ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2020/01/11 「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

2020-01-11 00:00:00 | 日記
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

 スターウォーズと言えば。。
ジョージ・ルーカスが生み出したSFシリーズ。
マニアックだったジャンルをメジャーに押し上げた作品です。
全9作の予定で企画されながら、ルークを主人公とした4~6話目をまず映画化。
そこでシリーズが途絶えたかに思えたが、
ちょっと間を開けてルークの父アナキンを主人公とした1~3話目を映画化。
こんどこそシリーズは途切れたかに思えたが、
今度はディズニー製作となって、もともとルーカスの構想通りかわからないけど
ルーク以降の7~9話目を映画化する事に。
スタートレックやミッション・インポッシブルを立て直したJJエイブラムスが監督。
7話目はシリーズの間が空いたので、期待が膨らんだ。
その後、サイドストーリーと交互に製作される事になり、
スターウォーズ疲れと言われる事態に。
監督が代わった8話目は、汚点と言われるほどの不評に。
サイドストーリーの企画も中断してしまう始末。
おかげで、シリーズ最終作となる本作も期待感は今一つだが、見る事は見ます。

ルーク・スカイウォーカー 伝説のジェダイ騎士(マーク・ハミル)
レイア・オーガナ 反乱軍の将軍(キャリー・フィッシャー)
レイ 若きジェダイ騎士(デイジー・リドリー)
フィン 元帝国軍兵士(ジョン・ボイエガ)
ポー・ダメロン 反乱軍兵士

チューバッカ ハン・ソロの相棒
ヨーダ ルークの師匠(フランク・オズ)
C-3PO (アンソニー・ダニエルズ)
R2-D2
ハン・ソロ 海賊(ハリソン・フォード)
ランド・カルリジアン 元将軍(ビリー・ディー・ウィリアムス)
アクバル提督 魚の大将
マズ・カナタ ETみたいなおばはん
ローズ・ティコ 整備士のおデブちゃん

カイロ・レン 帝国軍。本名はベン・ソロ(アダム・ドライバー)
ハックス将軍 カイロ・レンよりちょっと上官だった
パルパティン 元銀河皇帝

[前作のあらすじ]
起:レイはルークの指導を受ける事に。
承:レイアら反乱軍は帝国軍の追跡から逃れる。
転:カイロ・レンがスノークを倒して自らが指導者となる。
結:ルークが犠牲になって、反乱軍を逃がす。

起:パルパティンが復活し、帝国軍を強大にしようとする。
承:カイロがレイを仲間にしようとするが、レイに倒される。
転:パルパティンはレイを手懐けようとするが、倒される。
結:反乱軍が勝利し、レイはスカイウォーカーを名乗る。

① 死んだかに思われたパルパティンは、帝国軍を陰で支配。
スノーク亡き後、カイロ・レンに継がせようとしていた。

 シリーズのお約束である、前作以降に起きた事を説明される文字が流れるやつで
パルパティンが復活したと告げられる。
パルパティンとは元議長で、実は銀河皇帝ダーク・シディアスの正体だった人物。
6話目でルークに倒される。
1~3話目で議長として登場するが、
こいつが黒幕なんやけどなと思いつつ見ていたもの。
世間的にはダーク・シディアスと言う方が通りがいい気がするんですが
本9話目の中では、ずっとパルパティンと呼ばれます。
そして、7~8話目ではパの字も出てこなかったので、ちょっと唐突感は否めない。
 死んだはずのパルパティンは、陰で帝国軍(ファーストオーダー)を操っていた。
まあ、オビワンやヨーダも亡霊みたいな姿で出てきたので、
パルパティンもそんな感じかと思えば、それほど驚く事ではない。
手先だったスノークが前作で死んだ為、
パルパティンはカイロ・レンを新たなリーダーに抜擢。
ファーストオーダーの最終形ファイナル・オーダーを作ろうとしていた。

