があります。
偶然を装って事故死と思わせるプロの殺し屋の存在は
話の持って行き方でもっと面白い作品になれる題材だと
思うのですが
なぜバナナの皮を使うのか。。
殺し屋は完全犯罪を計画する完璧主義者の一面があるのに
バナナの皮を使うのは、単に話を面白くしたいだけという
作者のエゴも感じました。
ストーリーは読んでて楽しいのですが
引っかかる点も多々あり消化不良な面多数です。
エンディングもよく読めば、ご都合主義の塊で
とても計画的な犯罪者が練りに練ったものとは、とても読み取れません。。。
(だいたい本宮氏がやばいぞ!と叫んで逃げていく理由が
まったくわかりません。。。
主人公たちは何も悪いことしていないので、遠くでサイレンが鳴っているだけなのに
逃げなくってもいいじゃんw)

薫山