ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2021/01/11 「ハウス・ジャック・ビルト」

2021-01-11 00:00:02 | 日記
「ハウス・ジャック・ビルト」

ジャック 連続殺人犯(マット・ディロン)
犠牲者 (ユマ・サーマン)
ヴァージ 地獄の使いのような存在(ブルーノ・ガンツ)

起:ジャックは女性を殺害する。
承:死体を冷凍倉庫に並べ、写真に撮るように。
転:続いて、大勢を1発の弾で射殺しようと試みる。
結:やりすぎて自滅する。

 ジャックは、5つの出来事があったと告白する。
 1つめの出来事。ジャックは、車が故障した女性を乗せる。
女性はジャックを殺人鬼かもと言い、腰抜けだと訂正。
怒ったジャックは、女性をジャッキで殴り殺す。
ジャックは借りていた冷凍倉庫に遺体を入れ、扉を溶接し、女性の車を隠す。
 2つ目の出来事。ジャックは警官と称して、女性クレアを訪ねる。
警戒されるが、実は保険の調査員だと話すと、クレアは家の中に案内。
油断したクレアは、ジャックに絞殺される。
強迫性障害で潔癖症のジャックは、家をきれいに掃除して退散。
遺体を引きずって地面に血痕を残すが、雨で流される。
遺体は同じ冷凍倉庫へ入れる。
 続く女性も殺害。ジャックの強迫性障害は軽減し、行動も大胆になる。
殺した女性の写真を撮るが、気に入らず撮り直す事もあった。
当初は殺害現場で撮影していたが、
やがて死体を倉庫に人形のように並べて撮影するようになる。
 3つ目の出来事。ジャックは親しくなった母子とピクニックに。
途中まで狩りを教えると称していたが、いつしか母子を標的に変更。
まずは子供2人を射殺し、絶望する母親も射殺する。
カラスと共に母子を成果として並べ、芸術だと感じ、剥製を作るようになる。
 4つ目の出来事。松葉杖を使い、ジャクリーンが心配する。
やがてジャクリーンは、ジャックが世間を騒がす殺人鬼だと気付く。
ジャックはジャクリーンを殺害し、
その乳房を切り落とし、記念品に財布として使うようになる。
 5つ目の出来事。ジャックは若い黒人男性を捕らえて冷凍倉庫へ。
既に大勢が捕らわれており、つながれていた。皆が凍死寸前だ。
ジャックは、1発のフルメタルジャケット弾で、全員をまとめて射殺しようと考える。
兵士である黒人男性は、弾が違うと指摘。
ジャックは銃砲店に押し掛け、弾を手に入れる。
帰り道に知人の家に寄ると、強盗を起こしたなと警察を呼ばれてしまう。
ジャックは知人を刺殺し、かけつけた警官も射殺する。
 ジャックは捕らえた連中を射殺しようとするが、近すぎて焦点が合わないと気付く。
ドアを開けて、外から撃つ事に。不審に思ったパトカーが集結する。
 地獄の使いのような存在のヴァージは、ジャックを見守っていたと言う。
ジャックは家を作っていたが断念。代わりに、集まった死体を家のように組み上げる。
包囲した警官が突入。ジャックは、ヴァージに連れられて退散する。
崩れた橋の先が楽園である地へ。橋の下は地獄だと言う。
ヴァージは不可能と言うが、ジャックは壁を伝って楽園を目指す事に。
途中で力尽きて転落していった。。

 と言う訳で、マット・ディロン主演で実在した殺人鬼を描く作品。
60人を殺したと言うセリフが出てくる犯人には、独自の美学があるんだけど
もちろん普通の人には理解できない上に
その美学もだんだん路線が変わっていって、戸惑わされるばかり。
ディロンはインチキ臭い悪党が似合うと思うが、本作はそんな感じではない。
最初に殺される女性がユマ・サーマンで、以降は知らない人なので
配役のバランスも良くない気がする。

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