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ジャガーのメディスン(修正再掲)

2017年10月27日 | ・アニマル・メディスン
(以前書いたものを大幅に修正しました。)

今回は、アニマル・メディスン ジャガー Jaguar の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。







動物として


ジャガー  食肉目 ネコ科 ヒョウ属
学名:Panthera onca   英名:Jaguar
別名:アメリカヒョウ、アメリカトラ


北米大陸南西部メキシコから、
南米大陸中央~アルゼンチン北部まで分布。


アマゾンの熱帯雨林、林、草原、
沼地、荒れ地など、様々な環境に生息。
水辺を好むが、高地での目撃情報もある。


草原に生息するものは、
森林に生息するものより大きく、色も明るいなど、
生息環境によって、体格や体色に差があることから、
いくつかの亜種に分けられることもあるが、
遺伝学的には単一種であり、亜種はいない。


ネコ科の現生種では、
トラやライオンに次いで大型であり、
南北アメリカ大陸に生息するネコ科の最大種である。
体 長 120~185センチ
体 重 60~150キロ
肩 高 70~80センチ
尾 長 45~75センチ


参考までに、ヒョウは、
体 長 100~190センチ
体 重 40~90キロ
肩 高 50~70センチ
尾 長 60~110センチ



チーターは、
体 長 110~150センチ
体 重 35~72キロ
肩 高 70~90センチ
尾 長 60~90センチ



ジャガーは、ヒョウなどと比較すると、
四肢と尾は短かいが、
頭部は大きく、非常に筋肉質で、ずんぐりとした体形である。


体色は、淡黄色から黄褐色、赤褐色など様々で、
全身が黒い黒変種(ブラックジャガー)も存在する。



ヒョウと同様、黒い斑紋を持つが、
ジャガーの斑紋は、ヒョウの斑紋よりも大きく、
小さな黒点を大きな斑点が囲む『梅花紋』となっている。



主に夜行性だが、
空腹になると、昼も活動する。


繁殖期以外は、単独で行動する。


食性は、肉食性。
サル、ナマケモノ、シカ、アルマジロ、カピバラ、
バク、ペッカリーなどの哺乳類、鳥類、
カメ、ワニなどの爬虫類、魚類などを捕食する。


南アメリカの森林では、食物連鎖の頂点にあり、
『アマゾン最強の捕食者』と呼ばれている。


体重が非常に重い割に身軽で、
木登りと泳ぎを得意とする。


ジャガー“Jaguar”という名前は、
ネイティブ・アメリカンの言葉“Yaguar”が由来とされ、
『一突きで殺す者』という意味である。


頭骨が大きく、噛む力が非常に強い。
ワニの頭を噛み砕くこともある。


独特な方法で狩りをする。
ライオンやトラは、獲物の首に噛みついて仕留めるが、
ジャガーは、カピバラなどの小動物が相手の場合、
前足で叩いて仕留める。
ジャガーの前足のパンチは、
小動物の側頭骨を破壊するほどの威力を持つ。


食べきれなかった獲物は、
土の中や茂みに隠し、
次の日また食べに来る習性がある。


メスは、25~40平方キロメートル 、
オスは、メスの倍ほどの広大な縄張りを持つ。
オスの縄張りには、複数のメスの縄張りが重なるが、
オスとメスは平和的に共存している。
オス同士メス同士は、お互いを避けるようにしている。


ライオン、トラ、ヒョウと異種交配できる。
カナダの動物園には、ブラックジャガーの父親と
ライオンの母親から生まれた『ジャグリオン』の兄妹がいる。



古代中米では、『雨の神』と呼ばれていた。


生息地の環境破壊や密猟から生息数が減っており、
準絶滅危惧種に指定されている。


アニマル・メディスンとして


ジャガーが象徴するもの
   ・・・地球の父、神との統合、高潔さ、完全無欠、力、慈愛、
      慈悲深さ、守護、シャーマン、闇、孤独、夜の太陽、
      見通す眼力、魔術、一撃、統括、自信



ジャガーは、地球が持つ聖なる力と、
地球に生きるすべての動物を統括する
地球の父である。


南米におけるジャガーの名“Jaguara”は、
『一撃で獲物を仕留める捕食者』を意味し、
ジャガーはアマゾンで、絶対王者として君臨している。
ジャガーは、リーダーシップ、統制、自信を象徴する。


