日の出タクシー行政処分

今朝の報道のように、新潟市のタクシー会社「日の出交通」が、タクシー10台を20～25日間使用停止の行政処分を受けました。
日の出タクシーは以前から違法な長時間労働などで安全性に問題があるのではないかと、他のタクシー労働組合から指摘されていて、今回ようやく運輸局が処分を出したものです。
認可額より安い運賃で営業していたことも処分の対象となり、北陸信越運輸局の報道資料では６つ以上の道路運送法違反が記載されています。（７項目目は「他あり」と記載されているだけで内容不明）

日の出タクシーは新潟市内のタクシー運賃値下げ競争の口火を切り、業界を混乱させ、タクシー労働者の収入減と生活不安を招いてきましたが、その裏で違法な運行と勤務管理を行っていたわけです。

連合新潟は、労働組合のあるタクシー会社に乗ることを推奨してきました。
しかし「悪貨が良貨を駆逐する」経済原理も働き、まともな安全管理とコストに見合う適正料金で頑張ってきたタクシー会社が苦しんでいる現状もあります。
今こそ「悪貨を駆逐」して、安心・安全な業界を作っていかなければならないと思います。