高徳院大仏の裏手に与謝野晶子(1878-1942)の歌碑がある。
「かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼(シャカムニ)は
美男におはす夏木立かな」
正式には釈迦如来ではなく阿弥陀如来だという。その誤解
もあるが、この歌が有名になったのは当時は大仏を観光
気分でお参りする人はいなくて御仏をハンサムという
ことなど不遜なことだという時代だったからである。
彼女自身はそんな細かいことは気にしない!とあの世で
笑っているのでは。現代では普通のことを非常識、奔放、
情熱家などと言われながら、残した歌は5万首。歌集
「みだれ髪」、日露戦争時の「君死にたまふことなかれ」、
「源氏物語」の現代語訳などの他、女性解放思想家として
も大きな足跡を残している。
「青空文庫」で作品を読むことができる
「かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼(シャカムニ)は
美男におはす夏木立かな」
正式には釈迦如来ではなく阿弥陀如来だという。その誤解
もあるが、この歌が有名になったのは当時は大仏を観光
気分でお参りする人はいなくて御仏をハンサムという
ことなど不遜なことだという時代だったからである。
彼女自身はそんな細かいことは気にしない!とあの世で
笑っているのでは。現代では普通のことを非常識、奔放、
情熱家などと言われながら、残した歌は5万首。歌集
「みだれ髪」、日露戦争時の「君死にたまふことなかれ」、
「源氏物語」の現代語訳などの他、女性解放思想家として
も大きな足跡を残している。
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