浄心庵・長尾弘先生「作善止悪」

「作善止悪」
三世の諸仏、過去の仏も未来の仏も現在の仏も
悉くこの法門を説き給う
良き事を行い悪しき事を止めよ

「作善止悪」

2019-03-18 00:51:42 | 日記

~ 恩師のご著書「講演集」より ~


               講演集、三

            誤った信仰の怖ろしさ

或る時、大阪でやはり正法の神理を
伝えている方があるのを知りました。
この方は、過去世の言葉をペラペラと喋り、
そのグループの方も過去世の
言葉を喋ります。

「高橋信次先生が亡くなられた後、
また、こういう方が現れて下さって
有難いことだとなあ」と思って、
一度お話を聞きに行ったのです。
初めてお会いしますと、
私のことはよく知っておられて、
「よく来てくれました」
と合掌して迎えてくれ、
「まあどうぞ前に坐って下さい」と言って、
私のことを褒めてくれるのです。

「私は神に祈ります。私は何の力もありません。
しかし、祈ることによって
神はその御業を現わして下さいます」と
いうお話をさせてもらったのです。
すると、その先生が、
「長尾先生は祈るという言葉を
よく使われますなあ、
生年月日はいつですか」と聞かれるので、
それを言いますと、「アガシャ系ですなあ、
アガシャ系の方が祈るというのは
おかしいですなあ」とおっしゃるのです。
「先生はどうされるのですか」と聞きますと、
「私は神と一体です」と言われるから、
「こりゃ偉い人だなあ」と
思ってびっくりしました。

その後、二回目にお会いしました時に、
ある方に光を入れておられたのです。
「大宇宙、大神霊、仏よ、当体の骨髄を通し、
当体の意識に光をお与え下さい。
天上界の諸如来諸菩薩、光の天使よ、
どうぞ光をお与え下さい」と、一生懸命
祈っておられるのです。
「一つも祈らないと言われたのに、
私よりもたくさん祈っていられるなあ」と
思ったのです。

私は「神よ、光をお与え下さい。
どうぞ神の御意志を、
調和と安らぎをお示し下さい」と
お祈りするだけですのに、
その先生はそれを三回も五回も祈られるのです。
それでも、病気はちっとも治らないのですね。
それで、そういうところから疑問を抱き、
「これはおかしいのではないか」と
思ったのわけです。
おん自ら、イエスを名乗っておられました。
その他にも、いろいろ面白いエピソードがあるのです。


              ~ 感謝・合掌 ~