昨日、お墓掃除をしていたらリュックを背負った男性が寄ってきて「安藤昌益のお墓はどこですか?」尋ねられたが私も、同じ墓にいながら、あの医者であり、思想家でもある有名な安藤昌益のお墓の場所がわからないのだ。
確かお寺の裏のほうにあるはずですと説明すると男性はデジカメをもってお寺の裏へ回った。
しばらくすると戻ってきたのでお墓ありましたか?と尋ねると「ありました。ありがとうございます」とにっこり笑った。
彼は史跡をめぐって京都から来たという。
最近教科書などでも安藤氏はフューチャーされており興味を持ってやって来たのだという。安藤昌益氏は 特に著書『自然真営道』などが有名かもしれない。そして彼は、「万人直耕」この意味は読んで字のごとく全ての人が自ら食料生産(農業)をせよ。という思想である。
この全ての人というところで昌益は万人平等であるということを主張し、支配階級を否定した。さらに商業つまりは分業も否定した。
しかし、直耕というのは農業のことだけではない繁殖行動も直耕であり、さらに転定(天地)の直耕も存在するようだ。つまり生物が存在するのに必要最低限なものというのが直耕なのだろう。 ものが豊かになりいつでも気軽に手に入る時代だが、それと半比例するように心が失われているような気もしてならない。
話は戻るが大館市民でありながら地域のことを知らない自分が恥ずかしかった。
もっと勉強せよ!! 自分!