エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

日本、宇宙太陽光発電に乗り出す。

2009年04月08日 11時23分37秒 | 太陽のエネルギーがいる
グリーンエネルギーとして注目されている太陽光発電。
その太陽光発電を最も効率良く行える場所は何処かと言えば、宇宙空間だ。

宇宙空間は天候に左右されず、昼夜を問わず安定した発電が可能で
地上の5~10倍の効率で発電できると試算されている。

人工衛星に取り付けた太陽電池パネルでの発電が、欧米などにおいても既に
検討されてきたが、今のところその為の人工衛星を打ち上げて試験する段階には
達していない。

その「宇宙太陽光発電」の技術開発に、日本が本格的に乗り出す事になった。
日本においてはこの「宇宙太陽光発電」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が
中心となって基礎研究を進めてきたが、それを基に4月3日に政府の
宇宙開発戦略本部の専門調査会で基本計画の骨子案が示され、
「宇宙太陽光発電」が環境・エネルギー対策の先端的研究に位置付けられた。

その結果5月に策定される政府の「宇宙基本計画」に盛り込まれる見通しになった。
3~5年後を目標に小型の人工衛星を打ち上げ、発電や送電の技術を確かめる
実証試験が行われる予定で、実証試験後、経済性などの段階を経て、
実用化に向けた検討に入る。

日本の「宇宙太陽光発電」は欧米のものと同じ方式で発電するのだが、
その発電した電気を地上に送る方法として、大気や雲に吸収されにくい
電磁波に変えて送る案が検討されている。



只、太陽光を効率的に電磁波に変える技術開発や、それを地上に安全に送る
技術開発など相当やっかいな課題が待ちかまえており、その実現への道のりは
険しいものとなりそうだ。

成功すれば、世界が原子力発電に傾きつつある今、その流れを変えることが
出来るかも知れないと考えるのは大袈裟だろうか。

こういった環境面での分野で世界をリード出来れば、旨をはって
誇れる事だと思う。

その為にも日本の技術開発力に期待したい。


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by エ・ビ・ス







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