明日香には沢山の石造物がありますが、中でもユニークなのが亀石です。
うたたねしているようにも見えるし、微笑んでいるようにも見えます。
その昔、ここ「川原」と西むかいの「当麻」との間に池があり、この池の水利権を巡っ
て川原と当麻との間で争いがあり、水利権が当麻のものになってしまいましたが、こ
の池が干からびてここに住んでいた亀たちが死んでしまいました。
この亀の供養のために川原の人達が亀石を造りました。
亀石は南西の方角を向いていますが、真西を向いた時、当麻一帯は水没するという
言い伝えがあります。
が、境界の印として造られたのではないかという説が有力のようです。
売り物ではないのでしょうが、ところどころに手作りのオブジェのようなものが置か
れてあったりします。
この地に古くから伝わっているトンボ玉の製作場です。
昔ながらの手動のふいごで風を送りながら火を起こしています。
体験製作もできるようです(料金1,000円)。
農地をぬって流れる用水路も石積で、のどかな感じがします。
水そのものの透明度は高いです。
飛鳥川の水もきれいなのでしょうがゴミが多くて残念です。
さすがに、何もないこんな場所を歩いてる人は私の他にはおりませんでしたし、
普段でも農家の人以外は通らないのでしょう。
だからかどうか知りませんがゴミはありませんでした。
結構、歩きましたが季節柄かほとんど汗もかかず、それどころか非常に寒い一日で
した。
こういうときは、暖かいものを食べるに限るということで、かなり遅い昼食(というより
も時間的にはおやつの時間ですが…)を食べて家路につきました。
明日香の写真をアルバムにUPしましたので、よろしかったら覗いてみてください。
☆アルバム「明日香村(奈良)」