エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

岩手山 (2038m)

2014年07月07日 | 山紀行 (本州)
全国登山大会に参加・・・岩 手 山 (2038m)
■ 山 行 期 間   2014年7月3日(木)~5日(土)  2泊3日
■ コ ー ス    焼走りコース~山頂~網張コース
■ メ ン バ ー    大会スタッフ約50名 参加者約300名 (内、北海道チーム15名)
■ 登 山 形 態   登山道
■ 地 形 図   1/25000地形図  「松川温泉」「大更」


焼走りコース登山口の溶岩流展望台から望む「岩手山」・・・webからのコピー掲載
【あふれ出た溶岩流が作り出す荒涼たる風景】
標高2,038mに及ぶ、岩手県の最高峰・岩手山。
18世紀に起きた大きな噴火であふれた「焼走り溶岩流」は、噴出口から溶岩が流れ出る経路までを
はっきりと観測できる。その長さは約3km、最大幅約1kmにも及び、国の特別天然記念物に指定され
ている。観察路は約1kmで、焼走り展望台からは、岩手山と黒々とした溶岩流の迫力ある光景を目に
することができる。地球のスケールの大きさを感じさせるスポットだ。


★ 昨年の羊蹄山に続く全国登山大会・・・
今年の全国登山大会は、岩手県岩手郡雫石町網張温泉キャンプ場をベースにした岩手山2038m
が舞台となった。Aコースは、ベースキャンプ地からバスで移動し岩手山の北東部に当たる焼け走り
コースが登山口。頂上から時計回りで外輪を辿り不動平避難小屋を経由して西へ抜けキャンプ地の
ある網張コースへ下山する。総距離15.8キロも最後の2キロはスキーリフトが利用出来る。
Bコースは、網張キャンプ場からスキーリフトに乗って標高1300mまで登り、鬼ヶ城ルートを辿って
頂上。下りは、Aコースと同じルートでキャンプに戻る。
全国から約300名の参加者。自分の技量に合わせてA・Bコースを選択し、自主登山で登る。

昨年の同大会は北海道「羊蹄山1898m」で開催され約280名が参加した。
北海道チームは15名で参加、全員がAコースを選んだ。


★ 岩手山2038m・・・
岩手山(いわてさん)は、東北、奥羽山脈北部の山で標高2,038m。
二つの外輪山からなる複成火山。岩手県最高峰である。日本百名山に選定されている。

岩手県八幡平市、滝沢市、雫石町にまたがる。西に姥倉山、大松倉山が続くものの、奥羽山脈の
主稜からは離れており、独立峰に近い。東の盛岡側から見る姿は富士山のように長い裾野を引く
整った形で、「表岩手」と呼ばれる。南の雫石町や北の八幡平市松尾方面から見ると、外輪山の
連なりが凹凸をなし、「裏岩手」と呼ばれる。山域は、1956年(昭和31年)に十和田八幡平国立公園
に指定された。
別名に巌鷲山(がんじゅさん)があるが、本来「いわわしやま」と呼ばれていたものが「岩手」の音読み
「がんしゅ」と似ていることから、転訛したものだとも言われる。春、表岩手山には雪解けの形が飛来
する鷲の形に見えるため、これが山名の由来になったとも伝えられる。静岡県側から見た富士山に
似ており、その片側が削げているように見えることから「南部片富士」とも呼ばれる。古名に「霧山岳」
「大勝寺山」。俗称に「お山」。「子富士」とペアで「親富士」と表現することもある(原敬句碑より)。
古来から信仰の山で、山頂外輪を取り囲むように石仏、山麓の滝沢村・盛岡市に岩手山神社が祭ら
れる。前九年の役以後、巌鷲山大権現大宮司として伊豆国出身の「栗谷川(厨川、工藤)家」が代々
祭事を務めることとされていたが、後に祭祀権をめぐり攻防があった。


