八(はち)に拘るエコグリーン石井光暢のブログ

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セントーサ島

2007年02月20日 | monolog

セントーサ島はシンガポール本島から800mの距離にあり、島にいくにはご覧のようにケーブルでいくか、車で桟橋を渡っていくかのいずれかの方法でなければなりません。

車で入場する際には、入場料を取られてました。

セントーサ島は横4キロ、縦1.5キロの一大レジャー島でプライベートな感じのビーチが何箇所もあったり、水族館やイルカのショー、そしてゴルフ場もありと老若男女全てに対応できるような構成になっています。

今ではすっかりリゾート地として世界各国、もちろん日本からも多くの観光客を集めているセントーサ島ですが、第二次世界大戦のときは旧日本軍によって5千人とも5万人ともいわれる虐殺が行われた場所だそうです。

太平洋戦争の開戦のきっかけにもなった真珠湾攻撃の数時間前に日本軍はマレー
半島に上陸し、翌年(1942年)の2月15日にシンガポールを占領したのです。
それから半年の間で主に中華系の人たちを抗日として虐殺を繰り返したと史実にはあります。


中国や韓国ほどシンガポールという国は歴史認識に敏感ではありません。しかし、それはシンガポールという国が、国家の針路を『経済発展』ということに、より照準を絞っているためで(中国や韓国が経済発展を目指していないということではありませんよ)決して過去の惨事を忘れたわけではないのです。

Forgive,but Never Forget.

「許そう、しかし忘れまい」

8月の終戦記念日近くになると、町に溢れるキャッチコピーだそうです。

胸にしみる言葉ですね。。

下の画像はラッフルズホテル近くにある慰霊塔です。
記念碑

戦時という狂気のなかで、人々はどういう想いで朝を迎えていたんでしょう。人を殺めることはどんなことがあっても許されることではないです。しかし、たかだか60数年前に起きた出来事の本当の理由が知りたいと思うのは私だけでしょうか。なぜ戦争は起き、狂気に満ちた世界が繰り広げられたか、なぜシンガポールを含むアジアの人たちは殺されてしまったのか、戦勝国のお仕着せではなく、日本自らが正しい歴史認識を持ちそのうえで謝罪と反省を込めて新たなグローバリゼーションをアジアの国々と築いていくことはできないのでしょうか。

人の命は地球よりも重いはずですよね。


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