東日本大震災 ~記録・教訓・復興~

~東京・新宿より発信~

4月21日 三春の「滝桜」と、陸前高田の「一本松」~復興への支え

2012年04月23日 | 復興・奇跡の一本松

Dscf3009Photo  滝桜一本松

 映る姿は対照的。

 桜は満開、松は立ち枯れ。

 共に、復興へシンボルとなって、人々の心の支えに。

0010Dscf3004_2 滝桜は、7本の幹が絡み合い、百㍍にも及ぶ根を張り、千年もの樹齢を保つ。

 今年の滝桜は、その後、4月27日に満開になりました。

Dscf3036Dscf3039Dscf3038  原発からの避難の住民が、滝桜周囲の清掃などを通して、地元住民との交流も生まれる。

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 柳沼ハナさんが始めた滝桜の苗木作りは、後も引き継がれ、全国に3万本ほどの苗木が送られる。

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  その子孫が、

 ここ東京・北新宿の地、

 円照寺にも育っている。 

 偶然、つい最近知る。

 偶然とは云え、

 えにしを想う。

00_210_3   陸前高田の7万本の松原は、

 1本の松を残し全て津波で押し流された。

 「千の風になって」の新井満さんは、著書「希望の木」を朗読。

1215 残された「一本松」を、大家族の中の「娘」として描く。

 今は、立ち枯れた松を、復興の心の支えに。

 「希望の木」は、1冊に付き100円が、陸前高田の復興支援に送られる。

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〔一本松~その後〕 2012.5.29

 一本松は根が海水の影響で腐り、蘇生は絶望的とみられている。

 台風や雷に遭うと倒れてしまう恐れがあるため、防腐処理をしたうえで、震災の記憶を継承するモニュメントとして保存する方針を固めた。

 保存処理には約9000万円かかるため、世界中に募金を呼びかける。

 (参考:読売新聞)


4月17日 「がれき受け入れ」~6割に拡大

2012年04月18日 | 復興・がれき・広域処理

Dscf2592  17日、細野環境相は、受け入れ要請の回答状況を発表。

 このうち、山梨、富山、石川3県と北九州市は、がれき処理の完了目標の2013年度までに、計約22万㌧を処理できるとしている。

 これにより、がれきの受け入れ方針を示した都道府県・政令都市は6割にたる26都道府県・13政令市にまで拡大した。

 (読売新聞)