エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

里山の倒木偵察・・・長官山(254m)~瀞台(273m)

2019年04月17日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
倒木偵察・・・ 長官山 (254m)瀞台(273m)
■ 山 行 日    2019年4月16日(火)   日帰り
■ コ ー ス     馬追温泉Cコース~長官山~伏古斎苑コースB登山口
           ~馬追Dコース~瀞台~D登山口~馬追温泉Cコース

■ メ ン バ ー     夫婦登山 №12
■ 登 山 形 態      登山道(遊歩道) 登山口
■ 地 形 図     1/25000地形図  「南長沼」「三川」「栗山」
■ 三角点・点名    長官山  三角点無し 標高点のみ    
           瀞台  一等三角点  点名「馬追山 ウマオイヤマ」

■ コースタイム    周遊タイム  約3時間25分
<登り>
10:50  登山口C(馬追温泉)出発
11:25  長官山 (254m)

<下り>
11:45  下山開始
12:15  登山口B(伏古斎苑)

<登り>
12:40  登山口D(道々札幌夕張線)
13:20  瀞台(273m)

<下り>
13:40  下山開始
14:10  登山口D

14:15  登山口C(馬追温泉)P帯



今回の周回コース・・・

★ 気になる倒木偵察へ・・・
いつもながら遅い出発になってしまったが、夫婦登山の計画は前夜の大雨で頓挫
してしまい無計画になってしまった。
しかし、嘘のように朝から快晴の天気。そわそわしながら「どうする?」を連呼し
どうする事も出来ないので、「こういう時は里山でしょ!」と瀞台に決まった。
余りにも天気が良いので最近歩いていないコースを辿りながら「倒木の状態」を知
りたいと思ったので車を馬追温泉前に停めて長官山に登り、下りは伏古斎苑そして
瀞台へ登る道々札幌夕張線のDコースを往復する周回コースを歩いて見る事にした。

ただ、長官山から伏古斎苑コースは、コース上の倒木伐採作業中の為「通行禁止」
とされているが、偵察のため自己責任で辿る事にした。



昨年10月に閉館した「馬追温泉」から出発する・・・

★ 閉館した馬追温泉・・・
明治41年1908年に開業した「馬追温泉」が昨年10月110年の歴史に
ピリオドを打ち閉館した。今は建物も庭もそのまま残っているが寂しさが漂い、
惜しまれる温泉である。そのすぐ横を通り過ぎいつもの登山口からスタートした。



すぐに満開の「福寿草」に出迎えられ春を実感する登山道歩きとなった・・・


この標識の後から徐々に異変が現れる・・・


昨年の台風による倒木がここにも被害をもたらした・・・


まずは倒木が「掛け木」となった危険木から始まる・・・


癒される「フッキソウ」に花が咲いた・・・


まだ手が付けられていない倒木の現場・・・


この標識から山頂近くまで特に酷い倒木があった・・


温泉コースから登るとここが一番の被害地だ!


倒木があっても登山口から30分足らずで登れるから嬉しい長官山だが・・・

★ 血が騒ぐ・・・
きっと毎日のように誰かが登っては少しずつ倒木や枝を切って通り易くしてくれ
ているのが要所に伺える・・。
しかし、大木だけは手鋸ではどうする事も出来ずそのままの状態で放置されている
のが実態だろう。長官山から進入禁止の伏古斎苑コースは倒木のもっとも悲惨な場
所だが、ここには少しずつ手が加えられ通行が出来る状態ではあった。ただやはり
充分気を付けなければ危険な状態である事は付記しておこう。

正直、伏古斎苑コースに手が加えられ倒木処理がされていることが嬉しかった。
あれだけ処理するには相当な労力と人員が関わっていると想像出来るが、それでも
まだ作業は終えていない。その位あの場所の倒木は凄いのだと強調する。

ただ、他のコースはほとんど手が付けられず倒木はそのままで「う回路」がすでに
登山道のようなしっかりした踏み跡になってしまっている。

そんな状況を目の当たりにするとどうしても私の血が騒ぎ始める・・・。



長官山頂上から望む「夕張岳」をズーム


同じく「芦別岳」の展望も良く絶景が広がっていた・・・


写真では分かりにくいが、樽前山や恵庭岳方面も素晴らしい展望が広がっている・・・


長官山展望台にて・・・


進入禁止になっている長官山から伏古斎苑コースの入口

★ 偵察・自己責任・・・
以下の倒木写真は、伏古斎苑コースの倒木である。
墓地側の入口と長官山側の入口にはロープが張られて「立入禁止」と表示されて
いるが、コース内に入ると禁止ではなく注意して通行するようにと変わっていた。

いずれにせよダメなところに入る事は承知の上ですべて自己責任で偵察する事に
した。(良い子は真似をしないように・・・)

このコースの全長は約1600mだが、長官山から400mほど入ると倒木が現
れはじめ以後集中して半端ない倒木の嵐となっている。以前通った昨年の10月
は、台風の直後で悲惨な状況だったが、少しずつ手が入り今は通行が可能な状態
まで整備されつつある。ここは、どなたかが整備していると分かったので今後の
整備に期待して見守りたいと思ったが、出来るだけ早く通行可能の処置になる事
を望むばかりだ。



長官山から伏古斎苑コースに入り10分も経たない内から倒木現場が現れる




このコースの全長は約1600mだが、倒木現場はこの辺から集中して凄まじい・・・


もっとも酷い現場にはようやく手が加えられチェーンソーで処理されていた


取り敢えず人が通れる通路を確保するための倒木処理がやっとかも知れない・・・


どこの機関か団体なのかわからないが、登山者にとっては有り難い倒木処理である・・


このコースにも満開の「福寿草」と「エゾエンゴサク」が沿道に見られた




始めて見た白い「エンゴサク」


墓地側の入口(出口)の規制線


墓地に咲いていた「クロッカス」の群落がとても映えていた





★ Dコースから瀞台へ・・・
伏古斎苑から一旦道々に出て、道々札幌夕張線にあるDコース登山口まで15分
ほど歩く。ここから瀞台までの全長は約2400mだが、昨年の台風以来まだ訪
れていなかったので偵察してみる事にした。
歩き始めて沿道の両脇に咲き乱れる「福寿草」の多さに驚く。この時期に歩いた
ことが無かっただけに馬追丘陵全体の福寿草にはホントびっくりだった。

歩き始めて前半は何事も無く順調に登山道を歩いていたが、やはりここも例外で
はなかった。後半から瀞台頂上近くまで倒木が連続して現れ重なり合う倒木の所
は、う回路になっていてすっかり踏み跡が登山路のようになっていた。
それ以外の倒木も下を潜って通る個所も2~3ヶ所あり、処理が必要だなぁ~と
熱い血が騒ぐ・・・



コース中盤から倒木が現れるもほとんど手が付けられていない・・・


倒木を潜る場面も2~3度あった・・・




なんとか瀞台にも到着。これで一応偵察を終えたが、一人ではどうする事も出来ない倒木の数であった・・・

★ 偵察結果・・・
<倒木処理が必要なコース>
① 馬追温泉Cコース~長官山
② 長官山~伏古斎苑Bコース・・・他団体で処理中
③ 道々札幌夕張線Dコース~瀞台
④ 馬追名水Fコース~瀞台



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