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ElectronicsDIY5 web shop weblog

電子工作関連(組み込みシステム、アマチュア無線、測定器自作など)の商品に関して、紹介と補足説明をします。

多目的探測針プローブ(デジタルマルチメーター用/デジタルオシロ用/差動プローブ用 etc)

2018-06-18 14:23:31 | オシロスコープ

多目的 探測針プローブ(デジタルマルチメーター用/デジタルオシロ用/差動プローブ用 etc)

ElectronicsDIY5 web shop

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/

コードに針を差込み、簡単に電圧の測定などが可能

電源ラインなどのcableに刺して、使用する多目的探測針プローブです。

1980円(税込み)送料定形外 無料

お問い合わせ

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=mail&PHPSESSID=0158ad565e32df78442d64f859ce50ae



Hantek DSO4102C 100MHz デジタル オシロスコープ(100MHz 2CH Oscilloscope/Arbitrary Function Generator)

2018-02-12 13:34:57 | オシロスコープ

Hantek DSO4102C 100MHz デジタル オシロスコープ(100MHz 2CH Oscilloscope/25MHz Arbitrary Function Generator)

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www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/

電子工作をこれから楽しみたい方、予算的にdisplay refresh rateが、30000wfm/s以上の現行のSiglent SDS1202X-E/Micsig TO1104/OWON SDS3104E/RIGOL DS1104Zなどの購入は価格的に躊躇されている方向けに、Arbitrary Function Generator 25MHz 1CHも搭載した、100MHz 2CHのデジタルオシロスコープをご紹介します。このオシロスコープは、通常の電子工作で、主にアマチュア無線など、繰り返し信号測定主体の計測では問題のないスペックを有してはいます。オシロとしては、Siglent SDS1102CMLやRIGOL DS1102Eなどと同様に、sampling方式として、real sampling 1GSa/s///equivalent sampling max 25GSa/sを採用しているモデルで、RIGOL DS1102E/DS1052Eが出たころは、標準的仕様でした。これは、そのころのモデルが、display refresh rateが1000-2000wfm/sと遅かったこと(今のやや高いデジタルオシロのようなmax 30000-100000wfm/sのスペックでなかった事)や、memory depthが、このDSO4102Cのように、いわゆる、short memory depth max 40kpointsであること、また、long memory搭載と言えど、2Mpointsほどに限定されていたため、equivalent samplingが採用されていました。このequivalent samplingは、繰り返し信号で有効に使用できます。できれば、memory depthが、40kpoints(short memory depthは、4kpontsのモデルもあったので、40kpointsは、やや多めの設定で、Hantek側が安く供給するためと実際のtime base拡張でのsampling rateが落ちるのをやや軽減するためのtrade offかと思います)でなく、2Mpointsなどのほうがいいのですが、信号発生器がついて、DSO4102Cのような価格設定のものはありません。まあ、だいたいの測定にshort memory 40kpointsで問題ないですが、AM modulationの測定で、1kHzをAM変調するとき(time base 200us/div)のキャリア周波数は、sampling rateが落ちるため、制限があるのは、Keysight 1102A 50MHz modelが、short memory 100kpointsのため、sampling rateが、time base 200us/divで、25MSa/sに落ちるのと同じです。少し、オシロのスペックとしては劣ると言え、通常の電子工作には十分、役に立つので、コスパがいいので、海外で評価が高いモデルになっています。

日本から購入する場合、個人で購入すると、故障の場合は、保証期間の修理依頼などは、Hantekと連絡が取れないために壊れたら、そのままで保証を受けることはできませんが、当方では、Hantekの他の製品で、基板だけを送り、修理完了させた実績があります。このDSO4102Cに関しても、自分のHantek製品が故障した場合と同様の対応を購入者にも行います。

取り扱い価格 41800円(国内最安)

お問い合わせは

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=mail&PHPSESSID=4067afc202e59292a9858847a75083dc

Feature:

  • 2 Channel Digital Oscilloscope + Arbitrary/Function Waveform Generator + Synchronizing Signal + External Trigger;
  • The Keys for osilloscope and waveform generator is seperated for convenient to operate it simultaneously;
  • Large and clear display (7 inch 64K color LCD display, Resolution 800x480), more clear and realistic waveform;
  •  Oscilloscope: 1GSa/s Sample Rate, 200/100/70MHz Bandwidth, more than 20 kinds of auto measurement functions;
  • Powerful Trigger Function: Edge, Video, Pulse, Slope, Over time, Alternative;
  • Arbitrary/Function Waveform Generator: 25MHz, 12 bits resolution, 200MHz DDS, Arbitrary wave/square wave/sine wave/triangle wave/trapezoidal wave/pulse wave/DC is easy to simulate transducer.
  • Support SD card, VGA function (optional);
  • Integrated USB Host, Support USB disk storage, USB interface/SD card system update.

 実機でのレビュー

第一に信号発生機能が、virtual keypadで、0.1Hzまで設定可能なので、この価格ならばいいのではと思います。日本語GUIも実装しています。GUIカラーもblack/blue/green/pink/Yellowに変更可能です、Blueか、Blackが見やすいのではないかと思います。

Sweep signals(1-25MHz sinewave/sweep time 1s)/draw type vector/persist 1.0second

Y-T view

頻度の低い異常信号は、refresh rateが遅いため、persistを併用して、調べていくことになります。persistは、Auto/0.2s/0.4s/0.8s/1.0s/2.0s/4.0s/8.0s/∞(infinite)を選択可能です。Display選択項目に、refresh rate選択項目があり、Auto/30frames/40frames/50framesがあることから、refresh rateは、価格の高いmodelには及びません。

Sweep signals(1-25MHz sinewave/sweep time 1s)/draw type vector/persist 1.0second

FFT View(5MHz/div)

FFT viewは、resolutionが価格の高いmodelより劣るため、BIN widthがかなり広いと思われ、refresh rateは比較的早いです。FFTは、アナログチャンネルは自動でoffとなり、FFT単独で動作します。レベル測定は、カーソルはレベル絶対表示でなく、2つのカーソルの差から、dBV測定する方式で、基線と最大レベル差で、レベル測定します。少し、慣れが必要かと思います。

FG(Gen Out)25MHz sine wave 400mVp-p/Z=50ohms時のSync Trigger out

(Arbitrary waveform/function generatorの仕様に関して)

