江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

企業に異変あり

2011年03月08日 | 労働・経済
我が国の企業活動は異常なことになっています。
仕事を受注してもコスト割れで利益が出ないなんてざらに聞く話です。
どこかにしわ寄せするしかない無理をくり返し、その異常さが当り前になって互いに波及し合いながら、全体が破綻していくことになります。

企業は何のために存在するか。
「金もうけして何が悪い?」と言いのける経営者。
最大利益を追求するのが経営者の責任だと言って、それに何の疑問も持ちません。
コンプライアンスやステークホルダーという言葉もリーマンショックを境に聞かれなくなりました。
一歩一歩私たちの社会は崩壊に向かっているのではないでしょうか。

契約している保険会社の担当が替わったので挨拶に行きたいという電話は、顧客を実験台に新人のOJTを行っているのか、もしくは詐欺かと疑われる程のひどさです。
怒るのも可哀そうだし、会社にクレームを言えばその子に被害が及ぶだろうし、結局来訪を断って終わりにしましたけれど、企業はダメ元でこういう電話をかけさせているに違いないと思いました。
最大手の保険会社がこれですから、どこでもこういうことが起きているのでしょう。
人は消耗品になりました。
労働組合の役割と責任は重大です。

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