八(はち)に拘るエコグリーン石井光暢のブログ

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靖国神社

2006年08月18日 | My mind

小泉首相の靖国神社参拝が国内外を騒がせていますが、なるべく政治的思想やナショナリズムは排した形で、この問題に対する私の考えを書かせて頂きます。

まず何故これほどオオゴトになっているかというと、皆様ご存知の通り『A級戦犯が合祀されている』ことが重要なファクターとなっています。そしてこの問題を更に複雑化させているのは、A級戦犯を裁いた東京裁判そのものが戦勝国の一方的な裁判で、国際法上認めらるものではなく、よってA級戦犯など存在しないという意見を持つ者と、侵略を受け強制的に戦争へ駆り出され、死して尚も望まぬ場所(A級戦犯と合祀されている)へ祀られたとするアジアの人々との間に深い溝を生んでいるためです。(この他にも細かな問題は山積していますが)

そして この深い溝を政治的に利用している人たちもいるようで、この問題は更に更に複雑化しております。

先に記したとおり政治的思想やナショナリズムを排した形でこの問題を捉え、解決の糸口を探るには、やはり正しい歴史認識(しかもアジア共通の)が必須でしょう。戦勝国の押し付けではない戦後の総括を、日本人自らが参加(日本だけでなく、アジアの国々も交え)して行う必要があると思います。そしてその総括の大役を担うのは、NGOやNPOなどの民間組織が望ましいのではないのでしょうか。
あくまで素人の思いつきですが。

政治家の方たちには、『靖国で会おう』と言って若い命を散らしていった英霊たち、自分の祖国を離れ戦地で亡くなったアジアの人々のために、靖国問題を政治問題にせず解決して頂きたいと思います。

最後に。

自分がもし戦時に生まれ、帝国軍国主義的な教育を受けていたとしても、自分の命を賭してまで『お国』や『家族』や『プライド』を守ることができたか。私には自信がありません。

 


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