
昨日、1枚のFAXが届きました。

それは二男のチェロの師でもある、ギア・ケオシヴィリさんが逝去されたことを知らせるものでした。
旧ソ連のグルジア人で、来日されたのが16年前河内長野に住まわれていました。
大阪シンフォニカ、関西フィルの主席チェリストとして活躍されました。
私は、子どもが小学1年生のときにチェロを弾きたいと言ったのがきっかけでした。
どちらかと言えばマイナーな部類の楽器でしたので、先生を探すのも苦労していたところ
橋本でコンサートがあると聞いて、飛び込みました。
息子のあまりの興奮に、身の程もわきまえずレッスンをお願いしました。

それ以降、レッスンでギアさんの家へ、また私の自宅とお付き合いさせていただきました。
音楽はもちろんのこと、カスピ海ヨーグルトにコンピュータとお付き合いさせていただきました。
もうお孫さんもいらっしゃるのですが、実は私と同い年なのです。
初めてお会いしたときは30代後半だったのですが、とても見えないほど落ち着かれ、
ご自分の世界観をおもちでした。
能舞台で演奏されたり、相撲を愛されたり、日本文化にも親しまれるとともにグルジアを紹介される文化交流にも力を注がれました。

お酒を愛されたギアさん。
”めごばり”とは、グルジア語で「心の友」という意味です。

めごばり ギアさんの少し悲しげなチェロの音色を思い出しながら、ご冥福をお祈りしたいと思います。
明日、お別れ会が午後7時より公益社天神橋会館にて行われます。



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