江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

求人情報誌

2009年03月06日 | 労働・経済
繁華街にはフリーペーパーの求人情報誌が街角に置いてあります。
ほとんどがアルバイトかパートの求人で、外食産業の「キッチンスタッフ」「ホールスタッフ」が一番多く、だいたい時給800円前後です。
親のすねをかじっている学生ならこれでも何とかなるかもしれませんが、自立して生活できる条件ではありません。
そしてその職場に定着できない働き方です。
こういった働き方をよしとすれば、それは全体の働き方に影響を及ぼしていくことになるでしょう。

連合では、単身者の最低生計費をクリアできる賃金水準を「リビングウェイジ」といって、新潟県のそれを月147,000円と設定しました。
これを全国の実労働時間:月166時間で割ると、時間給890円になります。
連合新潟は、とりあえず最低でもこの時給890円以上を実現しようと取り組んでいます。

しかし現在、新潟県の最低賃金は669円。
例の求人情報誌に掲載されている最低の時給は670円。
連合新潟は毎年、最低賃金の引上げに取り組んでいますが、その結果がこういったところにはっきりと現れることになるのです。

私たちは、今年もまともな働き方を求めて、いま春闘の真っ只中です。

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