自由が丘の夕を「壽祐」の蒸し寿司で

自由が丘の駅前にある女神像にもイルミネーションが施され、何秒かでイルミネーションの色が変わっている。
商店の飾りもクリスマスムードで、リースや小物などもクリスマス。
人出も多く不景気さはまるでない。

そんな自由が丘の繁華街をぬけて少し行ったところに、京料理とお鮨のお店「壽祐」(じゅすけ)はあった。
カウンターが8席、奥に最大12名の掘りごたつ式和室があって、昨夜の7時過ぎにはもう満席。
コースも3種類用意してあったが、とりあえず単品で頼むことにした。

刺身の盛合せ、煮穴子の天麩羅、南禅寺蒸し、海老芋とゆり根の揚げだし。そして、〆はこの店の名物、蒸し寿司。

まず、前菜に野菜を使ったおばんざい風の小皿5品。
当たり前の話だが、どれも味付けも料理法も異なっていて、色々な味と食感が楽しめる。

ここで、お盆を取り替えて刺身の盛合せの登場。
鯛、中トロ、イカ、しめ鯖、さんま。
中でも、鯛は大ぶりのもので、甘さとこりこりした食感が「本物!」を主張している。
また、しめ鯖も浅くしめてあって、生臭さもなく上品な仕上がりでお酒が進む。

お酒は杜氏の名前がついた、但馬杜氏「三谷藤夫」(山廃・純米)を常温で飲んだ。
純米の豊かな風味とふくらみが感じられる旨口で、本当にどの料理にもよく合う。

煮穴子の天麩羅は初めてだが、若い板前(オーナー)に勧められて食べた。
塩も何もつけないで、煮穴子の味だけで食べるが、噛むほどに煮穴子のかすかな甘さが口の中に広がり、もう一つ…と先に進みたくなってしまう。
南禅寺蒸しもくずあんがかかっており、何が出てくるか楽しみな料理で、具の下ごしらえもさりげなく、でも、ちゃんと仕事がしてある。
海老芋とゆり根も京都らしい取り合わせでするっと食べてしまった。
子供の頃によく母が正月に作ってくれた、「いもぼう」を作ってくれるか訪ねたら、1週間前に言ってもらえればやりますよ、とのことだったので頼んでみようかな?

名物の蒸し寿司…いやぁ、本当に美味しい! 誰かが言った「宝石箱やぁ~!」がピッタリの表現かも知れない。

どの料理も、1人前をめいめいに分けて盛りつけてくれ、2人で同じお皿をつつくことはない気遣いも嬉しい。
帰りには、板前が店の外まで見送ってくれて、一層、気持ちを良くし、どこかで〆ようかと、しまうま君がいる店(↓)に向った。
http://blog.goo.ne.jp/e-ojisan-org/e/e00dff5abb14d5511ba3119225a7f797

by よしの ふくすけ
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (安ちゃん)
2008-11-22 14:04:54
くふぁ~! 美味しそうなものばかりのオンパレード。
目の毒です。
今度、自由が丘へ行こう。
ご紹介ありがとうございました。
 
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