ジャガーは、マヤ文明においては
地下世界を統治する神であり、
暗闇、夜の太陽を象徴する。
爆発的な変容を引き起こす火山の噴火エネルギーに
匹敵する膨大なエネルギーを、
地下世界でジャガーは持っていると考えられていた。


マヤ文明において、
ワシとジャガーは、特別な意味を持っていた。
天高く舞い上がり、
地平線の向こうに落ちる昼の太陽はワシ、
地平線に落ちた後の夜の太陽は、
夜空に輝く星のような斑紋を持つジャガーとされ、
ジャガーは『ジャガー・サン』と呼ばれていた。


ワシとジャガーのレリーフ



太陽の輝く昼から漆黒の夜への変遷は、
意識の変容を繰り返す人生という旅を象徴する。
ジャガーはわれわれに、
変容を起こし、霊的に成長するためには、
一度、自分の内にある暗黒面に落ち、
闇としっかり向き合わなくてはならないと
教えている。


ジャガーのメディスンは、
高潔さや完全無欠さ、神との統合である。
ジャガーの神聖な精神は、
人間の行動の穢れた側面を食い尽くす。


ジャガーはわれわれが、
自分の同胞たる人間だけでなく、
母なる地球で共存する他の生き物に対し、
不適切な行為をした時には怒り、罰を与える。


逆に、人生という旅において、
神が望む道を歩む者に対しては喜び称え、
報いを与えてくれる。


ジャガーのカードが出た場合、
自分の権威を濫用できる状況においても、
そうしなかった高潔さを褒め称えている。


ジャガーはわれわれに、
どんな時も自分本位にならず、
他の人に対し、常に批判的だったり、
冷淡な態度を取ることがないよう、
常に慈愛の心、奉仕の心で接するよう伝えている。


ジャガーが象徴する高潔さは、
他者の過ちを許すこと、
謙虚さを忘れず、自分の過ちを正すことである。


ジャガーはわれわれに、
『最良、最善な自分』であり続けるという
揺るぎない信念を持つよう伝えている。
自分の要求は、他者の要求よりも正当であるとか、
優先されるべきと考えてはならない。
正直さ、献身、思いやりを常に持つことで、
自分の尊厳を保つよう伝えている。


古くから、ジャガーはヒョウとともに、
非常にパワフルなトーテムとされていた。
ジャガーは獰猛さ、積極性、パワーを象徴する。


ジャガーは狩りの際、
単独で獲物を辛抱強く追い回し、
追い詰め、稲妻のような一撃を与えて仕留める。
ジャガーはわれわれに、
自分の目標を達成するためには、
忍耐強く、粘り強く取り組むよう伝えている。
そして、チャンスが来たと感じたら
全力で当たり、ものにするよう伝えている。


ジャガーのメディスンを持つ人は、
精力的であり、複数の仕事も同時にこなす。
その反面、孤独を好み、
孤独の中に快適さを見出す。


暗闇の中でも優れた視力を持つジャガーは、
透視能力や予知能力と結びつけられ、
人間の心の闇を見透かすことができると
考えられていた。


ジャガーはさらに、
異世界や他次元からの声を聞く透聴能力も
持っていると考えられていた。


ジャガーはわれわれに、
自分の潜在能力をもっと信頼し、
活用するよう伝えている。


ジャガーは水を恐れず、泳ぎが巧みで、
水辺の洞窟などに好んで棲んでいる。
神話において、洞窟は霊的な仕事や
魔術を実践するための隠れ家であり、
水は、感情と深く結びつくものとされている。


ジャガーはわれわれに、
自分の感情の深みに飛び込み、
しっかりと向き合って、
必要であれば自分を癒し、
内在する力を覚醒するよう伝えている。


ジャガーは、シャーマンと深いかかわりを持つ。
アマゾンにおいて、
人間が生き延びる鍵となるビジョンを受け取り、
病気を癒すシャーマンにとって、
ジャガーは霊的なガイドである。


ネイティブ・アメリカンのケチュア族にとって、
ジャガーはアナコンダとともに
霊的に非常に進化した存在であり、
ジャガーは前世で、ヤチャック(祈祷師)や
シャーマンだったと考えられている。


