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一年中読書週間

自分の読んだ本の紹介と感想

「エレファントヘッド」(白井智之著)を読んだ。

2023-12-18 11:19:31 | Weblog

「エレファントヘッド」(白井智之著)を読んだ。

これまで多くの変わった推理小説を読んできたが、この作品は特に異質です。わたしには理解不能でした。読むのに疲れました。二回は読みたくありません。頭がおかしくなりそうです。

「このミステリーがすごい! 2024年版」国内編第四位の作品ですが、納得出来ません。

面白くなかったかと聞かれたら、興味深く読んだ、と答えます。なかなか凝った作品です。でもわたしには付いて行けません。読まなければ良かったかも。


「頬に哀しみを刻め」を読んだ。

2023-12-14 17:50:13 | Weblog

『このミステリーがすごい! 2024年版』海外編第1位の作品だ。

黒人と白人の父親がそれぞれの息子を殺した犯人を二人で追い詰める話。

この二人が滅法強い! 二人の息子たちはゲイのカップルで、子供もいる。

何人も死ぬ抗争を書いていて、拳銃やライフルももちろん出てくる。わたしは拳銃が出てくる話は好きではないので、そういう意味ではあまり気に入った作品ではないが、それなりに面白くはあった。ゲイの二人を殺す指示を出した黒幕は意外な人物であり、まあそうなんだろうが、無理矢理感がある。海外編第1位の作品としては納得していない。


「存在のすべてを」を読んだ。

2023-12-09 09:41:28 | Weblog

「存在のすべてを」を読んだ。これはいい話だ。

神奈川県で発生した、二児同時誘拐事件。最初の被害児童は、無事に保護されるが、2人目の子供は、安否がわからぬままとなっていた。それから3年後、祖父母の家に、誘拐された子供が帰ってきた…。3年間に何があったのか。

この誘拐された子によって、多くの人の人生が大きく変化する。この子の行く末を懸念した他人である夫婦が辿る波乱の道は、崇高であり、悲劇的でもある。

写実画家というものの有り様が書かれているが、とんでもなく大変だ。


「推し燃ゆ」を読んだ。

2023-10-21 13:33:03 | Weblog

「推し燃ゆ」を読んだ。第164回芥川賞受賞作品です。

あるグループの一人のファンである女性の話。その女性の「推し」である男性がファンの女性を殴ってしまって、その女性の人生に変化が起きる。

ファンの「推し」に対する熱狂ぶりがよく分かる作品だ。実際にこういう女性は多いのだろう。昨今のジャニーズ事務所問題ではないが、多くの女性には「推し」がいて、「推し」のスキャンダルは彼女たちの人生にも多くの影響を与えているのだ。それが良いことなのかそうでもないのかわたしには分からないが、「推し」のエネルギーはとても大きい!


「処刑台広場の女」を読んだ。

2023-10-02 19:05:28 | Weblog

「処刑台広場の女」(マーティン・エドワーズ著)を読んだ。

なんとも言えないタイトルに惹かれて購入した。かなり後半までは面白く思って読んでいたが、終わりに近づくに従ってなにがなんだかよく分からなくなってきた。登場人物が多くて、全てを覚えきれず、メモまでして読んでいたが、結局あいまいな理解でお茶を濁すことにした。読みたい本がたくさんあるので、この本だけにかかずらってはいられない。

いたずらに複雑にしている気がする。わたしはハッキリしたストーリーが好きだ。


「踏切の幽霊」を読んだ。

2023-07-03 13:39:57 | Weblog

「踏切の幽霊」を読んだ。第169回直木賞候補作品だ。

踏切に出る幽霊の物語。都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。

この本では、完全に幽霊の存在を肯定している。その幽霊がいろいろと事象を起こす。

わたしは幽霊を見たことがないので肯定も否定もしないが、幽霊が存在していても不思議ではないと思っている。最近起きたタイタニック見学潜水艇ツアー事故も幽霊の仕業じゃないかと考えている。

直木賞の受賞にはちょっと追いつかないかもしれないが、なかなか面白く読んだ。いい話だ。人は自分なりに精一杯生きて行くほかないのだ。


スマホはもう必需品だからなぁ。

2023-06-21 13:57:05 | Weblog

ここでUQのスマホにカミさんと二人で契約した。カミさんがいままで使っていたスマホの充電時間が4時間も掛かるようになったからだ。しかも電池の減るのが滅法早い。もしかしたら、100%と表示されても100%充電されていなかったのかもしれない。

どこのキャリアにしようかいろいろ調べたが、やはり通信費が安い方がいい。近所にある大型電気店の店員に相談してUQのスマホに決めた。通信費は月に1200円くらいだ。本体価格は1台14000円。

大方のデータは移せるのだが、やはりメアドや電話番号の変更はそれぞれのアプリで行わなければならず、結構大変だった。

こんな大変なことを数年に一回多くのひとがやっているんだなぁ。

年寄りには荷が重いだろうなぁ。

スマホはもう必需品だからなぁ。

わたしの孫は女の子でまだ3歳だが、それはそれは上手にスマホを操作して、自分の見たい動画を見ている。ボリュームまで変えている。驚いたわ!


「君のクイズ」を読んだ。

2023-05-08 20:30:34 | Weblog

「君のクイズ」を読んだ。

クイズ大会で、一人の出場者が質問が読み上げられる前に解答を言い、それが正解だったことから、その真相を暴いていく話。通常ならあり得ないことだが、いろいろ調べていくと論理的に矛盾がないと分かる。わたしも納得してしまった。

クイズの解答者は、質問が読み上げられる途中で答えを推理してなるべく早くボタンを押して解答権を手にする必要がある。しかし、質問が出る前にボタンを押すのは、どう考えてもおかしい。しかも解答が正解だなんてあるわけがない。

だが、本当にクイズが好きな連中には、これに近いことが出来るようだ。クイズマニアは常人ではないな。面白い本でした。


「疫神記(上・下)」を読んだ。

2023-02-20 20:36:35 | Weblog

 「疫神記(上・下)」チャック・ウェンディグ著を読んだ。1500ページある。文章が簡単なので読みやすかった。終末SF&ホラーだ。ある日突然15歳の少女が夢遊病者のように歩き出してしまう。この夢遊者は日増しに増えていき、その家族たちも心配で一緒に歩いている。そんななか、疫病も発生する。

飲まず食わず、睡眠もとらず、排泄もしないでただ歩き続ける。止めようとすると爆発してしまうのだから始末に悪い。

「これは面白い!」というほどの内容ではないが、最後はどうなるのだろうという興味でなんとか最後まで飽きずに読めた。だが、7箇所の誤記があり、校正がいい加減だった。一流出版社の本には滅多に誤記はないが、あまり聞いたことのない出版社の本には誤記が目立つ。