まず、GEN OUTは、AnritsuなどのSSG同様、出力インピーダンスは、50ohmです。デジタルオシロのFGとしては、これはむしろ、atypicalです。DSO4102Cで、出力 400mVに設定した場合、デジタルオシロ入力に、50ohm loadした場合に、400mVp-pとなります。Keysight 1000X series/Siglent/OWONなどでは、FGは、開放端出力で、デジタルオシロ入力に、50ohm loadした場合は、200mVp-pとなります。DSO4102CのCH1ないし、CH2でGEN Outの出力を正確に測定したい場合は、50ohmでloadする必要があります。

これが一番大事な事ですが、周波数設定は、virtual keypadで、少なくとも、0.1Hzまで、設定可能で、1Hzまで微調整が可能です。今では、OWON XDS3000/3000-E seriesや、Siglent SDS1000X+ seriesのFG機能では、virtual keypadで、1Hzまで、設定周波数を微調整できるようになっているのに反して、逆にKeysight 1000X seriesの信号発生器は、1kHzまでしか、調整できないため、10.000000MHzちょうどを発振できません。このDSO4102Cですが、内部基準による設定周波数は、firmware上ではoffsetは取っていないようで、25MHz設定で、5kHzほど下の周波数を発振するのですが、virtual keypadを装備しているため、25.000000MHzに微調整が可能になっています。

virtual keypad

25.000000MHz 発振するように微調整

ただ、周波数安定度的には、1x10E6程度なので、0.1Hz台はfluctuateします。この価格のFGの安定度は、HDG2022BやSDG1025などの外部基準動作もできるFGの内部基準での安定性と比較し、一桁悪いですが、1Hz台は、短時間では安定していますので、最低、アマチュア無線で受信機修理の時などに使用できるとは言えます。まずは、0.1Hz台まで、keypadで調整できる点がいい点だと思って下さい。第2高調波は、25MHz sine wave出力では、-50dBc程度です。出力レベルは、10mVp-p/Z=50ohmsから3.5Vp-p/Z=50ohmsまで可変可能です。

無線機、受信機の修理、メンテに、-73dBm sine waveをアンテナ入力に入力させる場合、最小出力レベルが、10mVp-p(-36dBm/50ohm)なので、40dB attenuatorを装着して、signal generatorの出力のほうを微調整して、-73dBmになるように調整してやる必要があります。下記の40dB attenuatorを当方でお取り寄せ可能です。DSO4102CのmV台のvoltage set-upは、10mVごとなので、20mVに設定し、40dB attenutionをかけると約-73dBmになります。受信機の調整にはやや誤差があってもいいですが、細かいレベル設定がしたい場合は、dBmで、resolutionがいいsignale generatorが必要ですが、40dB attenuatorでだいたい、区切りよく、約-73dBm程度になります。スペアナ測定の±1.5dBの範囲にははいっています。

0dB/-6dB/-40dB attenuators 価格 1800円

40dB attenuator(BNC) 価格 3000円も入手可能になりました。(2017/12/11)お取り寄せのみ

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=spec&product_id=1195948&category_id=149043&PHPSESSID=0158ad565e32df78442d64f859ce50ae

BNC male ---SMA male変換ケーブル(1m 指定) 価格 1480円


SMA male ---M male 変換ケーブル(50cm 指定) 価格 1780円

上記 3つは、それぞれ、単独入手も可能です。

その他、DSO4102Cのsignal generator BNCコネクターから、無線機/受信機 M型コネクターへの接続変換コネクターやケーブルなどを希望の組み合わせでお取り扱いも致します。

(1)M型male-sma male 変換コネクター 980円

(2)M型male-sma female 変換コネクター 980円


(3)sma male ---sma male cable/20cm cable 2組 1500円

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=spec&product_id=1195626&category_id=149110&PHPSESSID=0158ad565e32df78442d64f859ce50ae

(4)BNC male---sma female 変換コネクター ASK 980円前後

など、希望の変換コネクター、ケーブルの組み合わせになるべく、お答したいとは思います。お問い合わせ下さい。

お問い合わせ

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=spec&product_id=1195626&category_id=149110&PHPSESSID=0158ad565e32df78442d64f859ce50ae


Keysight DSOX1102G 100MHz/信号発生器/I2C UART SPI decoding レビュー

2017-11-09 22:50:24 | オシロスコープ

Keysight DSOX1102G レビュー

実機で気が付いた点をレビューしていきます。デジタルオシロは、今では、中国製のデジタルオシロも一定のレベルと価格が安いために目的によっては、より安い価格で十分な機能を有していますが、Keysightから、1000X seriesがでたので、OWON XDS3000-Eのweblogで少し、信号発生器の違いなどをアップしていましたが、こちらに新たにDSOX1102Gについて、アップします。

しばらくは、ランダムな記述になり、まとまっていませんので、お許し下さい。実機を触りだして、さらに新たに気が付いた点をランダムにアップします。

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まず、実機を触りだす前の情報

(参考情報 Keysight 1000X seriesとのFunction generatorなどの比較)

XDS3104Eより、Keysight 1000X seriesのほうがいいと考える人もいるかと思いますが、事はそう単純ではありません。どの機能が優先するかで事情は変わってくるかと思います。

Keysight 1000X seriesのように信号発生器の周波数変更が10.001MHzまでしか変更できないのものは、無線関係では正直、使い物になりません。少なくとも、1000Xの信号発生器付加モデルをアマチュア無線技士などの方は少なくとも買うのを躊躇するかと思います。Rapsberry PiやArduinoの電子工作では問題ないでしょうが、受信機、無線機などの修理などで使用する場合は問題です。7.100000MHzなどにセットできないのです。

