寂しい朝

朝から冷水を浴びせられたような気持ち。
まさか沙也加ちゃんが亡くなるなんて。
寝起きの悪い娘が、
飛び起きました。
それくらいの衝撃でした。

先月、帝劇に
「マイ・フェア・レディ」を見に行きました。
祝日だったので夫も誘い、
初めて三人で出かけました。
娘の推すキャストを見るためで、
沙也加ちゃんとは違う配役回でした。
ダンナは、しきりに
「神田沙也加が見たかった」というので、
次に行く時は、
そちらのキャストのほうにしようねと、
話したものです。
もうそれも叶わないかと思うと、
言葉になりません。

「SHOCK」の公演に行き始めたのも、
沙也加ちゃん出演の次の年からで、
私は結局、沙也加ちゃんの生歌に
会えずじまいでした。

「アイドル=松田聖子」
と言う世代の私にとって、
沙也加ちゃんは一つの象徴でした。
アイドルが
大人になり結婚し
親になる。
「女」という大きな括りの中では、
誰もが同じコースをたどるのだと。
同世代の子どもを持ったことで、
自ずと注目せずには要られませんでした。

なんの縁もゆかりもないオバちゃんでも、
こんなにショックで悲しいです。
ご冥福をお祈りします。