★ 列車の旅・・・
7/2 札幌22:00発青森行き急行はまなすに乗車。
この日、白石駅構内で発生した人身事故の影響で札幌駅の発車は18分遅れるも終着の青森には
定刻に翌朝5:39に着いてホッとする。車内では仲間とビールを飲みながら談笑し24時には寝台
ベットに潜り込む。
青森から新青森までは普通列車に乗り継ぎ約4分で新青森駅に到着。
新青森駅から始めての東北新幹線「はやぶさ4号」に乗車、1時間もかからず盛岡駅7:10に着いた。
車窓からの景色を眺める暇も無くトンネルを出たら盛岡・・・という感じだったが、列車の旅気分を久々
に楽しく味わった往路だった。



ブルートレインの急行はまなす


新青森駅ホームにて・・・始めて見る乗る東北新幹線はやぶさ号

【7月4日(金)】  くもり~霧雨~晴れ~霧雨
★ 登山大会・・・
焼走りコース登山口 標高570m 5:55出発
網張温泉キャンプ場からバスで約1時間。参加者の内約120名がAコースを選んだらしい。
北海道チームは15名。途中から2班に分けて登る事にした。
ポツポツと細かい雨が降り山全体はガスに覆われてまったく見えない。
登山口近くにある「溶岩流展望台」からは天気が良ければ最初の写真のように溶岩流と岩手山を
望めたようだがこの日は生憎の天候で望めなかった。

出発してしばらくは鬱蒼とした樹林帯の登山道を淡々と登り、最初の目的地「第二噴出口跡」を目指す。





こうした登山道が延々と続く・・・

第二噴出口跡(標高約1100m)には7:28に通過し、少し登ると樹林帯から出て景色が望めるはず
だったが、ガスは切れず展望は無かった。しかしここからは「コマクサ」を始めとする高山植物が目を
楽しませてくれ辛い登りも癒される思いだった。





最初に目に付いたのは「ハクサンシャクナゲ」だったが上手く撮る事が出来なかった。
次に見つけた「ミヤマハンショウズル」です。


★ 圧倒するコマクサの群生地・・・
コマクサは第一噴出口跡を過ぎ樹林帯から出た火山礫の広がる登山道で出会う。
標高は約1250m過ぎからで1410m付近にある上坊コース分岐のツルハシ分かれ手前まで延々と
続く。株の多さは北海道の大雪山系に匹敵するほどだ。まとまった大きな群落では無く点在しながらも
長い距離の中にいつまでも続くと言った感じだろうか。そして、コマクサの群落に混じってタカネスミレや
ミヤマハンショウズルとハクサンチドリも負けずに群落を成し、景色の見えないガスの中でも退屈する
事は無かった。



高山植物の花の女王と呼ばれる「コマクサ」・・・大雪山系のコマクサより薄いピンクでかわいらしい。


こんな場所が登山道脇左右の至る所に群生していた・・・




現地ではジンヨウキスミレと思ったが、葉の光沢と厚さから「エゾタカネスミレ」が正解かも?


コマクサに匹敵する程この花とミヤマハンショウズルそしてハクサンチドリも多く群生していた・・・。

★ 再び樹林帯へ・・・
標高1310m付近 7:55~8:15 休憩
コースは再び樹林帯の登山道となり後続の仲間待ちで休憩を取る。
登山道で出会う花たちは北海道のメジャーな花と変わらずここだけの固有種的な珍しい花を見つける
事が出来なかったが、標高が高くなれば花期を終えたサンカヨウ、シラネアオイやツバメオモト等の群
落もまだ見る事が出来た。



サンカヨウ


大きな岩場にひっそりと咲いていたイワヒゲ


タニウツギ


ハクサンチドリ


ミヤマスミレ


ズダヤクシュ


ウコンウツギ


シラネアオイ


ミネザクラ

★ 登りの大詰め・・・
平笠不動避難小屋 9:45~10:00 標高約1760m
コース的には9合目と言って良い高さと距離を登って来た。
登り始めて約4時間もこの間休憩が4回合わせて55分を含めてもガイド本の4時間30分と比べたら
より早いペースだった事がわかる。展望の無いガスと樹林帯がペースを早くしたのかも知れない。
北海道チームスタート前の打合せでは全員が一つにまとまって登ろうと意思統一もしたが、明らかに
足並みの違うメンバーも同行していたので登山口前では二つの班に分けて登っていた。