Keysight 1000X seriesは、Keysightのオシロとしては一番安いのですが、無線関係の方が買うにはいくつか、迷う要素があります。最新の情報で、信号発生器は20MHz、1チャンネルで、現在は、10.001MHzの桁(1kHz台)まで変更できるようになってはいますが、1kHz以下はXDS3104Eのように、細かい周波数調整ができません。Infinivision 3000T X seriesでは、virtual keypad採用しているので、技術的に不可能でなく、entry modelだから採用していないようです。1kHz以下の周波数偏移が信号発生器にあるという事で、10.000000MHzを発生させたり周波数の細かいセットができない仕様です。clock oscillatorは、10kHz以上で50ppmのもので、どうもfirmwareでは、10MHzでoffsetをまったく、取っていないようで±500Hzまでのdeviationは許容しないといけない仕様のようです。現在では、OWON XDS3104EやXDS3102AVなどは、firmware上でoffsetを取って、そのままでも、10MHzは、9.999998Hz(XDS3102AV),9.999980MHz(XDS3104E)程度までは、合わせてきています。(1000Xの場合は、10MHzsetでどれだけdeviationがあるか実測しないといけませんが、50ppmのosc clocckで500Hz以上ずれているようです)また、1000X seriesのほうは、オシロとしては新しい試みの機能のFRA(Frequency Response Analysis)機能が信号発生器付きモデルのみ使える仕様ですが、そのresolutionの問題とプロットの正確性は、1kHz程度の誤差は発生する仕様なのは留意すべきです。周波数平行移動させるようなoffsetや10MHzでcalibrationを取るような事はできないので、2.4kHz.-6dB クリスタルフィルターの帯域特性はかなり、center frequency表示がずれるのと、horizontal表示resolutionはlog表示のみで、linear表示できず限定的です。LPFのだいたいの傾向を見るにはいいとは思います。SDR用の100kHz BPFとか、無線機の3kHz crystal filterの-6dB帯域とかの測定が正確に行えるかは検証が必要です。外から、sweepをかけて、FRA機能が使えない仕様なので信号発生器付きモデルを買わないとFRAは使用できません。それと、1000X の50MHzモデルは、memory depthが、100kpointsなので、time base 200us/divでのsampling rateが、25MSa/sまで落ちます。これは、sampling定理を満たす、12.5MHzまでしか、1kHzで変調をかけて、その変調波形描出と変調度測定ができないと言うことで、被変調波 1kHzでのtime base setで、50MHzのAM modulationなどがaliasingで測定できません。12.5MHz以上のキャリアの変調度測定には、70/100MHzモデルを買う必要が無線関係ではおのずと出てきます。

そうすると、I2C/SPI/UARTのデコード オプション追加で、100MHzモデルを買うと、17万円近くになります。ただ、優れた点は、hardware based のlogic analysis機能です。処理は早いですが、電子工作でreal time動作が必要かは人それぞれかと思います。Micsig TO1104はほぼ1000Xと同様の処理を行い、大変早いですので、I2C decodingが主ならば、TO1104を購入して、外部基準の信号発生器を買うのもありです。FRAについては、もう、アマチュア無線関係では、有名な、FRMSがあり、相当優秀ですので、もう自分で製作した方も多いかと思います。FRMSがあれば、信号発生器モデルは、選ばない選択もあり得るでしょう。FRAでもうひとつ、問題なのは、horizontalは、log表示だけで、linear表示に変更できないことです。この方法では、FRMSや、spectrum analyzer/tracking generatorで、horizontal linear表示で見ますので、その比較評価は実際に実機で確認しないといけないでしょう。カーソルがonできるので、それで帯域測定まで正確にできるのかが争点になってくるかと思います。log表示ゆえに、狭い帯域、500Hzなどのcrystal filterの正確な-3dB帯域測定ができるかが問題になってくるでしょう。1000Xで一番ネックなのは、virtual keypadがなく、周波数変更が、1kHz台以上しかできないことです。I2C decodeが主ならば、50MHzで信号発生器付きで、FRAが、1kHzぐらい誤差がokで、そのresolutionに満足できる、信号発生器は1kHz台までの周波数調整でokという場合は、それも場合によりありですが、AM modulationは、200us/divで変調度測定描出ができない事とSPI decodeは機能からはずされてできないので、あきらめる事になります。I2Cのdecodeは、1 lineだけですが、SPIは、第3のチャンネルと言われている、external triggerを1000Xでは、SPIでは利用し、2 lineで、MISO/MOSI同時にdecodeできると言われています。これも実機で確認しないとMSB/LSB firstどちらもokかなど、できれば実機確認する必要はあるでしょう。5年保証なんですが、故障の場合は修理でなく、交換してくれるのはいいですが、5年内の校正はKeysightでは不可で、他で自分でどこか探して、校正を依頼することになるようです。また、これがちょっと問題ですが、5年以降はKeysightでは修理はしないという事で故障すれば、実質、故障のまま、どうしようもない面があります。通常は、10年間はフォローするのが通例なので、安いモデル故、5年までのしばりを設けているのでしょう。まあ、長くてもKeysightのフォローは10年で、たとえば、U1253Aデジタルマルチメーターのある交換部品がもうなく、有償修理もできなくなっています。測定器はそういもので、仮に有償修理ができても、Keysightでは修理代が高いので、修理をやっている会社に依頼するほうがまだ、現実的な修理代で治せる場合があります。50MHzモデルは、I2C/RS232 デコードオプションのみで、SPIが70/100MHzのようにオプションに含まれません。serial bus analysis専用でと、50MHz model,I2Cデコードオプション群を選んだ場合、SPIが含まれないのは残念かなと思います。1000X seriesはこういう注意点がありますので、購入選択する場合はよく検討したほうがいいかと思います。17万だすなら、Siglent SDS1202X+とかも購入できます。ただ、logic analysisのdecode処理だけは、1000X seriesのほうが上です。ですが50MHzモデルにSPIのdecode機能がオプション付加できないことがよくないと思います。このため、50MHzモデルとI2C,RS232だけと言う選択がまたまた躊躇する理由になり得ます。そこで、SPIもdecodeするために、70MHzモデルを選択し、信号発生器はオプション選択しないあたりでいいかとするのもひとつの選択です。 (Keysight 1000X 70/100MHz modelは、max memory depth 1Mpoinsで、200us/divのsampling rateは、250MSa/sあるので、AM modulation波形描出も問題ないです)以上、指摘したところがすべて、見直されるといいと言うか、Keysightが技術的にできない事はないと思いますので、すこし、全体的に残念な面はあります。外国人のyouttubeのレビューはある点は参考にはなりますが、かなり大事な点をいつもと同じでpoint outしていないので、自分でデモ機で確認したほうがいいですが、見方によっては、価格面と搭載機能の能力面でXDS3104Eを買ったほうがいい場合があるのではと当方は思います。XDS3104Eの200us/divでのsampling rateは、100MSa/sですので、この点、AM modulationをHF帯すべて検討するとXDS3104Eのほうを選んだほうがいいとは思います。(Micsig TO1104は、200us/divでsampling rate 250MSa/sあるので、100MHzまで、AM modulation波形描出が可能です) XDS3104Eは、信号発生器は、2CHの上、10.000000MHzまで微調整できますので、attenuatorと組み合わせ、7.100000MHzのsine waveを無線機のアンテナ入力することが可能です。また、位相設定ができ、2CHで直交信号出力できるのも、XDS3104Eのほうのみです。1000Xは、arbitrary waveform generatorでないので、XDS3104Eのような、built-in arbitrary waveformsもありません。

