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チョウのメディスン(修正再掲)

2018年02月21日 | ・アニマル・メディスン
(以前書いたものを大幅に修正しました。)

今回は、アニマル・メディスン チョウ(蝶) Butterfly の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。







動物として


チョウ 昆虫綱 チョウ目
学名:Rhopalocera  英名:Butterfly


世界中に約2万種、
日本には約250種が生息。


南極大陸や砂漠の中心部、
標高6,000メートルを超える高山帯を除き、
ほぼ全ての陸上に分布。


チョウとガは同じ「鱗翅目」に属し、
分類学上の明確な区別はない。
アゲハチョウ科、セセリチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、
シジミタテハ科、タテハチョウ科に属するものをチョウ、
それ以外のものをガとしているに過ぎない。


チョウとガは、触角の形状により
区別することができる。

チョウ(ただし、セセリチョウの仲間を除く)の触角は、
先が膨らんだ棍棒状になっている。







ガ(ただし、カストニア科やマダラガ科を除く)の触角は、
櫛状か糸状である。







また、一般的に行動面において、
チョウは昼行性、ガは一部を除き夜行性、
チョウは羽を閉じて止まるが、
ガは羽を広げて止まる、などの違いがある。


チョウは、卵―幼虫―蛹(さなぎ)―成虫という
『完全変態』を行う。


チョウの翅は、鱗粉に覆われているが、
これは体毛が変化したものであり、
丸みを帯びていたり、花びらのように波打っていたり、
さまざまな形をしていて、
鱗のように規則正しく並んでいる。





鱗粉の役割は、雨の日に水を弾くだけでなく、
美しい模様によって、異性を惹きつけたり、
さらにオスは、香りを放つ発香鱗を持ち、
メスに自分の存在をアピールして交尾を促す。
また、体温調節の役割もあり、
濃い色の鱗粉は、太陽熱を効率良く集め、
薄い色の鱗粉は、太陽熱を弾くのに役立っている。


食性は、幼虫期はほとんどが植物食。
多くは植物の葉を食べるが、
花やつぼみ、実を食べるものもいる。


また、チョウの種類によって、
幼虫が食べる植物はほぼ定まっている。
たとえば、アゲハチョウはミカンなどの柑橘類、
キアゲハはニンジンなどのセリ科の植物、
モンシロチョウはキャベツなどの
アブラナ科の植物など。


しかし中には、ゴイシシジミなど、
アブラムシなどを捕食する肉食のものもいる。



また、クロシジミやキマダラルリツバメなど、
幼虫期、アリの巣で暮らし、
アリに養ってもらうものもいる。

幼虫は、アリの好む分泌物(蜜)を分泌するため、
アリと共生できていると考えられていたが、
最近の研究により、
幼虫はアリの匂いも分泌し、
アリに自分が仲間であると信じさせ
世話をさせていることがわかってきた。

クロシジミ


キマダラルリツバメ



成虫になってからは、
ストロー状の長い口吻を使い、
花の蜜、樹液、果汁、動物の汗や尿を吸う。


暗がりでは目が見えなくなるため、
夜になると、植物の葉や枝の下に止まって眠る。


チョウは冬眠するが、
冬眠時の形態は、種類によって異なる。
卵で冬眠するものは、ミドリシジミ類など、
幼虫で冬眠するものは、オオムラサキなど、
蛹で冬眠するものは、アゲハチョウ類など、
成虫で冬眠するものは、テングチョウなどである。


また、夏眠するチョウや、
砂漠に棲むチョウの中には、
雨が降るまで休眠するものもいる。


チョウの寿命は、種類によって異なるが、
成虫になってからの期間は、
ほとんどが数十日~数か月である。


成虫になってからの期間が一番長いのは
テングチョウで、ほぼ1年。



成虫になるまでの期間が長いものは、
寒冷地に棲むウスバキチョウで、丸2年かかる。



アサギマダラは、集団で渡りをする蝶として有名で、
春から夏にかけては、南から北、
秋になると南下する。


標識調査により、
国境や海を定期的に渡ることが証明された蝶は、
世界でアサギマダラのみで、
時に、2000キロもの旅をすることがわかっている。
しかし、何がこの渡りを誘引するのかは、
まだ特定されていない。


幼虫時代に毒素のある草を食べ、
その毒素を体内に蓄えたまま成虫になることで、
毒を持つチョウもいる。
(ドクチョウ類、ジャコウアゲハ類、マダラチョウ類など)

中でも、アフリカに棲むドルーリーオオアゲハは、
猫6匹を殺せるほどの強い毒を持つ。



チョウが飛ぶ速さは、
平均時速10~20km程度であるが、
北アメリカに棲むイトランセセリ類は、
時速100kmで飛ぶと言われている。



アニマルメディスンとして


チョウが象徴するもの
   ・・・変容、変化、勇気、喜び、霊魂、ダンス、色、創造、
      生命のサイクル、成長、優雅さ、千里眼、表現、風、
      自由、インスピレーション