メンバー15名の内先行組が10名、後行組が5名だった。
登るに連れ各班にもバラつきが出て先頭に着いて行けないメンバーは遅れ始めた。
30分に1回のペースで休憩を取るも待つ時間が多くなったのも事実である。ならば先頭がもっとゆっく
りと歩けば・・・と思うが、他のチームを含めた120名の団体で登っている登山だったので難しい先頭
リーダーのペース取りだった。
二つに分けた班もいつの間にか4班くらいになつていてその間も開いていた。
それでも平笠不動避難小屋広場では先行組メンバーは全員揃い、詰め登りに全員でスタートを切った。



平笠不動避難小屋 1760m


平笠不動避難小屋の裏手の岩峰(茶臼岳)


上空が晴れて来て平笠不動避難小屋から岩手山を望む

★ 標高差250m・・・
近そうで遠い山頂部を下から仰ぎ見、登山路の斜度を想像しながら外輪までの標高差約250mを
登り始めた。ここも鬱蒼とした樹林帯を登るのか?・・と思えば、意外にも所々視界が広がる展望の
良い登山道だった。道路脇には再びタカネスミレやキバナノコマノツメ、外輪に近づくとイワヒゲや
イワウメそしてコマクサも点在して咲き乱れまったく飽きる事無く楽しい最後の登りだった。



キバナノコマノツメ


いよいよ頂上を目指して・・・


ミヤマハタザオ


イワウメ


頂上外輪分岐に到着、頂上まで200m・・・


外輪分岐にて


タカネスミレの群落 (特に頂上外輪北側の斜面に多い)・・・

★ 初登頂 「岩手山2038m」・・・
頂上 10:40 登り 4時間45分
一般の登山者を含めすでに多くの人が頂上に登っていた。
心配していた天候も山頂では青空も顔を出し、視界が少しずつ広がって行くのが分かる。
きっと山頂もガスの中だね・・と諦めていた登行だっただけにこの回復と共にテンションは上がり気味だ。
北海道チームも一人二人と登頂するたびに握手をして喜び合う。

平笠不動避難小屋の手前で見つけた残雪で、ザックに忍ばせた缶ビールを冷やして持ち上げていた。
もうキンキンに冷えて飲み頃だった。350缶2本を10人で飲んだ。

久々の山頂キンキンビールは美味かった。皆にも声を掛けてもっと持ち上げたら・・と思った。
でもみんなに喜んで頂き唯一のお役にたった仕事をしたと自負する私だ。
山頂写真を撮りながら休んでいると後行組も登頂して15名が山頂で揃った。全員で集合写真を撮る。
申し訳ないが後行組のビールは無かった・・・ゴメン。


下山開始 11:20


登り 4時間45分でした。初登頂「岩手山」です。


頂上から東側の外輪を望む (下山する方向)・・・


頂上は意外と広い・・・


頂上から南側の展望・・・

★ 不動平で足止め・・・
Aコースの下りは、不動平とお花畑を経由して網張コースを辿り最後の2キロは犬倉スキーリフトを
利用しての下山だ。下りの総距離は7.9キロもリフトの2キロを差し引き5.9キロを下る。

山頂での天候回復と絶景を楽しみ、冷たく美味しい缶ビールを飲んでテンションを上げての下りは
足取りも軽かった。ちょっと造反的に外輪のガレ場道を走って降りる。
下にある不動平まで通常30分のところ15分で降りて来た。避難小屋と広いキャンプ地があり大勢の
参加メンバーが休んでいた。ここは、チェックポイントだったのでチームと名前を申告すると12時まで
下山はしないで下さい・・と案内があった。

不動平 11:35
先頭グループで到着していた他県のチームは10時からここで待っていると言う。
足止めの理由は、鬼ヶ城コースから登って来るBコースを選んだメンバーの到着が遅れているらしく、
狭い登山道で大勢がすれ違うと渋滞になる事を懸念しての事らしい。
休憩するには最高の場所で周りはお花畑だ。ゆっくりと昼食を取って横になるのも許される贅沢な
時間だったかも知れない。私たちのメンバーも順次降りて来て12時前には全員が揃っていた。

