低気圧の中心がおそらく太平洋側に出た頃、だんだんと天気は安定してきた。
今日は珍しく冬凪ぎ。
ベースキャンプへ向けて少しずつ空を見ながらロケを進める。
かつてRTを撮ったことがある横磯の海に突き出した田んぼの辺りで、良い具合に陽が出そうだったので車を止め、
一台は40年選手のスリックマスターデラックスに据え付けて・・・
五能の穏やかな海とヨンマルと沈みゆく太陽と。
ほんの一瞬のシューティングタイムラグで日差しが変化。
CCD+エンジンの差もあって、二台の競演を楽しんでみた。
2018年 睦月 横磯
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低く垂れた雲が水平線のところだけ割れ、「天使の梯子」が降りて来るというのも五能にゃ欠かせません。
いいタイミングで通過がありましたね。発色も饒舌。
風太郎的には上かな。
OLYMPUSは、デジタルカメラの先駆者だけあってその開発能力は偉大です。
受光体とエンジンの能力も渋めの設定で、発色はしばしばNikonのそれを凌駕します。
雲に薄く当たる冬の陽光の淡いトーンの再現力は現像しながらやっぱスゲーと感嘆しました。
そして、マスターDXとヨンマルの、40年選手同士の競演。いいですねぇ!
三脚と被写体の共に味のある円熟した躯体から滲み出る重厚感が、最新のデジタル画像に深みを加えているかのようです。
モニターだけでなく、紙焼きしてもの比較もぜひ!
嬉しいところに喰いついていただきました(笑)
某風太郎という先輩が、三脚に据えてるうちは云々と
厳しく攻め立ててくるので、
手が二本しかない普通の人間の電関人は、二丁切りするのに、一番軽いマスターデラックスを80年代の里帰りの意味で同伴させたわけですよ!
そうですよね。
しかも銀塩時代には空露出にしたら海は黒くなっていましたが、
津軽のアイスグリーンが出てうれしいです!