ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2017/09/16 「ダーク・プレイス」

2017-09-16 00:00:00 | 日記
「ダーク・プレイス」

リビー・デイ 家族惨殺事件の生き残り(シャーリーズ・セロン)
ライル 事件を追う団体のメンバー(ニコラス・ホルト)
ベン リビーの兄。犯人とされた
パティ リビーの母。犠牲者
ラナー リビーの父
ディオンドラ ベンの恋人(クロエ・グレース・モレッツ)

起:家族惨殺事件の生き残りリビーは、依頼されて事件の真相を追う事に。
承:犯人とされた兄ベンは犯行を否定。だが、否定的な情報しか出てこない。
転:ベンの恋人ディオンドラが、金を盗んだ事を隠す為に妹を殺したと判明。
結:ディオンドラは逮捕され、リビーとベンは普通の生活を取り戻す。

 リビーは、28年前の家族惨殺事件で生き残った娘だった。
かつては寄付金を受け、事件の本による収入もあったが、
今では人々の関心も薄れ、家賃を滞納するようになっていた。
 そんな中、事件を追う殺人クラブと言う団体のライルに、協力を求められる。
彼らはアリバイのない兄ベンが、物証が乏しいのに犯人とされた点を問題視。
あと3週間で証拠は廃棄されてしまう為、
それまでに無実を証明して釈放すべきと言うのだ。
 金が必要なリビーは調査には協力するが、ベンが犯人だと信じていた。
事件以来の面会となったベンは、誰も殺していないと言うが、
上訴しなかった事からリビーは信じていない。
 当時のベンには女の子にいたずらしたと言う噂があった。
実は恋人であるディオンドラは妊娠しており、
両親にばれたくないと町を出ようとしていた。
 父ラナーは酒で職場を追われ、浮浪者の集まりである廃棄場にいた。
ラナーはディオンドラの居場所を気にする。彼女は殺されたはずだと。
当時、ベンは妊娠で金が欲しいと言ったが、ラナーは騙されていると告げたのだ。
一方で、悪魔崇拝する連中は、子供と母親を殺して男になれとベンを誘っていた。
ディオンドラはベンの噂に怯え、このままでは刑務所行きになると町を出ようと誘う。
ベンは母の金を盗んで出ていこうとするが、
妹ミシェルに気付かれ、告げ口されたくないと捕まえた。
 リビーはラナーが借金していたトレイに会う。
彼によるとディオンドラは行方不明だが、ポリーと名乗ってると言う。
ベンのタトゥーにもポリーの名前があったのだ。
やがてディオンドラを発見。
彼女はあの晩ベンを待っていたが来ず、事件を知って町を出たと称する。
ライルから連絡があり、自殺を事故に装う男がいて、母パティが雇っていたと判明。
さらにディオンドラの娘クリスタルが見つかる。
リビーは真相に気付くが捕らわれてしまう。
 あの晩、雇われた男がパティを刺した。
異変に気付いたディオンドラは動揺し、ミシェルを絞殺してしまった。
リビーは退散して難を逃れた。
ディオンドラは悪魔儀式による惨劇だった事にする。
 ディオンドラと娘クリスタルは犯行の証拠となる十字架を探すが、
すきを見たリビーは脱出に成功。かけつけたライルに助けられる。
ディオンドラが逮捕され、娘クリスタルは逃亡中に。
無実が証明されたベンは釈放される事となる。
母パティは価値ある死を迎えると保険金を残そうとした。
ベンはディオンドラをかばっていたのだ。
リビーもベンも、家族としての記憶はあの晩に消え、お互いを良く知らない。
リビーはあの家へ行ってみる事にする。
家はあの時のままだが、楽しい記憶もある。普通の人生が今始まったのだ。

 と言う訳で、ゴーンガールの原作者が書いたサスペンス。
主役はシャーリーズ・セロン。
彼女は少女時代に、母と姉を兄ベンに殺された過去があった。
事件を描いた本を書いて儲けたりしたが、その収入も底をつきかけていた。
そんな中、ベンを無実だと信ずるグループに金をもらい、調査に協力する事に。
シャーリーズはベンに恨みさえ抱いていたが。。。
この手の話の場合、最初に疑われた人は無実で、意外な真犯人がいたパターンか
無実かに思えたが、やっぱり最初に疑われた人が犯人だったパターンのいずれか。
ネタを明かせば、本作の場合は前者なんだけど、
真犯人が1人じゃなかったりするあたりは
ゴーンガールに似た病んだ印象を受ける。
現在と事件当時を同時進行で描き、
ベンの当時の彼女がクロエ・グレース・モレッツ。

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