マヤ文明において、
シャーマンはジャガーに変身する力を持ち、
ジャガーの姿になって、
時空を超えた霊的な旅をすると考えられていた。


オルメカ文明において、
ジャガーはシャーマニズムの重要な部分を占めていた。


ジャガーは、南米では広く神として崇められ、
数多くの神話や伝説に登場する。


マヤ文明とアステカ文明において、
ジャガーは、魔術と深いつながりを持つと考えた。
ジャガーは人間に恐怖を与え、時に殺すため、
人間に変身して近づいてくると考えたため、
ジャガーに生贄を捧げ、神として崇めていた。


マヤ文明のチチェン・イッツァ遺跡には、
ジャガー神殿があり、
最高神ククルカン(ヘビの姿の神)に次ぎ、
ジャガーは重要な神であった。
インカ文明にも、同様のジャガー寺院が存在する。


マヤ文明にとって、
ジャガーは力の源であり、
台座や壁画など、ジャガーの装飾が数多く施されている。





マヤの僧侶はある儀式の際、
ジャガーの革で作った上着とヘッドドレスを身につけ、
ジャガーに扮装した。


マヤの伝承によると、
空の神が滅んだ後、
星から別の神聖な存在が降臨し、
マヤ文明を繁栄させ、黄金時代へと導いたが、
空の神のトーテムであるジャガーの教え、すなわち
霊的な理解や慈愛、高潔さ、
思いやりの精神は歪められてしまった。
マヤの司祭は人間を生贄にし、
その心臓を切り刻むなど、
神の道から大きく逸脱した行為をするようになった。


不正な行為や権力の濫用は、
マヤの精神を弱め、マヤ文明を滅亡へと導く。
そうならないため、
ジャガーは司祭の夢の中を歩き回り、
神の道に背く行動をしていないか、
常に監視していると信じられていた。


アステカ文明において、
戦士の象徴は、人間の心臓を食べるジャガーやワシであった。





アステカ神話の主神のひとつで、
戦争の神テスカトリポカは、
しばしばジャガーの姿で描かれた。



トルテカ文明において、
ジャガーは雨や雷と結びつけられ、
雷鳴は『ジャガーの声』と呼ばれていた。
また、ジャガーの黄色い肌は太陽を表し、
夜になって太陽が落ちると、
太陽の神はジャガーになると信じていた。
さらに、日食が起きた時は、
ジャガーが太陽を飲み込んだと考えていた。


オルメカ文明において、
人間とジャガーが融合した『ジャガー人間』の像や
ヒスイに刻まれた人形が数多く残っている。
時に、わずかにジャガーの特徴を持つ人間であったり、
ほぼジャガーの姿であったりする。




ジャガーに変身しているシャーマン像



ローマ神話やギリシャ神話において、
ジャガーやヒョウは、
バッカスやディオニソスに結びつけられる。
バッカスは、酒の神であるだけでなく、
欲望を解き放つ荒々しい力の象徴でもあり、
ジャガーやヒョウは衝動に従い、
猛々しい力を発揮する象徴である。


密林に住む人々は、
大きな変容をもたらすジャガーを崇めている。
ジャガーは人間の怒り、恐怖、悲しみ、嘆きなど
ネガティブな感情を食い尽くすと考えられている。


ジャガーは人間の霊的な掃除屋であり、
暗く重いエネルギーを光に変えるヒーラーである。
ジャガーは、すべての命の保護者として、
ヒーリングの場に侵入しようとする
あらゆる負のエネルギーから儀式の空間を守る。
ジャガーは、死への旅に向かう人が
末期の混乱の中においても、
内なる平和を見つけるよう助け、
霊の世界に戻る旅を先導する。


ジャガーはわれわれに、
どんな状況でも希望を捨てず、『道』を見い出すこと、
自分の内なる闇を怖れないこと、
自分を変容させること、
霊的な視野を広く持つこと、
自分の本来の力を取り戻すことが大事であると
教えている。


 
《逆位置》


権力を誤った方向で濫用していないか。

高潔さを貶めるような行動をとっていないか。

他者を自分の意のままにコントロールしようとしていないか。

不正直になっていないか。

神の意図と乖離した行動を取っていないか。

許しや慈悲を忘れているのではないか。

責任を他者になすりつけていないか。

他者をないがしろにし、自分の欲望を追求しすぎていないか。

神の道に戻ることで、成功は約束されるだろう。


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