エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

樽前・西山 (994m) 錦岡コース

2022年12月01日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
<第3弾>なかよしジジィのコラボ山行
樽前・西山 (994m) 錦岡コース
■ 山 行 日      2022年11月30日 (水)   日帰り
■ コ ー ス      錦岡コース (登山口は、観測坑道入口付近)
■ メ ン バ ー       りょうまさん、きんちゃん、エバ
■ 登 山 形 態       登山道 (私は長靴)
■ 地 形 図      1/25000地形図  「錦岡」「樽前山」
■ 三角点・点名     三等三角点  点名「樽前山 タルマエヤマ」
■ コースタイム     登り  50分   下り  30分
<登り>
08:50         登山口 (観測坑道付近)
09:40         西山頂上

<下り>
09:48         下山開始
10:18         登山口


★ 2年振り3回目のコラボ山行だが・・・
最初に名付けた「コラボ山行」から2年が経って3回目の山行になると、もうコラボなんて言う
必要も無く山友ジジィ同士のグループ山行で良いのではと思う。考えてみるとそもそも何故コラ
ボと名付けてしまったのか不明だが、互いが別世界に住んでいた訳でも無く、誰しもが他人から
始まる仲間であるからコラボと呼ぶのは今回で終わりにしようと思う。

りょうまさん、きんちゃん、私もすでに還暦を過ぎて互いにジジィと呼び合う仲になった。(笑)
りょうまさんときんちゃんは、同じ山岳会に所属し、同じ街に住む古い仲間でヤマッパーでもあ
る。そのヤマッパー繋がりで出会い知り合った関係の山友である。知り合う中できんちゃんの職
場で働く同僚に私の妻チーヤンの同級生が居る事が判明、増々距離が近づき同級生との再会も叶
ったりもした。

2年前2回目の山行は、2020年7月の夕張岳だった。あの時はまだ現役の時で同年の12月
に退職し今に至っているが、その間の山行が何故か実現しなかった・・。

今回の再会山行は、LINEグループで呼び掛け実現したもので3人さえ水曜日が休みであれば叶う
山行であると改めて認識する。


★ 近場で面白そうな山・ルート・・・
「一緒に行きましょう!」と話はまとまったが、行く山の選択は互いに出し合う事になった。
最終的には、りょうまさんの提案した「樽前山の錦岡コース」で決まる。山はメジャーでもコー
スはマイナー。事前に入林申請しなければ登山口手前約8.5km地点にあるゲートが車止めと
なるが、りょうまさんが申請済みで入林の許可と鍵の番号が案内された。そのお陰で車は登山口
である地形図上の635標高点付近にある「観測坑道入口」まで来れたのである。ゲートから登
山口まで樽前林道と唐沢林道を走る事になるが、GPSで確認しながら走らないと迷いそうな迷
路になっていて、一部の分岐だけ標識はあるものの登山口への標識では皆無なので注意は必要だ。

事実、三人ともGPSを起動しながらも2度もルートを間違えたし、道路も波打つ凸凹もあり普
通乗用車なら慎重に走らなければ何度か底付きするかも知れない悪路だった。またハイエースワ
イドのためか、両道路脇から張り出す木の枝が車のサイドを擦り小さな傷が増えてしまった。
まぁこれも想定内なのだが、修理から帰ったばかりなのでもう少し慎重に運転すれば良かったと
反省はしている・・・。



登山口に駐車したハイエース・・・すでに雪降る天候だった。

★ 冬山体験ツアーだ・・・
登山口には8:40に着く。国道からだと約16km、ゲートからは約8.5kmあった。
登山口の気温は-3℃で地面にはすでに雪が積もり始めている状況である。頂上部は全く見えず
ガスに覆われていたし、風も徐々に強くなって来ていた。そんな中でも中止などとは考えもせず
準備が出来次第のスタートは自然だった。08:50出発。