チョウは、変容・進化する力を象徴する。
チョウのメディスンは、
変容、転生、魔法のサイクルである。


完全変態を行うチョウは、
卵の闇から幼虫、幼虫から蛹、蛹から成虫へと
まるで魔法を使ったかのように、
全く違う肉体を持って生まれ変わる。


チョウはわれわれに、
われわれもまた、終わることのない
変容のサイクルの中におり、
絶え間なく進歩し続け、
霊的な成長を成し遂げるためには、
変容が重要であると教えている。


チョウのメディスンを活用するためには、
変容のサイクルにおいて、
自分がどの段階にいるのかを
把握していなくてはならない。


変容は、以下の5段階から成る。


①卵の段階
何かしらの変化が始まっている。
アイデアは頭の中に誕生しただけで、
まだ現実化されていない段階。


②幼虫の段階
頭の中のアイデアに形を与え、
計画として実行するかを決め、
準備する段階。


③繭の段階
生まれたアイデアを
さらに発展・成熟させるため、
検討・内省する段階。


④変態の段階
成熟したアイデアが
計画という体を与えられ、
繭から出て誕生する段階。


⑤最終段階
生まれた計画が
あなた自身の色や喜びを纏い、
世界に発信・共有される段階。


われわれは、人生という魂の旅において、
常に上のいずれかの段階にあり、
チョウはわれわれに、
どの過程も霊的な成長においては等しく重要であり、
いたずらに先を急いだり、
無為に立ち止まるべきではないと伝えている。


チョウは、変化を必要としている人や、
変容の過程で苦しんでいる人に対し、
大きなサポートを与えてくれる。


チョウのカードが出た場合、
精神的、肉体的あるいは霊的に
大きな変容が起きようとしている、もしくは
変容の準備ができたことを表している。


チョウは、自分が本当に求めているものは何か
気づいている者の前に現れる。
チョウはそのような人に対し、
変革のプロセスは既に始まっており、
次の段階へと進むよう伝えている。


チョウはまた、
変化をただ受け容れるよう伝えている。
変化の先にある『結果』に対し、
期待を持たないことが重要であり、
変化の流れに乗ること、
変化をコントロールしようとしないことが
大事であると教えている。


チョウは、勇気と自信を象徴する。
チョウは自分の開いたばかりの羽を信頼し、
安全で慣れ親しんだ繭から
恐れることなく、未知の世界へと飛び立つ。


われわれはしばしば、将来に対する不安を抱く。
われわれは、思い込みや信念という繭に篭もり、
自分自身の自由を制限し、
自らを夢や希望、無限の可能性から遠ざけている。


チョウは、われわれを呪縛し重くしている
性格、思考パターン、習慣などを
見直すよう伝えている。


チョウのパワーは、四大元素の『風』に通じ、
われわれの思考や精神に影響を与える。
チョウはわれれれに、
変容とは、呼吸のように自然なものであり、
人生をあまり深刻に考えず、
チョウが花から花へと飛び回るように、
われわれも、人生という霊的な冒険の旅において、
軽やかに動き回るよう伝えている。


チョウは、美と喜びを象徴する。
色彩豊かな羽を持つチョウは、
自らの美しさで世界を満たすだけでなく、
花の受粉を助けることで、
花の美しさも世界に広めている。


チョウは、地球の調和や環境の変化に敏感で、
自然界のパワースポットの保護者である。
チョウがいるところは喜びで溢れ、
そこに負のエネルギーは存在しない。
チョウは、負のエネルギーを浄化する
パワフルなスピリットアニマルである。


チョウのトーテムを持つ人は、
晴れ晴れと明るい心、軽やかな精神を持つ。
自然をこよなく愛し、
神の意志に従って地球を守り、
大自然とともに生きようとする。


チョウは、成虫としての寿命が短いため、
今という瞬間を感謝とともに
思いきり楽しむよう、
毎日の暮らしの中に美を見つけ、
喜びとともに生きるよう、われわれに伝えている。


チョウはわれわれに、
いつ到達するかわからない目的地のことは考えず、
旅そのものを楽しむよう伝えている。
多くの知恵や学び、喜びが得られるのは
目的地ではなく、その途中であることを
忘れてはならないと伝えている。


チョウのトーテムを持つ人は、
社交的で、いつも生き生きとしている。
今という瞬間をフルに楽しみ、
人生という旅を常に楽しんでいる。


チョウの眼は、1万を超えるレンズが集まった複眼であり、
物を非常に明瞭にとらえ、紫外線も見ることができる。
また、眼は頭部の大部分を占めており、
非常に広い範囲を見渡すことができる。


