財産よりも、もっと尊いのは「明るい性格」だ。人間の心も体と同じだ。日陰にいるのではなく、日光の照る場所に移るべきだ。困ったことがあっても、笑いで吹っとばしてしまおう。さあ、日の当たる場所に出ようではないか!🌅
「昔の歌に『晴れてよし 曇りてもよし 富士の山』というのがあるね。富士山というのは、天気だろうが、曇って雲がかかろうと、そのもとの姿は変わらない。あの状態、あれがいわゆる絶対積極の気持ちなんです」中村天風(思想家・教育者)👤
濃艶な高級娼婦がはじめて純粋な恋をするも、愛する青年のために身を退き犠牲となり果てる様を、まるで歌舞伎の舞台のように描いたデュマ•フィスの小説『椿姫』。
1848年に発表された同作品は、翌年に戯曲となり初演され、またその芝居に感動したイタリアの作曲家ベルディによってオペラになり、今日まで受け継がれています。なおこのヴェルディの『椿姫』では、主人公の名前はマルグリッド(マーガレット)からヴィオレッタ(スミレ)へ、恋人の名前はアルマンからアルフレードに変更されてたりも。
そんなオペラを冠する『乾杯の歌』は、きっと誰もが一度は耳にしたことがあるであろう代表曲。冒頭より「この心を誘うがままに酌み交わそう愛の杯を!」と杯をあげるアルフレードに対し、ヴィオレッタはこう応えています。
🟥 ツバキ 花言葉「気取らない優美」🟥
あなたたちとなら
私の楽しい時間を分かちあえるわ。
この世はすべては狂気、そう
喜びでないものはみんなね。
だから楽しみましょうよ、
愛の喜びは一瞬なのだから。
それはまるで
咲いては散る花のように、
二度とは望めないのです。
だから楽しみましょう。
焼けつくような喜ばしい言葉が
私たちを誘うがままに。
この春も、素敵な椿を見つけました。そしたらこの春も、この歌を思い出した次第です。