② レイはレイア将軍の下で、訓練を続けていた。

 レイは、反乱軍の指導者レイア将軍の下で訓練を続けていた。
レイアにフォースがある事はこれまでも語られていたが、
本作では若きレイアが、若きルークとライトセーバーで訓練するシーンも描かれる。
ただし、このシーンはキャリー・フィッシャーの娘が演じたらしくて
レイア将軍のシーンは、前作などの為に撮影した余りを流用したとの事。

③ レイらはパルパティンがいる惑星エクセゴルへ向かうため、
その手掛かりを追う事にする。

 前作までパルパティンの存在すら語られていなかったが、
本作のレイらは、パルパティンを追うべしと言う雰囲気になっていた。
ここらへんの細かい話は覚えてないけど、ネットによると。。
パルパティンは惑星エクセゴルと言う所にいるが、そこへの行き方は知られていない。
そこで、レイア将軍の旧友ランド・カルリジアンに会う。
この所メジャー作に出ていなかったビリー・ディー・ウイリアムズが久々に再登場。
ランドは手掛かりがあるらしき場所を教える。

④ カイロはフォースでレイを追跡。
レイたちは帝国軍の追跡を受け、チューバッカがやられてしまう。

 レイらは手掛かりのある宇宙船に乗り込み、
シスの文字で書かれているナイフを発見。
一方、カイロはパルパティンの命令でレイを追っていた。
カイロとレイはフォースでつながっていて、離れた場所にいても時々戦っていた。
(ただし、相手がどこにいるかはわかってない)
その間に帝国軍が現れ、チューバッカが捕らわれてしまう。
何かの加減でその船を攻撃してしまい、
チューバッカを死なせたと、レイはショックを受ける。

⑤ C-3POが記憶したシスの文書を分析する事に。
それは禁止されていると拒否した為、C-3POの記憶は消去されてしまう。

 ナイフに書かれたのは古いシスの文書で、解読できるのはC-3POだけだ。
しかも、それは禁じられた言葉とされていて、3POの意志だけでは何ともならない。
つまり、ロボコップの3つのルールみたいな話です。
初期化すればこのルールは解除できるとわかるが
それは3POの記憶を消してしまう事になる。
ドラえもんを修理する為にのび太の記憶が消えるみたいなエピソードで
ここで感動させようと言う狙いはわかるが、ちょっと唐突感は否めない。
その後、結局初期化する事により、一同の目的地は判明。
3POは、出会ったばかりの人を一番古い友人と呼んだりするが
後に、R2に記憶が保存されていて、復旧できると判明。
なんか都合よすぎて、ちょっと嫌ですね。


⑥ レイはチューバッカが生きていると知り救出する事に。
そこにあったナイフを取り戻すが、それで自身の両親が殺されたと気付く。

 結局、レイはチューバッカがまだ生きていると知って、救出に向かう。
敵戦艦に乗り込み、チューバッカを救出すると共に、ナイフも回収。
それに触れたレイは、自身の両親がそのナイフで殺されたのだと知る。
あれ?3POは文字を見ただけだったのかな?もう忘れましたわ。

⑦ フォースでレイと通じるカイロは、彼女がパルパティンの孫だと伝える。
両親はパルパティンに反発し、彼から引き離したのだ。

 レイを追うカイロは、時々彼女を感じて離れた場所同士で対決する。
ライトセーバーで、レイの後ろにあるダースベイダーのマスクが飾られた台を破壊。
離れた場所同士で戦っている際、相手の体しか見えないけど、
ちょっと後ろは見えるらしくて、マスクを頼りに居場所を突き止める。
カイロはレイに、彼女がパルパティンの孫だと伝える。
前作で普通の夫婦の子供と知らされたが、祖父は普通の人ではなかったと言う事か。
両親はパルパティンに反発しており、
レイの居場所がわからないように隠していたのだ。

⑧ フィンらは捕らわれるが、ハックス将軍に助けられる。
将軍はカイロに反発していたのだ。

 何があったか、フィンらは帝国軍に捕らわれ、処刑されそうな状態にあった。
だが、ハックス将軍によって助けられる。
帝国軍内に、反乱軍に通じる者がいると噂されていたが、それがハックスだったのだ。
ハックス将軍はもともとカイロの上官で、それなりに目立っていたが、
今や立場が逆転し、反発していたのだ。
お陰でフィンらは難を逃れるが、ハックスは後に処刑されてしまう。

