ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/08/27 「シモーヌ」

2014-08-27 00:00:00 | 日記

ビクター・タランスキー 映画監督(アル・パチーノ)
シモーヌ 謎の女優
エレイン 映画会社責任者。ビクターの元妻
レイニー ビクターの娘
ニコラ 女優(ウィノナ・ライダー)

 映画監督のビクターは、女優ニコラのわがままぶりに耐えかね、クビにしてしまう。
映画が未完となった為、映画会社責任者である元妻エレインに責任を問われる。
そんな中、彼のファンだと言うハンクが死に、ビクターの為にシステムを遺す。
 9か月後。ビクターは主演をシモーヌと言う女優に差し替えて映画を完成させる。
観客は、正体不明の女優シモーヌに夢中に。
実は、シモーヌはハンクのシステムが作り出したバーチャル映像だった。
過去の名女優のデータを組み合わせ、理想的な存在を作る事が可能なのだ。
 ビクターは正体を公表しようとするが、シモーヌの評判は収まらない。
マスコミが殺到し、俳優や映画会社関係者も会いたがる。
やむなく、コンピュータ中毒で外へ出られないと言う事にする。
歌手としてコンサートすると満員になり、その様子は世界中に中継される。
アカデミー賞は2作品で受賞。
エレインはビクターとシモーヌの関係に嫉妬。
ニコラもシモーヌと共演したいと詫びてくる。
 だが、娘レイニーは、ビクターがシモーヌに振り回されていると指摘。
寄りを戻したいと言うエレインに、ビクターはシモーヌの正体を明かす。
自分が彼女を世間へ出したと言うと、エレインは逆だと言う。
危機を感じたビクターは、シモーヌを豚小屋で演技させたり、過激発言をさせるが、
一向に人気が落ちる様子はない。
 そこでビクターはシモーヌにウイルスを仕込み、彼女が死んだと公表する。
様々な宗教関係者が集まり、葬儀が行われるが、
ビクターは殺人容疑で逮捕されてしまう。
裁判でビクターは、シモーヌはでっち上げだったと証言するが、信じてもらえない。
何とか証明しようとする中、シモーヌが生きていたと報じられ、
騒動は宣伝だったとして、ビクターは釈放される。
実はレイニーがシモーヌを復活させたのだ。
 エレインはビクターの行動に理解を示し、これからは秘密にしないでと言う。
やがて、ビクターとシモーヌの間に子供チップが産まれたと報じられるのだった。

 と言う訳で、アル・パチーノ主演のドラマ。
彼は映画監督だが、
主演女優(ウイノナ・ライダー)のわがままに嫌気が刺し、彼女をクビに。
監督を崇拝する男は、過去の女優のデータを組み合わせて
理想の女性を作るプログラムを提供して死ぬ。
こうして生まれた正体不明の女優シモーヌは大人気となり、
コンサートは世界中継、アカデミー賞では2作で同時に受賞する事態に。
だが、誰もその素顔を知らず(映画会社関係者さえ)、マスコミは監督の周囲に殺到。
監督自身が、分身たるシモーヌに振り回される様になると言う訳。
パチーノが1人でプログラムを使いこなせるとは思えないあたりに違和感はあるが、
話的にはマイフェアレディとかのバリエーションかな。

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