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家族に精神病患者がいる難しさ

2018年04月08日 | ★毒親とインナーチャイルド
また、心が痛む事件が発覚しました。


兵庫県三田市で、
精神障害があるとみられる長男(42)を
約25年にわたり、自宅に隣接するプレハブ小屋の中の
檻(おり)に監禁していたとして、
父親(73)が逮捕されました。


容疑を認めている父親の話によると、
三田市に転居してきた1990年代前半から、
長男が暴れたり、叫んだりするようになったため、
近所から苦情を受けるようになり、
仕事もあって、対応しきれなかった父親は、
敷地内にプレハブ小屋を建て、長男を隔離した。

しかし、長男は壁を叩いたり、
窓ガラスを割ることもあったため、
壁に届かないよう、プレハブ内の中央に
檻を作って長男を入れたという ―


以前にも、精神疾患をもっていたと思われる娘を
檻に閉じ込めて殺してしまった両親が
逮捕された事件がありました。


親なのに、なんて酷いことを・・・
単純に、そう思う方は多いと思います。


ごく普通の家庭環境しか知らない方は、
そう思うのが普通でしょう。


しかし、父が精神疾患を抱えていた私は、
精神疾患を持つ子供を監禁した親たちの気持ちが
とてもよくわかります。
家族や誰かに危害を加えるかもしれない子供を
24時間、見張っていられるわけではない。
どうしようもなかった気持ちは理解できます。


実際のところ、行政も警察も病院も、
精神疾患を持つ人や、その家族を
積極的に助けてはくれないのですから。
誰かを傷つけたり、自殺未遂を図ったり、
何か事件を起こさないかぎり。


いつ何がきっかけで暴れ出すかもわからない、
いつか殺されるかもしれない ―
家族に精神病患者がいる人は
そんな恐怖に怯えながら、日々暮らしています。
子供時代の私は、まさにそうでした。


地獄のような日々でしたよ。
自室には内鍵を2つつけ、
いつでも外に逃げ出せるよう、
私は家の中で運動靴を履いていました。


毎日、今日は何も起きませんようにと祈り、
父が暴れている時は、
私も母も、ただ耐えるしかありませんでした。


私は小学生なのに、
友達も先生もびっくりするくらい、
頭髪には白髪が混じっていました。
さらに中学生の時には、
ストレスから、若年性緑内障にもなりました。


父は、自分で自分の病気に耐えられなくなったり、
自殺未遂をしたりして、何度も病院に入りました。
病院に入ってからも、
父は時々、精神状態がおかしくなり、
屈強な男性職員が2人かがりで押さえ込んで
電気ショックを与えていたと、
見舞いに行った母から聞きました。
(大昔の話なので、今はそのような処置はしないかもしれません。)


精神に異常をきたした成人が暴れるというのは、
それくらい大変なことです。
男の家族がおかしい場合は、
女の家族には、なすすべはありません。
しかし、これが逆で、
子供がおかしい場合は、
親が若いうちは、何とか自分の力で
ねじ伏せようとしても、それは当然の流れでしょう。


ただし、子供を監禁するのでなく、
病院に引きずって行くべきだったと思います。
それがとても残念です。


私は、家族が精神疾患を持って
家の中で暴れるようになったり、
病院での適切な診療を拒んだりする場合は、
できれば、その家を離れるのをお勧めします。


血縁があるとか、家族の情とか、
そのようなことは、一度忘れてください。
親族などに何が言われたら、
「じゃああなたは、そんな病人と
1週間でも一緒に暮らせますか?」と訊いてみてください。
普通の人は、1週間すら持たないでしょう。


精神状態に異常があると思われる人を
家族の通報で、病院が積極的に収容し、
治療を強制的に受けさせるようにしないかぎり、
精神異常者による事件は減らないと思いますし、
精神を病む人も減らないと思います。


子供を監禁した親たちに、罪はないとは言いません。
しかし、このような悩みを相談する窓口があったり、
一緒に対策を考えてくれるような場所があったら、
こんな結果にはならなかったかもしれない。


また、精神病が恥ずかしいというような考え方は
広く改められるべきだと思います。
精神病は、脳神経の働きに異常があるだけで、
人格そのものが異常になったわけではないのですから。


子供の頃の私のように、
家族の精神病によって、苦しんでいる方が
今、この瞬間にもいらっしゃるかもしれない。
そう思うと、私は胸が痛みます。
子供だった私は、父の精神病について、
親戚にも相談することができませんでした。
あれは本当に苦しかった。
どうか誰かひとりでも
相談できる人を見つけてほしいと切に願います。
自分の人生は、どうか自分で守ってください。
誰かのせいで、貴重な人生を無駄にするのは、
もったいなさ過ぎます。


子供時代、辛い経験をされて
大人になってからも、当時の記憶や感情が消えない方は
インナーチャイルドの癒しをお勧めしております。
過去のことだから・・・と放置せず、
むしろしっかりと向き合って、
自分の中で消化して片付けてしまいましょう。








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4 コメント

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Unknown (とも)
2018-04-10 01:10:19
私も父親を責める人達は、精神錯乱状態がどれ程危険なものか、分かっていないなぁーと思います。体は健康ですから、体力があり男性でしたら相当の力がでます。
それから、マスコミが時々精神疾患患者の長期入院や一時的な身体拘束に批判的な報道をみますが、実際に日々365日24時間看護している人々の現場の大変さを分かっていないと思います。誰も長期入院させたくてしているわけではないし、拘束したくてしているわけではない。
あの父親も息子を見捨てる事なく、何とか踏みとどまって耐えていたのだと思います。ドワーフ様も本当に大変だったと思います。
返信する
悲しいですよね・・・。 (里牛蹴)
2018-04-10 16:30:54
>父が精神疾患を抱えていた私は、精神疾患を持つ子供を監禁した親たちの気持ちがとてもよくわかります。
>地獄のような日々でしたよ。

dwarfgardenさんのつらさがよく伝わってきます。

以前暴露したように僕は思春期の頃、母親からの性的な嫌がらせに悩みました。
母は外では健常者で「良いお母さん」でした。
それが逆に嫌で仕方なかったです。

>誰でも、家族にも知られていない一面があっても害のないものなら、それはいいと思うんです。
>普段とは違う自分を演じることが、ストレス発散になったり、楽しいのなら、それはそれでいいと思います。

そういう事です。

お互いにストレス発散しながら生きてゆきましょう。
返信する
とも様 (dwarfgarden)
2018-04-10 16:39:15
こんにちは。
いつもありがとうございます。

女性であっても、成人が力任せに暴れたら
簡単に制止などできないですよね。
ご近所からは責められる。
公的機関は助けてくれない。
自分には仕事がある。
追い詰められた父親の気持ちは
想像を絶すると思います。

家族の中で精神疾患者が出たら、
家族の申告で病院に収容し、治療する事が
可能になってほしいです。
何か事件が起きない限り
誰も真剣に対応してくれないのが現状で
悲劇の始まりですから。
返信する
里牛蹴様 (dwarfgarden)
2018-04-10 16:53:29
こんにちは。
いつもありがとうございます。

日本の精神医療に関する考え方は
旧いというか、遅れていますよね。
カウンセリングを受けることすら、
精神的に弱いとか、恥ずかしいことと思われてしまう。

精神的に苦しい人は
もっと気軽に助けを求めたり、
家族がおかしいと思ったら、
家族の申告で病院に収容し
治療を受けさせる事ができるようになってほしいです。
本人含め、家族が社会的に孤立する事が一番良くないですね。

里牛蹴様も、子供時代の辛かった気持ちが
どんどん消化されて軽くなりますように。
返信する

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