⑨ レイは海に横たわるデススターの残骸でカイロと対決。
レイアが死に、動揺したカイロを倒し、レイは退散する。

 レイらは反乱軍の一派と合流。
そこにはフィンと同じような素性である元ストームトルーパーのジャナもいた。
近くの海にはデススターの残骸が横たわっており、ジャナが用意した船で乗り込む。
この絵はなかなか面白いが、
惑星大のデススターが近くの惑星の海に落ちてると言うのは、ちょっと違和感がある。
レイはデススターに残されている何やらを探しに来たのだが、
カイロもまたここへ来ていて対面。
カイロはレイに仲間になれと言いながら、ルークとベイダーのように戦う。
世代的には同じだけどね。
その頃、反乱軍の本拠地ではレイアが死亡。
別に病気でもなかったのに急死したのは唐突な感じだが、
キャリー・フィッシャーの映像が尽きたのか。
レイアの息子であるカイロは動揺。
レイも動揺していいはずだが、このスキにカイロを倒して退散する。

⑩ カイロはハンソロの幻影に説得され、良心を取り戻す。

 レイに倒されたカイロは、7話目で見た情けない姿に戻っていたが、
ハンソロの亡霊が現れ、励まされる。
亡霊が出てくるのはジェダイだけかと思ったが、ハンソロでも出るらしい。
と言うか、7話目で卒業したと思ってたハリソンが、
友情出演的に出てくるのはちょっと予想外。
カイロは生きたハンソロの声には耳を傾けなかったが、
亡霊の説得は効果があって、息子であるベンに戻る。
 一方、カイロを倒したをレイは、
自分がダークサイドに落ちるのではと不安になるが、ルークの亡霊に励まされる。
亡霊にならなきゃ、ジェダイ界のレジェンドとは言えませんな。

⑪ パルパティンは、今度はレイを手懐けようとする。

 帝国軍は集結していた反乱軍を一掃しようと、大艦隊を繰り出す。
スターデストロイヤーが惑星を破壊してみせるが、
こんなの4話目の時からあった兵器じゃんと勘違い。
あれはデススターで、こちらは移動できるスターデストロイヤーだから
兵器としては機能アップと言う事か。
ただし、凄くなったと言うインパクトは今ひとつ。
 レイはパルパティンのいる惑星キジーミに到着。
パルパティンはレイに、自分を憎んで殺せと挑発。
だが、憎しみの心で倒せば、ダークサイドに落ちてしまう。
これは6話目でルークに対して使った手ですな。

⑫ 上空では反乱軍の苦戦が続くが、大量の宇宙船がかけつけ、形勢が大逆転する。

 上空では、帝国軍の大艦隊に歯が立たず、反乱軍の苦戦が続いていた。
もはやこれまでかと思われたが、ランドが仲間を率いてかけつける。
それはサイズは小さいが、無数の宇宙船群だった。
象を倒すアリのごとく、形勢は大逆転。帝国軍艦隊が次々やられる。

⑬ ベンがレイを助けにかけつけるが、パルパティンに倒される。

 レイはパルパティンを倒す事を躊躇し、それならばと逆に攻撃を受けていた。
そこへ改心したベンがかけつけ、レイに加勢。
だが、パルパティンに軽く蹴散らされ、谷底みたいなところに落とされる。

⑭ レイは歴代のジェダイ騎士の声に奮戦。ついにパルパティンを倒す。
 生きていたベンがかけつけ、レイを回復させて自身は消滅する。

 レイもまたパルパティンにやられそうに。
もはやこれまでかと思われたが、歴代のジェダイ騎士の声が聞こえ、励まされる。
声だけだから、よくわからないけど
(アレック・ギネスのオビワンは何となくわかった)
ネットによると、ルーク、アナキン(ヘイデン)、オビワン(ユアン)、
オビワン(アレック・ギネス)、メイス、ヨーダ、クワイ・ガン・ジン、
後はクローン・ウォーズのアソーカやら、その他知らないキャラたち。
(オビワンだけ2回出てくるの)
映像で見せたらより良かったが、シリーズ最終作と言う雰囲気は出てます。
これに奮起したレイは反撃。ついにパルパティンを倒す。
ルークの時もそうだったけど、結局倒してんじゃんと言う訳。
そもそも、パルパティンはもともと死んでたはずだし。。
全力を使い果たしたレイは絶命するが、谷底から這い上がったベンがかけつける。
ベンがキスすると、レイは息を吹き返す。
逆にベンの方が力を失って消滅する。

