むち打ち症事故で略式起訴

2005年10月23日 20時42分24秒 | インフォメーション
<むち打ち症>交通事故加害者を略式起訴 治療長期化を考慮

 被害者が脳脊髄(せきずい)液減少症で難治性のむち打ち症になったと訴えている2件の交通事故を巡り、土浦検察審査会が加害者の不起訴を不当と議決した問題で、取手区検(茨城県)は21日、いったん不起訴(起訴猶予)とした加害者の男性(38)を業務上過失傷害罪で略式起訴した。事故との因果関係は認めなかったものの、被害者の治療が長引いていることを考慮して異例の処分に踏み切った。
 区検によると、男性は00年10月、車で追突事故を起こし、茨城県内の高校教諭の女性(40)=埼玉県在住=に頚椎捻挫(けいついねんざ)のけがを負わせた。取手区検は軽傷事故として事故から約1カ月後、男性を不起訴にしたが、女性は激しい頭痛などの症状が続いて今も治療中で、土浦検察審査会は先月、「軽傷事故とは言えず、加害者も反省していない」と不起訴不当を議決していた。
 区検は再捜査の結果、「事故と脳脊髄液減少症の因果関係ははっきりしない」としたものの、被害者が長期間の治療を強いられていることを重視し、判断を変えた。
 女性はこの事故で治療中だった02年11月にも車を運転中に衝突事故に遭った。加害者の女性(44)が不起訴となった後の昨年9月、体内で髄液が減っていることが分かり、脳脊髄液減少症と診断された。区検はこの女性についても再捜査している。
 被害者の女性は「見かけは小さな事故でも被害者が長く苦しむけがを負うことがあると、多くの人に分かってもらうきっかけになれば」と評価した。

こんな記事を見つけました。
実際に事故に会いながら鞭打ちで泣き寝入りしている人の数も少ないはず。
こういった判例でもう少し事故を起すことの罪を感じてほしいものだ・・・

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