映る姿は対照的。
桜は満開、松は立ち枯れ。
共に、復興へシンボルとなって、人々の心の支えに。
滝桜は、7本の幹が絡み合い、百㍍にも及ぶ根を張り、千年もの樹齢を保つ。
今年の滝桜は、その後、4月27日に満開になりました。
原発からの避難の住民が、滝桜周囲の清掃などを通して、地元住民との交流も生まれる。
柳沼ハナさんが始めた滝桜の苗木作りは、後も引き継がれ、全国に3万本ほどの苗木が送られる。
その子孫が、
ここ東京・北新宿の地、
円照寺にも育っている。
偶然、つい最近知る。
偶然とは云え、
えにしを想う。
1本の松を残し全て津波で押し流された。
「千の風になって」の新井満さんは、著書「希望の木」を朗読。
今は、立ち枯れた松を、復興の心の支えに。
「希望の木」は、1冊に付き100円が、陸前高田の復興支援に送られる。
〔一本松~その後〕 2012.5.29
一本松は根が海水の影響で腐り、蘇生は絶望的とみられている。
台風や雷に遭うと倒れてしまう恐れがあるため、防腐処理をしたうえで、震災の記憶を継承するモニュメントとして保存する方針を固めた。
保存処理には約9000万円かかるため、世界中に募金を呼びかける。
(参考:読売新聞)