土曜日

今しがた、と言ってももう一時間の上も前の事ですが。パンパンパンと窓を叩く音が聞こえたと思ったら間髪入れずザーッに変わって。外を見たらば、糸の様な線の様な雨が暗い灰色の中、先を遮断する様に走ってて。
その10分程前、端居時（どき）には、曇り空とは言ってもまだ夕刻の薄い青を混ぜた灰色だったのに天気もまだ持ちそうだったのに、あっという間に景色が変わってて。視界はどんよりとした赤みの帯びた灰色になっていて。

今日は、ずっと曇りがちの薄暗い日ではあったのだけど、本当に一日そのまま暮れてしまった。
暑さの去った九月の、続く夕暮れの様な一日。
差し入る風の中で、眠りながら起きながら、ゆっくりと「続き」を考えていました。