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実機を触りだして、気が付いた点をランダムにアップします。

DSOX1102G memo

1.acquire(収集) normalは、draw type dotsのみで、vector表示はできません。これはyoutubeとかでも言ってなかったと思うので、かなり意外でした。Vector表示がないのはこのモデルしか、当方も知りません。どうして、vector表示のほうも採用しなかったかは、コスト面のためかと思いますが残念だと当方は思います。

(0-100MHz sine wave -10dBm/50ohm external loadで、sweep time 1 secondで確認) sweep 信号を描出させる場合、vector表示で、persistを使いながら、見ることができないのは、ちょっと不利で、これは、選択ポイントで記憶に留めておいたほうがいいかと思います。

2.time baseは、5ns/divまで(2ns/divはないです)

3.残光表示(いわゆるpersist)は、100msまで可変可能。ただし、acquire normalが、draw type dotsだけなので、vector/sinx補正のように、波形表示のintensity gradingによる描出には不利ま面があります。

4.100MHz sine wave -10dBm (200mVp-p/50ohm load)

external 50ohm loadでの、level 177.5mVp-p

141mVp-p/50ohm load以上を満たして、3dB帯域は、100MHz以上あります。これは問題ないです。

5.segmented memoryは、on/off可能で、たとえば、100MHz sine wave -10dBmのsegment設定数は、max 50で、約18usごとに50 segmentに記録し、Stopするような仕様です。一種のrecord機能ですが、かなり短い時間のrecordです。RIGOL 1000Z seriesのrecord option搭載時に可能なrecord機能と同じですが、1000Z seriesがオプションでrecord機能を200USDあたりで購入しないといけない違いがありますが、max 80000frame recordできるのに比較して、かなり、少ないです。ただ、18usごとにrecordしていくのは、display refresh rate的には、58000wfm/sごとの更新で、時間は短いですがが、異常信号の描出に寄与する場合があると考えられます。ただ、50segement maxは実際に役に立つかはちょっと、わかりません。

RIGOL 1000Z seriesは、オプションで、segmented memoryによるrecordがあり、Siglent SDS1202X-Eでは、標準装備で、segmented memory recordができますが、いずれも、max 80000framesでかなり、有用な機能ですが、これも時間的には限定的なので、data loggerになるわけでないですが、max 80000 frame程度、recordできるのは、特に、SDS1202X-Eがsequence modeを搭載しているので、中国製デジタルオシロのほうが機能的には上回っていると言えます。

data loggerになる機能ではないのは、RIGOL 1000Z seriesと同じで、data logger機能がほしい場合は、OWON XDS3000/XDS3000-Eがdata logger機能をrecordが長時間できるので持ってはいますが、その更新レートは1msなどになり、18usよりは遅くはなりますが、場合により、かなり有用です。オシロ選択のひとつの分かれ目です。

6.acquire normalで、残光表示機能が使えます。infiniteのpersist(残光表示)がかけることができる以外に、残光表示を可変でき、その時間を1 secondよりも、小さく、100msまで設定できます.中国デジタルオシロは、Micsig TO1104以外は、1secondが最小ですので、100msまで可変できるのはいいことです。

7.display refresh rateを計測するには、オプション>>補助>>発生出力を""トリガ""にすると、計測可能です。(ただし、draw type dotsでなので、速めに計測される)Gen outに接続して、一般にtrigger out connector接続で計測する display refresh rateをKeysight 1000X seriesでも計測できます。信号発生器を使う場合は、発生出力設定を切り替えます。排他的使用ですので、display refresh rate計測の場合は、別に信号発生器が必要です。

SSG sine wave 100.000000MHz -10dBm/time base 5ns/div時>>>54100wfm/s

SSG sine wave 1.000000MHz -10dBm/time base 200ns/div時>>>48200wfm/s

SSG sine wave 100kHz -10dBm/time base 2us/div時>>>23000wfm/s///sampling rate 2GSa/s維持

以下、FG使用

FG sine wave 10kHz -10dBm/time base 20us/div時>>>2900wfm/s//////sampling rate 2GSa/s維持

FG sine wave 5kHz -10dBm/time base 50us/div時>>>1667wfm/s///sampling rate 1GSa/sへ低下

FG sine wave 1kHz -10dBm/time base 200us/div時>>>334wfm/s/// sampling rate 250MSa/sへ低下

Keysight 1000X series 70/100MHzは、100MHz carrierを1kHz sine waveでaliasingをおこさずに変調波形を描出でき、変調度測定が可能

8.SSG 10.000000MHz sine wave -10dBm(DSOX1102G CH1入力 50ohm load)を外部基準動作の周波数カウンターで周波数測定>>>9.999872MHz

聞いていたよりは、deviationが少ない結果です。内部基準の信号発生器としては、そう悪い結果とは言えないですが、最小周波数可変が、0.01MHzなので、10.01に設定すると、10.009872MHzになります。これが、オプションの信号発生器の欠点です。10.000000MHzに微調整ができません。ただ、信号発生器がないと、FRAが使用できないので、これを我慢して、FRAを使用できるように信号発生器オプションを購入するかどうかです。信号発生周波数は、10MHzで、128Hz程度なら、まあ使えるとも言えますが、もうひとつ問題が、FRAのhorizontal表示unitが、log表示だけらしいことです。通常は、linear表示で、BPF 3kHz,-6dBは、spectrum analyzer/tracking generatorで測定しますので、3kHzは 無理にしても、SDR用100kHz BPFが実用的に測定できるかは、アマチュア無線では問題になってきます。

9.信号発生器 波形発生

sine wave 20MHzまで

square wave 10MHzまで

ramp wave 200kHzまで

pulse wave 10MHzまで

DC

ノイズ

変調は、AM,FM,FSKが可能/ 10MHz carrier 400mVp-p (Hi-Zと50ohm 選択可能) 変調度設定 50%など可変可能

Keysightの信号発生器も他のFGとかと同じで、出力は開放端です。別のオシロ 1Mohm入力で測定する場合、DSOX1102Gの出力負荷を高インピーダンスを選択、400mVp-p にセットすると、測定するオシロ側でも、約400mVp-pのレベルで測定されます。DSOX1102Gの出力負荷を変更しても、信号レベルは変わりません。出力負荷を、50Ωに変更すると、DSOX1102Gの振幅表示が自動で、200mVp-pに変更され、別のオシロ測定で、50ohm loadで測定する場合、200mVp-p,50ohmと測定される結果に一致するように変更されます。いずれにしても、Siglent SDG1025などの仕様とまったく同じ仕様です。