⑮ 反乱軍が勝利する。

 パルパティンの敗北とほぼ同タイミングで、帝国軍艦隊は反乱軍に敗れる。
ついに戦争は終結となり、銀河の各地で喜びの声があがる。
1話目に出たパドメの惑星とか、6話目に出たコアラ(イウォーク)の惑星でもだ。
(7~9話の戦いには参加してなかったのに)
レイは反乱軍本拠地の惑星に戻り、フィンやポーらと勝利を喜ぶ。
そう言えば、8話目に出てたおデブちゃん(ローズ)は本話も出てるが
だいぶ脇に回った感じで、物語には絡まない。
これは1話目に出たジャージャービンクスと同じ扱いで、
評判が悪かった故の措置に違いない。
人々が喜びに沸く中、レイの想いは別にあった。

⑯ ルークの生家を訪れたレイは、自身をレイ・スカイウォーカーと呼ぶ。

 一段落し、レイは惑星タトゥイーンを訪れる。ルークの故郷だ。
ルークの生家を訪ねたレイは、ルークとレイアのライトセーバーを埋める。
(レイアからいつもらったか知らんけど)
通りかかった老婆は、無人のはずの家に人がいるので名前を聞く。
すると、もう結末のセリフがわかっちゃうけど、
レイ・スカイウォーカーだと答えるのだった。
レイにジェダイ騎士としての覚悟が出来たのはわかるけど
その中のスカイウォーカー家だけに特別な思い入れがあった理由はよくわからない。

 と言う訳で、シリーズ最終作となる作品。
タイトル直後に出るその後の説明で、
亡き銀河皇帝パルパティンが暗躍していると知らされる。
7~8話では話題にも出なかったが、本作では皆が知っている様子。
パルパティンを倒す為に、レイらはそれに必要な品とかを探し回る。
そうはさせじとカイロがレイを追う。
7話目ではレイの方が圧倒的に強くて拍子抜けだったが
本作では互角な存在に。
中盤でカイロの良心が目覚めてしまい、後はパルパティンとの対決に集約。
パルパティンは6話で倒したはずで、当人もすでに死んだと言っているが
そんな存在をどうやって倒すのやら。
戦局的にも、6話よりも大変な状況になっていると言うのは伝わりづらい。
スターデストロイヤーが大量に出てきて、
その大砲だけで惑星が破壊できる(デススターでなくても)と言う描写はあるが。
自分を倒せばダークサイドに落ちるとそそのかされ
それを拒みつつ、結局倒すのは6話と同じ。
ピンチのレイを、歴代のジェダイ棋士が声で励ますシーンがあり
ヨーダの声はわかったが、クワイ・ガン・ジンや歴代のオビワン、アナキン、
さらにはアニメ版のアソーカとかもいたらしい。
どうせなら皆姿見せればよかったのにね。
(若きルークとレイアが訓練するシーンとかもあったし、技術的には可能なはず)
最後に、これはスカイウォーカー家の話だったのだと言う感じの締めがあるが
そのシーンに出てくるのはルークとレイアだけ。
アナキンやベンも出てきてよかったと思うが。
そして、レイがなぜスカイウォーカー家に思い入れがあるのかは、よくわからない。
作品のワクワク感からすると、10回は見た4~6話を今見る時よりも劣るが
シリーズの締めにはなっていて、
8話目の失望感からすると、まあまあ持ち直したと言う印象です。
ルークのテーマ、ヨーダのテーマ、ダースベイダーのマーチなどと言う曲が
彼らが出てこないシーンに使われるのは、ちょっと失望させられる。

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