広場に増える参加メンバーで大会スタッフは11:50の下山を許可し、待ち疲れたメンバーは競って
降りて行く。しかし、私たちメンバーの後行組はつい先ほど到着したばかりだったので更に休憩する。


★ 故障者・・・
メンバーの一人が故障者となる。
普段もあまり山に登っていない64歳の男性Sさんだった。足の疲労度もあるが体力の限界に
達したのかも知れない・・と、同行のメンバーが言う。途中からザックは同行者が背負っていたらしく
Sさんは空身状態で歩いていたが、足取りは遅く時間を要していたらしい。

ここからSさんのザックは私が背負った。
またこの先も先行組と後行組に分かれての下山だったがある程度の距離を保ちながら離れ過ぎに
注意することにした。



不動平避難小屋分岐



不動平出発 12:35
標高約1830mの不動平からお花畑と呼ばれる湿原は1450mで一気に400mの標高差を下る。
その間ほとんどが樹林帯の中で南に見上げる岩峰群の鬼ヶ城を見上げながら谷底に吸い込まれる
ように降りて行く。不動平から西斜面をどんどん降りる斜度は結構キツイ場面もあった。
登山道も狭く岩場もあった。通常このコースは下り専用で登りには使わないと言うのも納得の登山道だ。
逆に登りで使ったBコースの鬼ヶ城コースも下りでは非常に危険を伴う高低差のある岩場らしく、下から
見上げただけで納得の話だった。



ミヤマキンバイ


オオバキスミレ


鬼ヶ城と呼ばれる岩峰群の険しい尾根


御釜湖方面への分岐で通称「お花畑」と呼ばれている


チングルマ (お花畑)


お花畑から望む鬼ヶ城

★ 事故の発生・・・
お花畑 13:40~14:10
急斜度の登山道を下り谷底に着く頃平らになって突然湿原に出ると木道の完備されたお花畑に
到着した。その名の通りチングルマやイワカガミ、ムシトリソウやオオバキスミレなどが群生する
お花畑で別世界に飛び込んで来た感だ。Sさんを含めた後行組を30分待っていたが来なかった。

大会スタッフからの情報でSさんは途中で動けなくなり休んでいるらしい。最終リフトの営業時間は
17時で終了。タイムリミットも迫っていた。スタッフから責任を持って全員を無事に降ろします・・
先に降りて下さいという言葉に甘んじて先行組は降りる事にした。

そこに別情報で他県のメンバーが転倒してケガをしたと言う知らせが入る。
私たちも良く知っているメンバーで心配だったが今はどうする事も出来ない。

お花畑を出る頃から急に天候が変わりだした・・・。
見上げていた鬼ヶ城は一面のガスに覆われ一瞬にして見えなくなった。
空の雲も厚みを増し怪しくなって来た。

後行組のメンバーとケガをしたメンバーの事が心配になるが、降りるしかないとリーダーの後に続いた。



イワカガミ (お花畑)


ムシトリソウ (お花畑)


オオバキスミレの大きな一株 (お花畑)


キンロバイ? (お花畑)


ハクサンシャクナゲ

★ ルートミスも・・・
切通し分岐 14:40
この分岐は、お花畑と鬼ヶ城コースの分岐だが黒倉山への分岐にもなっている。
分岐には標識が立って居てどちらの方向にも「網張登山口」の案内があった。
先頭のリーダーはそれを見て真っ直ぐに進む分岐右側のルートを迷わずに行ってしまった。
事前に地図を読んでいた私はそれが黒倉山へ行くルートだとすぐ分かり声を出してリーダーを
呼び止めようとしたがすでに届かないほど前を登っていて諦めた。
距離的にはさほどのロスではないが黒倉山までの登り返しが意外とキツク辛かったが、思い掛け
ないピークをもう一つ登れると喜び頑張る事にした。
途中で雨が本降りとなりカッパを出して頭から被った・・・。

