(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

トレビC

2014年09月01日 | ガレージ&サルヴェージ
ポジフィルム初心者向けに、FUJIでは
「TREBI C」と言うのを販売していた。
先行して発売されていたRDPⅢと比べると
フィルム基盤が若干硬い他は乳剤もRDPⅢと同じで
某系列ラボなんかにもってって「+2/3」等と頼めば
その通り増感して仕上げてくれた。
(Wikipediaには増感不可とあるが、間違いである)


RDPⅢが抑え目の発色をする一方
TREBI Cは原色、赤が派手目に出る傾向があった。
だからナナゴやパーイチなんかを撮る時には具合よかった訳で
夕方とかで赤が映えるときにはいい作品を撮らせてくれたが
順光時等の場合良すぎて却って「こんな色じゃない…」と首を傾げる事もあった。
因みに今回サルヴェージしたのはED75 134牽引の3093レ
東北新幹線開業直前の2002年秋の撮影だが
原色機の134の赤がさらに赤いので恐らくこれも「TREBI C」を使っている筈。
尤も旅費も大事だったけど撮る方も大事だったし
値段の高いRDPⅢよりは6本パックで売られていた 「TREBI C」を
ゴソッと持っていって使ってたから、さもありなんという。

残念ながらこのフィルム、今から数年前に発売中止となってしまった。
銀塩<デジタルの状況では売れなくなるのもしょうがないのだろうが
比較的手ごろにプロユース風のアガリが見れただけに発売中止は残念だった。

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