「アメリカを売った男」(2007年米)
ロバート・ハンセン FBI(クリス・クーパー)
ジュリアナ ロバートの妻
エリック・オニール ハンセンの同僚(ライアン・フィリップ)
ボニー エリックの妻(キャサリン・クインラン)
バロウズ捜査官 エリックの上司
ディーン バロウズの上司(デニス・ヘイスバート)
起:FBIエリックは、同僚ハンセンを監視する。
承:ハンセンはロシアに機密を売っているようだ。
転:ハンセンがロシアに通じていた事が確認される。
結:ハンセンは逮捕される。
司法長官は、ハンセンによるFBIの機密漏えい事件は終結したと言う。
2か月前。FBIのエリックは、同僚ハンセンを監視していた。
この件は妻にも秘密だ。
エリックはハンセンと同じ部署に赴任。
ハンセンは、FBIでは銃を撃たなければ出世できないと話す。
そしてFBIがCIAとは協力しないのは、情報が漏れると思っているからだと言う。
エリックは、内偵調査は自分には不向きだと消極的だ。
ハンセンは定年まであと2か月だ。
エリックはハンセンを気に入っており、陥れる事に抵抗を感じる。
だが上司は、ハンセンは売国奴だと言う。機密をロシアに売っていると。
ハンセンとエリックは、妻同士も親しくなる。
帰宅すると、ハンセン夫婦が訪ねてきている。
妻ボニーは、エリックが嘘をついていると感じる。
ハンセンといる時は別人のようなだと言う。
ハンセンの手紙が解読され、ロシアへ連絡していたと判明。
機密プログラムにはアクセスできないようにされ、
車が監視されている事にも気付いていた。
ハンセンは引退しようとするが、エリックは取引させると言う。
山を歩いていたハンセンは、FBIに包囲されて逮捕される。
エリックは、ハンセンが逮捕されたと連絡を受ける。
ハンセンは、GPSによる追跡には前から気付いていたと話す。
動機は金だけだと言う。
エリックは捜査官に昇進とされるが、辞め時だと感じる。
ハンセンは終身刑となり、独房で過ごしている。
彼は22年間で50人を売った。
取り調べで判明した情報は機密のままだ。
エリックはFBIを辞め、弁護士になった。
と言うわけで、実際にあったと言うFBI情報漏洩事件の話。
ライアン・フィリップは、クリス・クーパーと共に新しい部署に配属される。
(2人だけの部署)
実はクリスにはロシアへの情報漏洩に関わっている疑いがあり、
それを探るのがライアンの真の任務なのだ。
クリスは堅物そうだったが、次第に打ち解け、家族ぐるみの付き合いをするように。
とは言え、ライアンの妻は、夫の態度からクリスを監視している事に気づく。
。。。と言うような展開があるが、
全体的には割に単調で、派手な見せ場があった訳でもなくクリスは逮捕に。
スパイしてる相手と親密になって悩むみたいな話は他にもあり、
実話ならではの重厚な話を期待したが、その点はそれほどでも。