黒倉山1570m 頂上  14:57
本コースの分岐      15:03



ルートミスで登ってしまった「黒倉山1570m」雨の初登頂・・・

★ 犬倉スキーリフト・・・
いぬくらスキーリフト終点 16:07~10乗車
先行組10名のメンバーもいつしか5名、5名に離れてしまいあげくにミスルートで後続のメンバーが
先行したのか後ろなのかも確認出来ずリフト乗り場まで来てしまった。
結果として私たちを抜いていたのは1名ですでにリフトに乗って下山していた。
残り4名は私の後行で10分ほど遅れてリフトに乗ったようだった。下山口で先行組10名の確認は
出来たものの後行組の状態は不明のままリフトの営業終了時間が迫っていて心配だった。



長かった縦走もようやく終了の犬倉リフト終点 標高約1300m付近


快適なリフトを二つ乗り継ぎ網張温泉キャンプ場へ下山する・・・

リフト下山口 16:45  下り 5時間25分
仲間の心配をよそに下山口では大会スタッフに温かく出迎えられ最終チェックを受ける。
そして冷たい缶ビールを頂き、山頂ビールに匹敵する咽喉越しと旨さは格別だった。
まだ降りていないメンバーが居ても無事を信じて先に飲むのは不謹慎ではない。
長い長い縦走路のAコース。それぞれが頑張ったご褒美の一杯だから許される行為なのだ。



リフトを降りて吊り橋を渡りキャンプ場へ向かう仲間たちです・・・


網張温泉で汗を流し、全国の仲間との交流会が楽しみだ!!・・・

★ 続報・・・
温泉も先に済ませてすっきりする。
心配していた後行組のメンバーや怪我をした他県のメンバーの情報が少しずつ入って来たが
最初は錯綜していて信用性に欠けていた。

後に上空にヘリコプターが旋回する。
救急車や消防車がサイレンを鳴らしてやって来る・・・。

リフトの営業終了時間は17時。すでに時間は過ぎていた。

そして、17時50分頃・・・・下山口に私たちの後行組全員が自力で無事下山する姿を出迎える。
ヘリコプターは、けが人を収容するために要請されたが濃いガスに見舞われ断念し山岳救助隊の
お世話になる。後で知ったが収容されて下山したのは22時頃ですぐに病院へ搬送されたそうだ。

事故の影響で予定されていた全体での交流会は中止され、用意された夕食だけを頂いて解散した。
テント場は本降りの雨となり各テントでは静かに反省会をしていたようだった。


【7月5日(土)】 くもり


最終日の朝、テントを撤収したキャンプ地


バスの時間まで余裕があったのでみんなで「足湯」を楽しむ

★ JR7時間の旅で無事帰還・・・
キャンプ場の朝は早く3時過ぎから話声で目が覚める。
昨夜テントを叩いた雨も上がって冷んやりとした気持ちの良い朝だった。
5時過ぎには朝食も出来上がりありがたく頂き、6時にはテントを撤収して出発に備えた。
送迎バスの出発は8時。余裕の時間でホテルの足湯を楽しみ散歩も出来た。

一番のバスに乗車。予定より早く出発してくれて盛岡駅には8時30分に着く。
予定していた新幹線は11:25だったが、すぐに変更して8:49発のはやぶさに飛び乗った。
新青森、函館で乗り継ぎ札幌には15:58に着く。

仲間4人での行動だったがJR7時間の旅もあっという間で今回の登山大会を終えた。

普段山行を共にすることが少ないメンバー同士、年齢も技量も経験も装備も違うメンバーたち。
同じ山岳部の仲間と言っても違いは様々で統一した行動は最初から難しいのかも知れない。
そんな中でトラブルなく全員が山を楽しむためにはどうすれば良かったのか・・・
個々の技量は申告制、みんなが同じコースに行きたいと言えばそれが成立する。
楽しさの中にも厳しさは必要。
今後の山行に残した課題が幾つか浮かび是非教訓として役立てたいと思った。

でも個人的には楽しかった登山大会でした。今度は冬の岩手山に登りたくなりました。



7/8 アップ終了。




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