10.memory depthは、たとえば、1K/10K/10K/1Mなどと変更できません。time baseで自動変更されているか、1Mpoints固定かです。

11.FFTは、他のオシロと仕様が違うので、感じた事を記載します。まず、FFTでも残光表示(persist)が使えます。FFTのmemory sizeがさだかでないですが。見かけ上、更新レートは以下のyoutubeのように早いのですが、他のオシロと比較し、かなり、BIN widthが広いと思います。繰り返し信号はcenterでその周波数で正確に測定でき、レベルもdBV/Vrmsで正確に計測できます。

ただ、BIN widthが広いため、persistと連動させて、BPFの帯域測定をする場合、3dB帯域が本来、110kHzであっても、4MHzぐらいとカーソル計測で結果表示してしまいます。Siglent SDS1202X-Eは、他のRIGOL DS1000Z seriesなどで、FFT viewの更新レートが遅く、persistがないことで、BPF帯域特性が計測できませんでしたが、SDS1202X-Eは、FFTのmemoryが1MBに増設されても、BIN widthは、かなり狭いままなので、波形更新自体は、遅いままで、2wfm/sのままですが、plot数が大幅に増えて、BW 100kHzの7MHz BPFがかなり正確に計測できる余地を残しています。Keysight DSOX1102Gでは、他のオシロと比較して、BIN widthが広いためにBPFの簡易計測が不正確過ぎて、この目的では使用できません。

また、draw typeがdotsであることも下記の動画でよくわかります。vector表示にはできません。

MSOX1102G FFT span 200MHzSweep 0 100MHz sweep time 0 5s

https://www.youtube.com/watch?v=pzcK7EouESo&feature=youtu.be

ただし、どのオシロでも、アナログ2CHで、7MHz BPFなどは、入出力 50ohmの微調整とcenter frequncy調整は可能です。接続方法は、FRAと同じで、Gen outから、7.1MHz 200mVp-p/50ohmを7MHz BPFに入れる場合、CH1の波形は、最小に7MHz 入力側variable capacitorを調整すると、ちょうど、100mVp-pにdivideされます。7MHz BPF出力側は、出力側variable capacitorをCH2波形が最大になるように調整すると、Gen out周波数(7.100MHzなど)で調整できます。

12.Trigger modeにalternate trigger modeがありません。display refresh rate 30000wfm/s以上のデジタルオシロでは、OWON XDS3102AVなど、XDS3000 seriesのみ、当方からの希望でalternate trigger modeを途中から搭載するようになっています。

13.100MHz modelは、AM modulationは、100MHz carrierまで問題ありません。

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Serial Bus 解析は、オプションです。Busボタンを押して、"シリアル バス"を選択し、モード選択し、Triggerボタンで、特殊トリガー設定をします、操作はいたって、簡単です。

I2C decoding

Micsig TO1104同様 トリガ条件にフレームがあります。

このフレームは、RIGOL,OWON,Siglentのオシロになく、このKeysight 1000X seriesか、Micsig TO1104のみです。DSOX1102Gは、hardware based logic analyzerなので、高速処理を行います。serial bus analysisが主であれば、このDSOX1102Gは選択肢のひとつです。

トリガ条件設定は、フレームで、address read/data /dataで設定できるのは、Micsig TO1104と同様です。ただ、10bitは対応していません。それと、decode結果は、hex表示のみで、binary/ascii/decimalへの変換は自分で行う必要はあります。

70MHz modelで、I2C/SPI/UARTは、オプションです。ただ、I2Cは、NXP仕様のLSB Firstのみで、MSB first選択はありません。それと、50MHz modelは、SPI decodingができないので、I2C/SPI/UART(RS232)をすべて、行いたい場合は、上位モデルの70/100MHz modelを購入する必要があるのが、どれを買うのかを迷うと思います。70MHz model とI2C/SPI/UARTオプションで,11万程度になるので、Micsig 100MHz model TO1104が7万程度なので、I2Cは、TO1104も同等の高速処理をして、フレーム設定できるので、TO1104を選択する道もあります。battery内臓も重視するなら、TO1104です。11万という価格は、OWON XDS3104Eと競合してきます。信号発生器で、1Hzまで微調整するには、OWON XDS3104E/XDS3102AVや、Sigelnt SDS1102X+/SDS1202X+ですし、200MHz modelがほしい場合は、Sigelnt SDS1202X-Eが今はトレンドです。

UART(RS232) decoding

SPI decoding (50MHz modelでは、使用できません)

どうも、SPIは、まだ、バグがありそうです。CSをtime outに設定すると、上記のように、CH2/External Trig(actually it is so-called the general purpose digital input!!)がthird channelとして働き、MISO.MOSI 2lineでdecodingしますが、CSをCH2に設定すると正常にdecodeできないみたいです。また、情報があれば、更新します。External Trigは、offでも、decode自体には、影響しません。表示情報もおかしい気がします。

MOSI,MISOとも2,もしくは、両方"外部"に設定するしかないです。

今のところ、CH2にCS設定して、MOSIだけ、Ext Trigをdigital input chanell設定(外部)にして、1 line decodingすることはできないようです。また、情報があれば更新します。

(参考)

下記のように。-CSをCH2に設定するとdecodingは正常にしないようです。

Keysight DSOX1000 marketing FAIL and SPI decode issue

https://www.youtube.com/watch?v=dm9sGL9Rmv4&t=197s

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DSOX1102G 100MHz

FG Siglent SDG1025 1kHz sine wave -10dBmを測定

display refresh rate 334wfm/s(time base 200us/divで、sampling rate 250MSa/sまで落ちますが、sampling定理を満たす、125MHz以下のcarrierの1kHz 変調波を正常描出し、変調度測定がDSOX1102Gでは、可能です。

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FRAのtestの前に

入出力 50ohm設計の7MHz BPFは、Gen Outが開放端なので、そのまま接続、DSOX1102Gとは、50ohm loadして、接続すれば、impedance matchingが取れていると考えられます。また、結果をアップします。log表示だけというのがどういう結果になるかです。

