一週間ライブが無かっただけで、何か変な感じ。
週末の仕事が無くなったので、久々に神戸に行ってみようと思ったのです。
andymoriの出演するイベント
「週末Diner meets ランチキ騒ぎ」のチケットがまだあると聞いたので。
で、イベント前日にチケ取ったにも関わらず、なんと整理番号20番台。
…え!?andymoriですよ、アンディモリ。
ツアー追加公演のクアトロが完売、
9月にはなんばHatchまで決まってる、急上昇中のandymoriですよ?
あまりのeasyな展開に、実は出演するのは、
"andynori"とか"anbymori"とかみたいな名前のコピーバンドなんやないかと
直前までびくびくしながら向かったのは、港に面した倉庫を活用した上屋劇場。
開場前から港側のスペース、フリマや飲食ブースなどの出店が行われていて、
学園祭のような…、いや、町内のお祭りみたいなほのぼのムード。
意外に広くて驚き(クアトロぐらいのキャパあるんちゃうか?)の劇場内は、
マッドサイエンティストの研究所みたいなダークなテイスト。
シャングリラより雰囲気のあるライブスペースは初めて見たかも。
そしてそれ以上に驚いたのが、…人、少なっ!!
空間が広く、元倉庫なだけあって天井が高いだけに余計に目立つ。
ステージ前も、4列くらいしかオーディエンスいいひんやん
なので開演まで、再度学園祭…もとい飲食ブースで時間つぶし。
…うわー、andyのドラム・後藤君がフツーにメシ喰ってるわ!
その横では、イベント主催者、GOING UNDER GROUNDの
松本素生がギター弾いて唄ってるし!!(しかも、誰も特に聴いてへんし!!!)
とうことで、本物のandymoriが出ることは確認されましたが、
何だこの垣根の無さは。感動的にユルいイベントなのです。
トップバッタthe teleparthysの次は、松本素生の弾き語り。
今日はソロやから「S×O×U」と呼ぶんが正しいのかな
客席後方でフツーにぺちゃくちゃ喋ってる輩が多くて、かなり迷惑。
三番手、「SUNSONS」はある意味今日のメインイベンターか?
おいちゃんたちのバンドなのですが、始まると同時に
舞台前にはちびっこ達がずらりずらり。
…どうやらメンバーや関係者の子どもさん達らしい。
中にはスタッフパス下げてるちびもいるし。
でも、音楽聴きながらエアドラムしてるちびとかもいて、
音楽のある環境で育てられてる感じなのは素晴らしい。
しかも途中からステージによじ登っては、コロガシに
寄りかかってたり。お前ら自由すぎるぞ。
MCで連発される『…パ~ティ~やでぇ~♪』のフレーズに中毒。
(…この絶妙なアクセントを文字で説明するとですな。
戦国大名「長曽我部元親」の「ちょうそかべ」を発音する抑揚のまま、
『ちょ~そ~かべぇ~♪』と、だらりと音を伸ばして下さい。
この音を『パ~ティ~やでぇ~♪』と置き換えて完成です。
「パ」でなくて、「ティ」にアクセントがあります。
…Mr. BATERの「パーティー行かなあかんねん」と同じか。)
このドラッギーなフレーズ、終盤には、
「Aprilの24日は?」
「…パ~ティ~やでぇ~♪」
のコール&レスポンスが完成するほどの浸透ぶり。
んで、トリがandymori。
松本素生によると、「好き過ぎて解散して欲しいバンドNo.1」らしい。
ドラムセットが舞台上手に、センターを向いてセッティングされるのですが、
その真ん前の位置で、ドラマーを真横から見る。
なかなか見られない脚の動きもガン見できる絶妙なポジション。
先のSUNSONSの延長で、ステージ上手端によじ登ってちょこんと座る女の子と、
その子が気になるドラム後藤君。なんだこの不思議な世界。
■セットリスト(かいてぃさん勝手に貰いました~)
01.夢の中へ(陽水カバー)
02.すごい速さ
03.everything is my guitar
04.ベンガルトラとウイスキー
05.クレイジークレイマー
06.1984
07.ハッピーエンド
08.CITY LIGHTS
09.FOLLOW ME
10.SAWDEECLAP YOUR HANDS
EN1.ロックンロール(くるりカバー)
EN2.Life is Party
夜は三宮に場所を写し、同イベントの「打ち上げ」DJパーティー。
このハコは所謂「クラブ」なんで、
いつもと違いオーディエンスのTシャツ率限りなく低し。
でも、べろべろの酔っ払いと、女の子に声掛けまくってる奴が多くて辟易。
…邦楽ロックのDJイベントって、健全な空間やってんなぁ。
(ちなみにハコのセキュリティチェックはしっかりしてて、
エントランスのチェックゲートで
「…あのー、出演者の後藤大樹なんですが。」と言ってる後藤君に遭遇。)
松本素生やandymori後藤のDJも、普段聴かないような曲が多く
全体的にかなりアウェイな空間やったものの、
お目当てのエレキコミック・やついいちろうのDJは最高!!
レミオロメン『粉雪』でのやっつんからのオーダーが、
「全員つまらなそうに、やっつんに罵声なんか浴びせつつ
フロアからハケていくんやけど、サビになったら全力で戻ってきて合唱」
とか、訳の分からんギミックがめっちゃ面白い。
ダイノジのジャイアンナイトもそやけど、エンターティナーとしての
お笑い芸人のスキルって、他の娯楽要素と合わさった時の相乗効果が
恐ろしいのであります。