ゆのか、ゆけむり、ゆのくにと温泉地に向かう優等列車はストレートなネーミングが一番であるが、
次に来るのはその地名そのもので、草津や水上、伊香保、きぬがわなんてのがそれらしい。
車で行くなんてのはまったくもって無粋の極み。
発駅でしっかりお酒類とつまみを仕入れて乗り込み、途中の名物駅弁を食べて次第に盛り上がっていく。
関東平野は広すぎて中々温泉地に向かうムードに盛り上がらない車窓だが、
中ではだんだん山に向かっていく上越、吾妻線方面は良い。
伝統的な週末温泉エクスプレスなのは185系水上。
国鉄型モーターサウンドを楽しみながら車内で飲み食いして温泉地に向かう。
窓が開くなんてのも昔の急行風情があって良いもんだ。
JRは本当にキャンペーンの張り方が下手だと思う。
温泉地とのタイアップを根本的に考え直すことでこの辺の温泉エクスプレスの需要喚起はいくらでもできそう。
ま、不動産屋に成り下がってしまった会社には無理かもしれないが・・・。
2010年夏撮影 特急水上
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そういったキャンペーン輸送に鉄道はハナから対象外とされているのは、
頑ななJRの姿勢ゆえでありましょう。
大量輸送となれば鉄道の効率性経済性に敵う者は無いはず。
財閥になり過ぎて「親方日の丸 国鉄」復活でしょうか。
まあ、殿様商売しかできない会社ですからねぇ。
しかし、バスが迎えに来てくれても自由度が低い車内や渋滞問題も孕みますから。
やはり上手な鉄道活用に軍配だと思いますが、
はなから使わせてやる的な高所な立場からいい加減下野に下りないとと思うのですがねぇ。