最小周波数は、20Hz/100Hz/1.0kHz/10kHz/100kHz/1.0MHz/10MHz/20MHzにしか、セットできません。

最大周波数は、100Hz/1.0kHz/10kHz/100kHz/1.0MHz/10MHz/20MHzにしか、セットできません。

出力負荷は、50Ω/高インピーダンスに設定できますが、たぶん、50Ω設定するのが無難だと思います。

予想外に測定結果はよくないです。セットアップは、7MHz BPFを測定する場合は、最小周波数 1MHz/最大周波数 10MHz以外にセットアップできません。実行後には、カーソルは、1MHz/1.25MHz/1.585MHz/1.995MHz/2.512MHz/3.162MHz/3.981MHz/5.012MHz/6.310MHz/7.943MHz/10.00MHz/12.59MHz/15.85MHz/19.95MHz/20.00MHzのみしか、移動できません。

7MHz BPF center frequency 7.1MHz,insertion loss -5.5dB,3dB帯域110kHz

7MHz BPF 100kHzを正確には測定できませんでした。

再テスト(最小周波数 1MHz/最大周波数 10MHzセットでは、10 plotsだけなので、どうしようもないです。LOL)youtubeで、70plotting程度の動作を見ていて、もっと、多くのplotsができるようになっているかと思いましたが、逆に古いfirmwareのようでした。ですが、仮に100plotsとかでも少なすぎなので、FRA(BODE Plots)は、7MHzなど高めの周波数では実用的にはDSA815-TG/VNWA3.0/FRMSなどのsubstituteにはならないようです。Mathworksでボーデ線図などを勉強している学生さんとかならいいのかもしれません。あと、DVMがimplementされていないDSOX1102Gもあるようで、購入するならば、最新のfirmwareを要求しないと、dvm搭載で、一番最新のFRA programで使えないと思います。自分であとで、firmware updateができるsystemでないので、万一、FRA動作がplotting数が少ない場合は、古いprogramなので、送って、firmware updateを受けないといけないように思います。

やはり、BIN widthが広いので、最後は、内臓信号発生器を7.0MHzから、7.2MHまでmanualで発振周波数を変化させ、残光表示(persist)infiniteにして、bandwidthを測定してみましたが、まったく、正確に測定できません。実際は、5dB落ちでは、帯域幅160kHz程度ですが、4MHz程度と計測してしまいます。draw type dotsのみなので、FFTのBIN widthがこういう感じだとかなり検証していて、どうかなと思います。SPIもCS設定が現時点できないので、50MHz modelで、I2C/UART(RS232)optionを購入するという選択で、hardware based decoding用に購入するとかならいいかとは思います。

以下の様に、1kHz BPFのような低い周波数では有効なようです。前述してあるように、信号発生器自体、1kHz以下が微調整できないことと、7MHz BPFなどのFRA結果がプロットが少なすぎて、7MHz BPFの3dB帯域がまったく、測定できないのはかなりよくないです。

Keysight 1000 X-Series Oscilloscope Bode Plots

https://www.youtube.com/watch?v=ahwZTZzYVzQ&t=240s


OWON New Model 100MHz XDS3102AV レビュー(日本語)

2017-10-15 14:47:19 | オシロスコープ

OWON New Model 100MHz XDS3102AV レビュー


ElectronicsDIY5 web shop

www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/

すべてのモデルをオプションを含め、お取り扱いが可能です。お問い合わせください。

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OWON XDS3000 Series n-in-1 DSO

http://www.owon.com.hk/products_info.asp?ParentID=57&SortID=87&ProID=182#sthash.UKVVKPZ0.dpbs

日本語フォントへのtranslateをしていましたが、当方で取り扱いするモデルは日本語GUI対応致しました。

まだ機能は追加されていっています。現在のversionのfirmwareでは、DMM(オプション)にdata acquisition(DAQ)機能追加/USB Hostからの通常update対応/Function generator(オプション)のphase変更(delay機能)もできるようになっています。

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日本語版

 (OWON 100MHz 1GS/s N-in-1 12-Bits Digital Oscilloscope)

OWONから、新しいモデルのデジタルオシロとして、マルチファンクションなオシロがリリースされています。当方では、XDS3102AVをフルオプションで動作検証しています。当方では、100MHzモデルとしては、、Vertical resolution 12bits modelのXDS3102AVと8bits modelのXDS3102Vを扱っています。他のモデルは別途、お問い合わせ下さい。

Single trigger波形は、OWON XDS3102AVのほうががきれいです。(RIGOL MSO/DS1000Z と比較)

PC-Based Software は、Win7/Win8/Win10 32bit/64bit すべてで問題なく、動作します。

(WiFi)WiFi オプションを購入すると、Android tabletのソフト(OWON XDS3000A App)を使用して、波形表示とカーソル使用で基本計測項目を選択して、各測定が可能です。

OWON XDS3000A App(Plz set XDS3000 as WiFi AP or STN)

http://files.owon.com.cn//software/PC/OSC3000.rar

Android more than ver.4.0

また、Amazon Fire OSでも、使用可能です。

(WiFi オプションについて)

注文時に組み込む形であとで追加はできません。WiFiは、STNとAPの両方に対応しています。ふつうは、接続が便利なAPで接続しています。これは、XDS3102AVがアクセスポイントとして機能し、Tabletに接続します。android用のアプリが無償で用意されています。tabletは、タッチパネル機能があるわけですので、測定項目選択して、測定結果を表示したり、カーソル機能で垂直軸、水平軸のカーソルをタッチで移動させ、測定することにも対応しています。Screen Print画像をメールで送ることも可能です。WiFi APで接続確立していても、オシロ本体も操作が可能なので、Tabletで操作が不可能な変更はオシロでできます。


