(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

東一番丁、ブラザー軒

2008年02月25日 | 日々雑感
某243ch。
昨夜遅くに、高田渡さんの追っかけ映画を見る。
そういう映画がある、って話は聞いたことがあったけど
生前の渡さんのライブとか見たことのない漏れには
初めて、ってのも含めてなかなかな映画だった。

息子さんがいいペダルスティールを弾くんだ。
ハーモニカで松田『アリちゃん』幸一さんも出てたりして
なんと豪華な面子だこと。
渡さんの地元、吉祥寺名物だった、今はビルになったであろう
いせやの本店の厨房からのアングルとか
北口広場でのライブとか。
あるんなら行けたらよかったよ…。

下北沢、ザ・スズナリでのライブの場面。
『ブラザー軒』を歌う。
渡さんは『お化けの歌ですから』と誤魔化して紹介していた。
けれど、アレは泣けた。聴いてて泣けた。
おできのある妹、そして太った親父…
8月7日の仙台七夕の日にかき氷を食べる。
けれど、彼らには実体がない。
なぜならここにいない筈の『ヒト』だから。
今の人なら、お化けって言われても納得して笑うだろうけど
かつて戦争中、終戦直後、あるいはその前後、
空襲や栄養事情なんかで身近な人を亡くした人には
たぶん聴いててとてもつらい歌だろう。
何せウチも、母の3番目の妹って人を
疫痢で亡くしてる話を祖母やら母やらから聞かされてるから
この歌の情景が他人事には思えないのだ。

感想、こんなんでいいですかね?渡さん。
あの時代からすると、仙台の駅前とか街中はエラク変わりつつありますが
そういう人々がいた、ってのは忘れちゃまずいですよね?

(※)東一番丁は戦後だいぶたってから、
  東の字が取れて「一番町」と名前が改まった。
  道理で地図検索しても出てこないワケである。

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