チョウをトーテムに持つ人は、
物理的な領域を超え、
霊的な領域で物を見る透視能力を持つ。


チョウのカードが出た場合、
違った視点から、よりハッキリと
状況を見る必要があると伝えている。


チョウは、われわれが困難な状況にある時、
別の角度から物を見たり、
より高いところから俯瞰できるよう
サポートしてくれる。


チョウは触角(アンテナ)を失うと、
思うように飛ぶことができなくなる。
チョウはわれわれに、
自分の霊的なアンテナは、
神や高次の自己(ハイヤーセルフ)に常に合わせ、
道に迷うことのないよう伝えている。


チョウは、色やインスピレーションを象徴する。
チョウはわれわれに、
自分自身をもっと自由に表現し、
人生をより彩り豊かなものとするよう伝えている。


チョウのカードが出た場合、
色に注目するよう伝えている。
例えば、自分が最近惹かれる色は何か、
心地よく感じる色は何かなど、
考えてみるよう伝えている。


もし、緑や青に惹かれるのなら、
もっと野菜を食べる必要があることを
意味しているかもしれない。
普段とは違う思考を巡らせ、
インスピレーションを得ることも、
チョウのメディスンのひとつである。


古来から、世界の数多くの伝承において、
チョウは霊魂や精霊の象徴とされ、
死霊の化身とも考えられていた。


古代ギリシャでは、
チョウは、心や霊魂と同じく
『プシューケー』と呼ばれていた。
また、紀元前2千年紀、
クレタ島を中心に栄えたミノア文明において、
チョウの形をした斧ラブリュスは、
宗教的なシンボルの中で、最も神聖なものであり、
女神かその女性神官のみが持つのを許された。



ヒンズー教において、
チョウは輪廻転生を象徴する。
ヒンズー教最高神であるブラフマーは、
毛虫が蛹になり、蝶に変身するさまを観察し、
完全なる生は転生によってもたらされると説いた。


アステカ文明において、
『羽毛の生えた蝶』『尊い蝶』を意味する
ケツァルパパロトルの宮殿が遺されている。


ネイティブ・アメリカンのいくつかの部族において、
チョウは、神話や儀式と深い関係を持つ。


ブラックフット族は、
チョウの精霊が人々の夢を運んでくると信じ、
赤ん坊がぐっすり眠れるよう、
蝶を刺繍した鹿の皮を頭に巻いたり、
チョウを呼ぶ子守唄を歌ったりした。


ホピ族において、
チョウは、カチーナと呼ばれる超自然的な精霊であり、
豊饒、変容、転生の女神バタフライ・メイデンを崇めてきた。
さらに、チョウのように美しく着飾って祝う
『バタフライ・ダンス』という踊りの祭典もある。



ケルト文化において、
チョウは、繁栄、喜び、幸運、霊魂の象徴であった。


アイルランドにおいては、
白いチョウは、死んだ子供の魂の化身とされたため、
白いチョウを傷つけることは、法律で罰せられた。


スコットランドにおいては、
黄色いチョウは幸運を象徴し、
お墓の近くで黄色いチョウを見ることは、
故人の魂が天国にいることを表し、
死が迫っている人のそばで
黄色いチョウを見ることは、
その人の永遠の幸福が約束されたものとみなした。


イギリスなど、北ヨーロッパの一部では、
チョウは、死や病気を予兆する
不吉なものとされてきた。


キリスト教において、
チョウは、霊魂や復活の象徴である。


中国において、
チョウは数多くの意味を持ち、
不死、幸せな結婚、調和などを象徴する。
チョウは芸術作品にもよく描かれ、
1匹のチョウは、長寿、恵み、美しさ、
2匹のチョウは、若さ、愛を象徴する。


風水において、
家庭の愛を深めたい時、
独身者がパートナーに恵まれたい時、
子供の想像力を伸ばしたい時など
チョウのシンボルを用いる。


日本において、
チョウは、女の子から大人の女性への変身、
祝福された結婚、春の到来など、
新しい時代の幕開けの象徴であるが、
白いチョウは、死者の魂を象徴する。


チョウはわれわれに、
人生の毎日の瞬間に、自己表現、創造という
自分にしか作れない唯一無二の色を加え、
地球をより多彩で楽しく、美しい場所にするよう
伝えている。


変容を起こしたいと思ったら、
古い自分を手放し、
新しい自分に生まれ変わらなくてはならない。
チョウのメディスンは、
不要になったものを手放す勇気を与え、
新しい翼で大空に飛び出すための
サポートを与えてくれる。



《逆位置》


変化を恐れていないか。

慣れ親しんだ古い習慣を続けるため、
変容を自ら排除していないか。

自分の可能性を否定していないか。

成長の段階を
無理に飛ばして先に進もうとしていないか。

特定の角度からのみ、物事を見ていないか。

今、この瞬間を楽しむことを忘れていないか。


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