江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

肩書だけの管理職

2008年01月30日 | 労働・経済
28日(月)、マクドナルドの店長が訴えていた裁判で、残業代など755万円の支払いを命じる判決が出たことはご承知の通りです。

『肩書だけの管理職』という本を買ってきました。
登場するのは、
残業代の支払いを求めて裁判をやっているマクドナルドの店長(上記)
過労死で亡くなったスカイラークの店長の妻(労災認定、未払い残業代700万円と損害賠償をかちとった)
労働組合をつくって闘っているセブン・イレブンやコナカやCFJ(消費者金融)の店長たち

一昨日の東京地裁判決は、管理監督者について「経営者と一体的な立場にあるような重要な職務と権限を与えられ、賃金などで一般労働者より優遇されている者」とし、「店長は管理職ではない」と判断。
労働組合法では、労働者の範囲を労働基準法よりさらに広く認め、たとえばプロ野球選手や失業者、家内労働者も含まれます。

労働組合に加入できないような人はごく僅かですし、残業代が認められないような管理監督者の範囲も狭いのです。

「管理職」という肩書だけで会社にだまされ奴隷のように働かされている人たちが今次々と起ち上がっています。
今日、連合新潟は地方委員会を開催し、その中で「にいがたユニオン・メガネースーパー支部」の上野委員長たちから決意の挨拶を受けました。
この人たちと連帯して会社と闘わなければ、「すべての働く者の連帯で‥‥」といっている連合の鼎の軽重が問われると思っています。

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1 コメント

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正義の味方 (はやかわ)
2008-01-30 22:20:36
労働組合の専従役員をやっていて、自分の子供から「おとーさんの仕事は何をやっているの?」と問いかけられました。即答できませんでした。
ある専従役員とその話をしたところ、彼は「俺は、正義の味方だ!」と答えたそうです。
私の名前は英雄。ヒーローではないですが「正義の味方」でありたいです。
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