(3)25MHz 2CH(Dual Channels) Arb/Signal generator(オプション)

delay設定(位相変更)が可能になりました。

オプションで、25MHz 2チャンネルのArbitrary/Sigenal Generatorを組み込むことができます。安く入手可能です。この信号発生器は、内部基準動作の信号発生器としては、オフセットが取れており、10MHzで設定すると、9.999998MHzあたりまで、正確に出力します。しかも、pop-upするkeypadが装備されていて、1Hzまで、周波数変更が可能で、正確な周波数カウンター(外部基準)で、10.000002MHzに設定すると、10.000000MHzに設定変更が可能です。また、周波数カウンター機能が標準装備されていますが、そちらも、周波数測定を10MHzならば、10.00000MHzまで正確に測定できるオフセットがすでに取れています。PICなどで、DDS信号発生器や周波数カウンターを自分で製作した経験がある人は、stand-aloneでも、PC-Basedでも、実際の出力周波数や読み取り周波数をオフセットがとれるように、プログラムに組み込むことが一般的ですが、RIGOL MSO/DS1000Z seriesや、Siglent SDS1000X seriesや、今までのこの価格帯のデジタルオシロの周波数カウンターでは、内部基準のため、そのppmに沿った、周波数偏移を反映した測定誤差をそのまま、認めざるを得なかったわけです。しかし、OWON XDS3102AVでは、その周波数誤差が信号発生器でも周波数カウンターでもその周波数偏移をうまく、オフセットを取っています。ソースコードでできるとは思っていましたが、それをきちんと、やっています。他にも、バッテリー搭載(オプション)や、VGA出力(Vは、標準装備)で、LCDディスプレー表示もできるわけですから、初めて、電子工作をするデジタルオシロとしては、一番いいかもしれません。


(4)VGA portは有用です。Display表示と同等の表示を維持し、refresh rateに影響を与えません。組み込み済みを基本設定とします。


(5)波形更新は、memory depthが、1000pointsでは、100MHz,-10dBm sinewave(CH1)では、45000wfm/sほどありました。Signal Generatorが、dualでも、切り替えで、trigger outを計測できます。Sweep信号を入れてみましたが、short memoryでは、1MHz-100MHz sweep,sweep 200msなどで、見ていますが、RIGOL DS1000Z/Siglent SDS1000Xより早いです。
(6)PC softwareのUSB driverは、defaultで自動でインストールされません。できない場合はフォローします。


(7)OWONの有線LANのセットアップ方法は、Siglent,RIGOLとは異なり、DHCPをAUTOでセットアップしても、それだけでは接続確立できません。一応、マニュアルに方法は書いてありますが、接続確立できない場合はフォローします。

OWON XDS3000seriesは、PCで、有線LANで接続確立して、PCから、コントロール状態にある場合も、Wireless LANで、android 専用アプリで描出させて、コントロールができます。仮にVGAで、LCDディスプレーで大きな画面でみるのと同時にタブレット、PCをいちいち、コントロールを変更せずに同時に交互に使用できます。どちらを操作しようとそのコントロールが可能で、実際、これはかなり便利です。当たり前に一見、思うかもしれませんが、これが今までできるものはありませんでした。(特にオシロ本体とPCソフト間で)


(8)RIGOL DS1000Z seriesのようなScreen Print(OWONでは、Image Transfer)と同じようにbmp.fileでImage転送のほか、BIN.fileの転送が可能です。
(9)上記、2つのPC softwareへの接続ができない間は、WiFi dongleのAP modeで接続し、data転送していましたが、そういう接続も可能な場合があります。
(10)XY modeをテストしてみました。この例ではIQ信号の計測が可能です。


(13)Intensity Grading 8bit versionである、XDS3102Vでは、Intensity Gradingが、newest firmwareで改善されまた、カラー表示対応になりました。12bit versionは、まだ、intensity gradingが8諧調程度です。
(14)Optionsのbattery 13200mA(3hour)は、本体入手時のみのお取り扱いになります。
(15)Analogue 3dB帯域は、100MHzよりやや広い程度です。
(16)AM変調波測定を実施しました。測定 2種(キャリアー周波数のtime base/被変調周波数 3kHzなどのtime baseの測定が可能で、被変調周波数 3kHzなどのtime base(us-ms)では、sampling frequencyが、100MSa/sなどに落ちるので、キャリアー周波数が高い場合は、sampling定理を満たすようにmemory depthを自分で20MB/40MBなど、deep memory depthに変更する必要があります。被変調波測定のtime baseでは、大方、40MB deep memory depthでも、100MSa/sなので、変調度測定できるキャリアー周波数の上限は、おおかた50MHzまでです。


(17)Android applicationの表示波形更新は、PC-Based softwareよりはいいです。あと、screen print(image transfer)が可能で、e-mailで、png fileで画像を送信する機能があります.

後部カバーをはずし、内部を見てみました。voidのシールはないので、開けるのはokです。と言うか、起動できなくなった場合は、まずは、patchでbootloader modeでfirmware書き込みができるため、実際、返却しないといけない状況は起こりにくいですが、万一の場合は、main boardだけ、返却するなどで済む場合もあり、1200円程度で、送り返すことができます。HantekのHDG2022Bをmain boardだけ、返却するのと同等の対応になるはずです。内部電源は、XDS3102AVでは、きちんと、シールドされていました。また、内部基準発振回路と思われる回路上は、アルミ ケースでシールドされていました。

10MHz sinewave 400mVp-p(CH1 25MHz Arb/Function Generator)/XDS3102AV Setting :Acquisition Mode:Sample/Memory Depth 1000pts/Run Mode

10MHz sinewave 400mVp-p(CH1 25MHz Arb/Function Generator)/XDS3102AV Setting :Acquisition Mode:Sample/Memory Depth 1000pts/Single Trigger Mode

(21)Record機能は、標準装備で、1-1000 frame 変更可能/ Interval 10ms-10s変更可能です。

Record

Playback

上記は、InternalでRecord機能を使用した例ですが、USB Flash Memory(UDisk)でExternal設定で、波形記録も可能です。容量いっぱい、infiniteに記録することも可能で、そのRecordは、wave_record0.bin として、記録でき、これは、PC-Based Softwareの付属機能である、Auto Playerで波形表示を1/100の早さのスロー再生で波形確認できます。下記の例は、1000wave指定で、recordした例です。BIN.FileをPlayerで波形の時間経緯を見ることができるソフトを初めて見ました。


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Persistなどのpara-meterはRecordを選択した後は、変更できません。あらかじめ、設定変更しておきます。Sweep 信号sinewave 1-100MHz 200mVp-p,sweep time 500msをオシロ Acquisition mode: Sample(normal sampling),short memory depth 1000ptsをrecordする場合に、persist 5sをかけた場合のImageです。recordは、1000frame,10msの設定の例です。10msごとに更新記録される波形に5sのpersistをかけて描出させ、更新速度が遅いことを補うことができます。Siglent SDS1000X seriesでは、現時点、persistを使っていても、recordでこのpersistを反映させることはできません。recordが、interval setting自体は、1usまででき、実際にも、23usなど、かなり、resolutionがいい記録を行うので、normal samplingで見えていたものは、かなりの確率で、segmented memoryのどこかに記録されるのですが、できれば、OWONのようにpersistを反映するほうが視覚的に見れて、有利です。persist 5sで、recordでは、interval 10msの場合、persist 1sのnormal samplingの表示のように見えます。