標高差は約360mあり最初から急登となり、ほぼ同じ斜度が頂上まで続く登山路だ。

上下の雨具を着て手袋、帽子は欠かせない。雨具のフードを被らないと耳が冷たくなる寒さだ。
軽い吹雪の中で視界は登山路と一緒に歩く二人だけ。少しずつ一歩一歩上を目指し、時々休憩。

最初から冬山体験の山行となり、それがまた心地良い・・・。

当初リーダーは、西山から反時計回りで東山を経由して周回する予定だったようだが、西山の頂
上が近づくに連れ、風も雪も強くなり呆気なく計画は頓挫した。



YAMAPのGPSを起動する二人・・・


登山道は右側、左側に観測坑道の入口が見えている・・


少し登ったところで振り返った風景・・・




いつも一緒に登っているきんちゃんとりょうまさんの二人。 右側に本峰の南斜面が見えている。


膝の手術から早10ヶ月、まだリハビリ中もしっかり歩くりょうまさんです・・。


たまには被写体となる私 (右) とりょうまさん                   (きんちゃんより提供)

★ 僅か1km、近かったわぁ~・・・
ジジィの足だから1時間以上は掛かるだろうと予測して、それも良しとゆっくり歩く。
先頭はいつもきんちゃん。意外と足取り軽く速い・・。
「オイオイ、もっとゆっくり登ろうや・・」と心の中で思いながら付いて行く。

突然足が止まり、ゼィーゼィーと荒い息のきんちゃん。「やっぱり早かったんだよぉ~」とまた
心の中でつぶやく・・。
一緒に足を止め休む。これでいいのだ。

だんだん頂上が近づくと本峰の南斜面が見え始めて来た。でも溶岩ドームも外輪稜線も見えては
いない。登れば登るほど風は強まり勢い良く顔に当たる雪で痛い。足元だけ見て歩き、ふと前を
観たら西山の観測塔が見え始めた・・。「えっ?まだ1時間も経っていないけど・・」と呆気に
取られたが、間もなく西山の頂上である。

まだ、09:40だった。



西山 (994m) 頂上・・吹雪状態です。


ソーラー観測塔の風下に退避する二人。




風が強く三脚も無かったので二人ずつ撮ります。先ずはきんちゃんとりょうまさん。


私とりょうまさん


きんちゃんと私

★ 下山です・・・
頂上には20分ほどの滞在。もちろん周回コースは中止でこのまま下山です。
冬山体験ではありましたが、訓練にはなりませんでした (笑

ジジィ同士もあの二人の実力を知らない私・・・
無理して「周ろうよ・・」なんて言えないもう一人のジジィ。
「今日は、ここでいいのだ」と納得しての下山。リーダーの判断に間違いはない。

楽しみは、下山後の♨。コラボ3回目にして叶った温泉。過去の2回はコロナ禍で断念していた
だけに嬉しかった。更に丁度お昼時だから湯上りの「ランチはどうします・・」なんて、探りを
入れるズルイジジィここにあり。

苫小牧名物「ホッキカレー」も食べて見たかったが、有名なのは牛タン赤兵衛だね・・なんて言
われると、まだ未経験の私にも興味津々。



さぁ~  下山です。


降りたら晴れる「あるある」ですね。たまには被写体の私。         (きんちゃんより提供)


あっという間に登山口っていう感じ・・・


折角なので三人で自撮りで~す。

★ 初代牛タン「赤兵衛」・・・
ここは初入店。隣には金剛園本店があり駐車場は共用みたいだったが、ほぼ満車状態だった。
丁度昼時で行列かなと思ったら、意外にすんなり入店。空いている席にすぐ案内された。

ノンアルで乾杯し、山行の無事を祝杯する。
お腹一杯食べて帰路へ・・赤兵衛の食レポは割愛しておく。



私が注文した牛タンと和牛ステーキのミックス定食(大)


麦ごはんは食べ放題も私はお替りなしで充分だった・・

最新の画像もっと見る

コメントを投稿