東日本大震災 ~記録・教訓・復興~

~東京・新宿より発信~

11月13日「流木」と「クイリング」~宮城と福島のコラボレーション。

2013年11月13日 | 暮らし・文化・クイリング

 これはハマボウフウという花です。宮城県名取市の「ゆりあげ浜」で大切に保護されており、大震災の大津波で全滅したかと思われましたが、また新しい芽を出したそうです。
Img_1510419_63974800_01  フレームは福島の流木雑貨・流木素材のお店「Poku Poku」さんのものをオーダーさせて頂きました。
 つまり宮城と福島のコラボレーションです。
 東日本大震災から2年8ヶ月。被災地以外は少しずつ人々の記憶が薄れていっているようです。被災地を忘れないでほしいという、そんな意味を込めて作品を作りました。
Img_1510419_63974800_11 ハマボウフウは、ゆりあげ浜に隣接していたサイクリングコースに家族で時々遊びに行き、砂浜まで足を延ばすと、よく見かけた花でした。
 小さな小さな花が集まって咲きます。花のかたまりが正直少し気持ち悪いです。気持ち悪いのですが、花を支える太い茎や、ピン!と伸びた葉っぱは、とてもたくましかった。
 あの大津波を乗り越えたハマボウフウは、被災地を前向きにさせてくれる花だと思います。
 私自身、これからも気持ちを込めた作品を作りつづけたいと思います。
  ~この記事は、宮城県在住のクイリング作家さんのブログより、ご承認の上で転載させて頂きました~