自由が丘「山久」とシマウマ
きっかけは、お盆休みの間に、我家で集まって打合せもしながら食事をしようという小生の提案だった。
どうも、日にちは14日しかなさそうだ…しかし、ちょっと我家での開催は難しいということになって、自由が丘の蕎麦屋「山久」に集まった。
この蕎麦屋は大将が脱サラをして始めたもので、人当たりの良い上品な女将さんが、器の蒐集と接客担当で、美味しいお蕎麦や料理と女将さんとの会話を楽しもうという人達で、夜は予約をしないと入れない。
このお店を紹介してくれたのは、3-4年前だろうか(多分)上海からの帰りの飛行機で隣の席に座った、これまた上品な女性。
彼女と話す機会に恵まれて、お互い自由が丘にそう遠くないところに住んでいることから、自由が丘の料理屋談義になり、彼女からこのお店を紹介されたもの。
酒肴も蕎麦も美味しいし、お酒の品揃えも多くて、呑兵衛にもぴったり。
何より、器の選択がすばらしく食欲をそそってくれる。
7時に着いた時には、ほぼ満席。
皆さん注文されたばかりだから、時間がかかりますよと言われながら、酒肴9点盛を頼んだが、やっぱり出てこない。
しびれを切らして、早く出るというキンピラ、アボカドとキュウリのサラダ、自家製厚揚げなどを注文。
追加注文が先にでてきたとは言え、ほどなく、9点盛が登場(上の写真)。
一同、驚嘆!
これらが、また、日本酒にピッタリだから止められない!
飛露喜、田酒を順に注文。
当たり前の話だが、お酒が変わるたびに徳利と杯も変わる。
そして、女将が登場し、ご挨拶。
お酒を選んでいると、「出羽桜はいかが? 鳴る徳利をお持ちしますから試してください」一も二もなく、「それでお願いします!」
運ばれてきたセット、みんな初めて目にするものだった。
盃とそれを置く盃台、上に鶯が止まっていて、梅を描いた徳利。
最初のひとつぎ…女将が見本。
注ぎ終わって、徳利の口を手早く上に向けると「ピュ~♪」っと鳴る。
ピーピーケトルのようでもあり、子供の頃に縁日で買った鳩笛の音のようでもある。
鶯の下に小さな穴があけてあり、そこから徳利内部で酒に押された空気が出るときに鳴くようだ。だから、お酒が少ないと鳴かない。
セミの鳴き声は録音して回転数を変えて聴くと、種類の違うセミの鳴き声になるという、「鳴き」つながりの話などをしてたら、3時間があっという間に経って閉店時間。
二次会は駅の近くのバーでビールを一杯。
見ると、カウンターの端に酔っ払ったシマウマさんが「シマウマカップ」を持ってうたた寝をしている。
小生もこの日は5時起きだから、シマウマに誘われて猛烈に眠くなったので、店を出た。
by よしの ふくすけ
どうも、日にちは14日しかなさそうだ…しかし、ちょっと我家での開催は難しいということになって、自由が丘の蕎麦屋「山久」に集まった。
この蕎麦屋は大将が脱サラをして始めたもので、人当たりの良い上品な女将さんが、器の蒐集と接客担当で、美味しいお蕎麦や料理と女将さんとの会話を楽しもうという人達で、夜は予約をしないと入れない。
このお店を紹介してくれたのは、3-4年前だろうか(多分)上海からの帰りの飛行機で隣の席に座った、これまた上品な女性。
彼女と話す機会に恵まれて、お互い自由が丘にそう遠くないところに住んでいることから、自由が丘の料理屋談義になり、彼女からこのお店を紹介されたもの。
酒肴も蕎麦も美味しいし、お酒の品揃えも多くて、呑兵衛にもぴったり。
何より、器の選択がすばらしく食欲をそそってくれる。
7時に着いた時には、ほぼ満席。
皆さん注文されたばかりだから、時間がかかりますよと言われながら、酒肴9点盛を頼んだが、やっぱり出てこない。
しびれを切らして、早く出るというキンピラ、アボカドとキュウリのサラダ、自家製厚揚げなどを注文。
追加注文が先にでてきたとは言え、ほどなく、9点盛が登場(上の写真)。
一同、驚嘆!
これらが、また、日本酒にピッタリだから止められない!
飛露喜、田酒を順に注文。
当たり前の話だが、お酒が変わるたびに徳利と杯も変わる。
そして、女将が登場し、ご挨拶。
お酒を選んでいると、「出羽桜はいかが? 鳴る徳利をお持ちしますから試してください」一も二もなく、「それでお願いします!」
運ばれてきたセット、みんな初めて目にするものだった。
盃とそれを置く盃台、上に鶯が止まっていて、梅を描いた徳利。
最初のひとつぎ…女将が見本。
注ぎ終わって、徳利の口を手早く上に向けると「ピュ~♪」っと鳴る。
ピーピーケトルのようでもあり、子供の頃に縁日で買った鳩笛の音のようでもある。
鶯の下に小さな穴があけてあり、そこから徳利内部で酒に押された空気が出るときに鳴くようだ。だから、お酒が少ないと鳴かない。
セミの鳴き声は録音して回転数を変えて聴くと、種類の違うセミの鳴き声になるという、「鳴き」つながりの話などをしてたら、3時間があっという間に経って閉店時間。
二次会は駅の近くのバーでビールを一杯。
見ると、カウンターの端に酔っ払ったシマウマさんが「シマウマカップ」を持ってうたた寝をしている。
小生もこの日は5時起きだから、シマウマに誘われて猛烈に眠くなったので、店を出た。
by よしの ふくすけ