(22)Pass/Failも問題なく、使用可能です。

(23)Logic/Bus Triggerは、Defaultで使用可能です。少なくとも、I2C.SPIなどでtriggerをかける機能は使えます。decode optionに関係なく、I2Cなどの特殊トリガーをかけることができます。

(24)AD converterは、HAD1520 (High Speed Multi-Mode 8/12-Bit 1000 MSPS A/D Converter)を搭載していることが確認されています。data sheetからある程度、multi-modeの意味は理解できるかと思います。XDS3102AVでは、8bit/12bitの切り替えが原則可能ですが、ある設定では、8bit固定になっています。XDS3102でも同じchipを搭載しているのではないかとも想像できます。
(25)Math機能のFFTは、RIGOLに比較するとその更新レートは早いです。FFTは、RIGOL.Siglentより、OWONのほうが優れています。CH1で、FFTをactivateすると、trigger outの表示は変わりませんが、実際のCH1の波形更新も、FFTと同じ程度に落ちます。ある程度、帯域の広いBPFならば、ある程度の測定は可能です。persistは、FFTでも機能しています

Function Generator Set-Up: 5-20MHz 400mVp-p/sweep time 10ms


(26)タッチパネルは、電源測定などの使用で、波形拡大表示させる場合、即座にフォーカスできて、やはり非常に便利です。当然なのですが、カーソルも操作できます。

(27)Hardware Frequency Counterのsensitivity

ハードウェア周波数カウンターの感度は、およそ、4mVp-pとすこぶるいいです。XDS3102AVは、周波数カウンターは、RIGOL,Siglentよりも周波数を正確に測定が可能です。よくoff-setが取れています。optionのsignal generatorの出力周波数も数Hzしか誤差がないので、この2点はOWONが優れています。それに2CH同時に計測ができるのもOWONだけです。

Siglent SDG2122X /10MHz 外部基準(GPS Z3805A)

7.100000000MHz sinewave 4mVp-p(Hi-Z)/XDS3120AV average sampling

28)4mVp-p以下の小信号測定に関して

4mVp-p以下の信号は、繰り返し信号(sinewave etc)でもmeasureで周波数測定はできません。ただし、XDS3102AVは、vertical resolution設定は、1mVp-pまで設定可能になっており、特に2mVp-p/divと1mVp-p/divでは、20MHz以上の波形をeliminateするために20MHz LPFが自動で設定変更される代わりに、5MHzなど、20MHz以下の信号レベルをSiglent SDS1000X series同様に、500uV(50ohm)/-62dBmの信号レベルをかなり正確に測定することが可能になっています。

50ohm feed through terminatorで、50ohm loadして、SSGと接続した場合の無信号noise levelです。(XDS3102AV 1mV/div設定/Memory depth 40MB)1.520mVp-pと測定されています。(SSG接続により、noise levelは、無接続時より上昇が見られました。原因はわかりませんが、若干、反射があるようでした。)

SSGで、sinewave 5MHz -62dBmをXDS3102AV CH1に入力させてみます。2.000mVp-pと測定され、480uVp-p(50ohm load)と計測され、ほぼ正確な測定ができています。

(29)XDS3102AVでは、付属プローブでのcompensation調整をするためのソフトが組み込まれています。プローブですが、基本の10cmほどのアース線は脱着可能で、表面実装部品などの測定用に、短いアースラインで測定できるように標準クリップカバーをはずして、ばね状になった短いアースラインを取り付けることが可能です。

(32)XDS3102AVでは、Siglent,RIGOLのように直接、refrerence waveボタンはないですが、SAVEの中にWAVE Object&Showにsetting1などにBIN.file保存がinternalにできます。青のwaveformがreference waveになります。

(33)マルチメーター オプションは、4000countsです。4000countsあれば、initial testには必要最低限能力はあると言えます。当方で販売している電流プローブを接続しておくとことができ、便利です。

(34)2種類のdecode optionが供給可能になりました。

(1)CAN decoding option

(2)I2C,SPI,RS232 decoding option

 本体とともに注文の場合は組み込み済みで、あとから、decode optionの追加の注文の場合は、patchをあてるため、PC-Softwareを供給することになります。decodeは、Binary/Hex/decimal/ASCIIに対応します。すでにaddress/data triggerが標準搭載されていますので、0x6Eにaddress triggerをかけることなどができます。

I2C decode(address trigger as 0x6E)

Event Table表示

Advanced triggerでは、address triggerばかりでなく、data triggerも問題なく、可能です。下記は、25Hでdata triggerをかけた様子です。

CAN decode(Input Type CAN_H/Sample Point 50%/Common Baud 100000)(Condition Start)もこのように可能です。

Event Table

(35)sinx/x interpolation機能がon/offできるようになりました。

(36)Alternate trigger modeが加わりました。refresh rateが、30000wfm/s以上の当方取り扱い機種でalternate設定できるのは、XDS3000 seriesのみです。

100MHz sinewave (Anritsu SSG )/25MHz sinewave (Arb/Functional Generator of XDS3102AV)

(37)promotionしている電流プローブで、SDRトランシーバー SDR-1000の受信時消費電流を測定してみました。単位は、Aに変更可能です。

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VGA-HDMI 変換デバイス

HDMI出力対応にするアダプター(HDMI対応 LCD Display用)

問題なく、使用可能なことを検証しました。Shopのほうで、オプションとして、注文を受け付けます。

XDS3102AV Sweep 1-100MHz -6dBm sweep time 1second_using VGA-HDMI converting device

https://www.youtube.com/watch?v=rUi6qrtNMP0&feature=youtu.be

OWON XDS3102AVには、VGA出力機能がありますが、VGA-HDMI converting deviceで、HDMI出力へ変換し、LCD Displayへ表示させました。観測波形は、スイープ信号 サイン波 1MHz-100MHz -6dBm、スイープ時間 1秒です。XDS3102AVのsettingは、memory depth 1kpoints,time base 20ns/divです。この時のtrigger outは、約23000Hzで、Refresh rateは、約23000wfm/sと判断します。

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