Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

火起こしに挑戦~南会津の野人さん訪問 その1 

2011-01-23 | 日記的な
薪ストーブを入れてからというもの、火に対する距離が縮まった。
家の中心には火があって、そこで暖をとり、料理もする。
昔は、実際に家の中心に火があり、そんな生活を皆していたのかなと思います。
火というものは、人が生きるための命の火でもある。

自然療法にしても、占星術やタロットにしても、
地水火風というエレメントの概念は非常に重要なもの。
火を扱うということは、火の持つ様々なレベルの性質を体感で知ることにもなる。

というわけで、火ともっとお近づきになりたいと思い、
火起こしをしたいと思ったわけです。
もちろん、サバイバルのためでもありますが。
そんなわけで、南会津に住む、火起師の大西さんに会いに行くことに。



火起こしの方法はいくつかあれども、錐揉式はかなり難易度が高いと言われているのですが、
使うならシンプルな道具がいいし、自分で作れるものがよいと思い、
無謀にも、錐揉式に挑戦することに。

とりあえず、自分で作った道具が使えるのかどうかを確かめるのに、
大西さんに会う前に、練習しつつ、道具のチェックを何度かやってみた。
にゃんこたちも興味津々で近寄ってくる。



そして、いよいよ、南会津へ!
到着後、まずは、奥会津博物館へ。
奥会津で昔から使われてきたたくさんの民具が展示されています。
この前、裏磐梯でおばちゃんに蓑を見せてもらったばかりなので、
展示してある蓑、ワラジ、カゴなどひとつづつゆっくり見たいなと思いましたが、
時間の関係で、ささっと案内していただきました。

雪は裏磐梯より少なかったものの、一面の雪景色。
まずは、雪の森を地元の猟友会の阿久津さんと大西さんに案内していただいた。
カンジキのはき方も教えてもらった。
途中、野生動物の足跡を雪の上に見つけたり、
クマやウサギなど、野生動物の習性の話などを聞いての森歩きでした。
山や森の知恵がいっぱいつまっていそうな阿久津さんのお話、
また、聞きにに行きたいと思いました。

お昼は古民家レストラン・山王茶屋で大西さん夫妻とランチ。
地鶏定食を食べましたが、もりやんが頼んだ天ぷら定食も、いづれもボリューム満天。でもペロリ。
森歩きすると、なぜか、とてもお腹がすくのです。

何ゆえ、この地を住処として選ばれたのか、大西さんに質問してみました。
昔の人がやっていることに興味があって、学生時代考古学をやっていたのだけれど、
研究するとかいうのではなく、自分でそれを使ってみたり、実際やってみたかったとのこと。
そして、ここ、奥会津の人々の暮らしの中には、昔から伝わる技術や伝統が、
まだ、生きていて、凄いなと思ったということ。
それから、この周りには遊べる森や山がたくさんあるということ。
そんなお話を聞かせてくれました。
世界中の山に登ったりしている人に気に入ってもらえるこの場所は幸せ者だなと思います。

磐梯山という火山を中心とした裏磐梯の凛とした緊張感とはまた違った、
ほんわかした雰囲気を感じました。
自然も人も、なんだか温かい感じが伝わってきました。
また、季節を変えて是非行ってみたいな。



ランチの後は、移築された古民家の中を見せてもらいました。
見せていただいたのが、染屋という藍染をやっているところで、
床にはたくさんの藍甕がならんでいて、圧巻です。


ここで、藍を醗酵させるのですね。
今は冬なので醗酵は止まってますが。

こういう、手仕事系のものを見ると、なんだかワクワクします。
ちょっと、ここに数日泊り込んで、いろんな体験をしたい感じ。

そんなわけで、火起こしの話までたどり着きませんでしたので、続きはまた明日。

*大西さんがやっている、自然学校
NPO法人 森の遊学舎







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2 コメント

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いいなぁ (のん)
2011-01-23 23:59:23
訪問先の写真、大西さんがなぜ南会津を選んだことなど、ご報告ありがとうございます。
藍甕、たくさんありますねぇ。
今度、行ってみたいです!!
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Unknown (安珠)
2011-01-24 10:37:27
のんちゃん、コメントありがとう。
手仕事系のことが、いろいろあったので、
また、行ってみたいと思ってるから、
是非、一緒に行きましょう。

奥会津方面には、編み細工の三島町や
からむし織りの昭和村があるので、
そのあたりも一度行ってみたいと思っています。

奥会津、文字通り奥が深いです。
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