東日本大震災 ~記録・教訓・復興~

~東京・新宿より発信~

12月31日 陸前高田の松を使った「大日如来坐像」の由来。

2012年12月31日 | 復興・奇跡の一本松

Dscf3605  TBSラジオに、今年の漢字「金」を揮毫した、清水寺の森清範貫主が出演して、「大日如来坐像」の話しをされていました。

 この「大日如来坐像」は、被災地への鎮魂と復興の願いが込められた仏像で、津波で甚大な被害を受けた名勝「高田松原」の松を使って制作されました。

 制作には、京都伝統工芸大学校の学生が7ヵ月かけて共同制作しました。制作過程では、「1万人のひとノミひと削り」と題した活動を展開、陸前高田をはじめ各地を巡回し、1万1千人余りの人がノミいれに参加しました。

 5月1日には、清水寺に奉納された「大日如来坐像」の除幕式が行われました。

  (参考:TBSラジオ、京都市長・門川大作オフィシャルサイト)


12月30日 「奇跡の一本松」をパッケージにした「ようかん」。

2012年12月31日 | 復興・奇跡の一本松

 陸前高田市で津波に耐えて残った「奇跡の一本松」をパッケージにあしらったようかん「高田松原ものがたり」が、販売され人気を集めていることが、新聞で紹介されました。

Dscf4023  ようかんの販売元は、同市の印刷業「高田活版」です。同社は、津波で建物が全壊しましたが、仮営業所で営業を再開しています。

 同市の高田松原の再生に向け、日持ちのするようかんを販売し、売り上げの一部をその費用に役立てる事を思いつきました。

 ようかんの製造は、同じ津波被害を受けた茨城県のメーカーに委託しています。

 ようかんは、1本700円で、塩・芋・リンゴ、の3種類で、HPからも購入できます。

   福呼う本舗 http://fukkouhonpo.com


12月26日 第2次・安倍内閣発足~経済・復興最優先を表明。

2012年12月27日 | 暮らし・政府政策

 安倍首相は、同夜の記者会見で、「危機突破内閣を組織した」と述べました。

 デフレ脱却と円高是正を通じた経済再生、東日本大震災からの復興を内閣の最重要課題に位置づける方針を表明しました。

 全ての閣僚に対し、「経済再生・復興・危機管理の三つに全力で取り組むよう指示した」と述べました。

 特に、震災対策については、「閣僚全員が復興大臣であるとの意識を共有し、あらゆる政策を総動員する」と語りました。

 27日、復興丁では根本復興相が幹部職員らを前に、「復興の司令塔としての機能や役割は大幅に拡充されるべきだ。先頭に立って頑張る」と決意を述べました。


12月23日 「奇跡の一本松」の近くで、松の新芽が発見されました。

2012年12月26日 | 復興・奇跡の一本松

 発見された場所は、「奇跡の一本松」から北に400㍍の地点です。

 松の新芽は10㌢位で、芽が出てから1年程経つと思われます。

 松の種類は「クロマツ」で、比較的に塩害に強い品種です。

 苗木は掘り起こされて、鉢に移し、高台に移転されました。

 (参考:ラジオニュース)