ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

幻想花散歩 〜 ポリガラ、クリ、隅田の花火ほか

2018-05-30 | みんなの花図鑑

ここ数日の間に撮った花を、あたかも一度の散歩で写したかのように並べていきます。だから「幻想」花散歩です。

まずはバラ。



丸亀の私立の総合病院の裏庭。結構大きな病院なのに駐車場がフリー(無料)です。だから時々20〜30分だけ置かせて貰って、撮り歩きに出ます(ダメなんですか?)。

バラがフェンスの外に沢山 顔を出してます。気に入ったのがあれば撮ってしまう。
限りなく青に近いバラがありました。



品種名は知りません。

そして近くにアベリアがあった。



ピンク色したエドワード・ゴーチャー。花冠内に網目模様。



歩き出していきなり栗の木を見つけた(あくまで幻想ですから、時と場所は飛びます)。




クリの花は雌雄異花です。穂状になるのは雄花。


イガイガが残っていたので入れて見ました。


大きな木の花の次は、小さな木の花。



メキシコハナヤナギは樹木です。ちっちゃいな〜。幹が見えない。花も1センチ以下。でも木。じつは今日 初めて知りました。



こちらでは 5/28に梅雨入りの発表がありました。早い。例年より10日以上早いのでは?
雨季にはアジサイ、ですが、アジサイばかりは撮らないなあ。でも幻想のこの日は撮りました。



これは、園芸種ガクアジサイ人気No.1のスミダノハナビで合ってますか?? 合ってることにします。




これはスミダノハナビではなく よく知らない園芸種ガクアジサイ。川沿いで飾られてました。




ふと立ち寄ったお寺の境内。本堂の前でナンテンが花穂を伸ばしていました。まだ蕾。実に比べてほとんど注目されないナンテンの花ですが、植物好きは見逃しません。


.. どこまでも続く幻想花散歩。出発点に戻れるか不安です。



最近よく投稿されてるドクダミ。毒を矯めるから どくだみ、つまり体にいいわけだ。


讃岐平野を歩き続けていたら必ず見えるこの風景、、



ため池。小さな県に14600ほどあります。数で兵庫、広島に次いで第3位、「ため池密度」では1位。雨が少ないから灌漑用に必要なのはわかるけど、時々邪魔に感じることもある.....



コボウズオトギリ。「ヒペリカム・アンドロサエマム」 花と同時に実が楽しめます。むしろ赤く色付いた実のほうを楽しむ花かも。 雄しべはカールしません。ビヨウヤナギと間違えないようにしましょう。




樹高180センチ、赤紫色の花、これがわかりませんでした。スイートピー? 違う違う。見当が付かず、「教えてgoo」へ。それでも回答が遅かった。数時間後、「ポリガラ・ミルティフォリア」では?との知らせが。確認してみるとどうやら正解のようでした。




今年初めて見たタチアオイ、八重咲きです。






ヒペリカム・ヒドコート、大輪キンシバイ。

ああ、もう戻れなくなる。
ヤマボウシやゼラニウムも撮ったけど夢の中に置いて、走って帰ろう。



うちです。嘘。人の家の玄関にバラのアーチ。綺麗に作るなぁ。オレもいつかは、なんて思った 幻想花散歩でした・・・





よく判る花 時々 難しい花

2018-05-27 | みんなの花図鑑

最初はコバノズイナ。



コバノズイナ→ズイナの連想から「希少糖」を主題にブログを書こうとしましたが、難しすぎて諦めた >_< 。
でもちょっとだけ。希少糖とは自然界で今のところ、ズイナにのみ含まれるとされる非常に稀な糖のことです。

ズイナは日本に自生しています。希少糖は、砂糖の7割ほどの甘さを持ちながらカロリーはほぼゼロ、という甘党にはたまらない糖です。その他、様々な効能が明らかになって来ています。(コバノズイナに含まれているかどうかは不明らしい)

ズイナから抽出するのではない方法で、大量生産の道も開けました。ただ、コスト面で砂糖ほど安くは生産出来ません。それが今後の課題と言われています。  希少糖シロップなど商品化もされていますが、注意すべきは「希少糖入り」という表示の商品。これは甘みに他の甘味料を使っていて、「希少糖も入れている」だけのものですから、買うなら成分量などよく見て買いましょう。







ザクロの花。あまり木を見かけない上に、花期だというのに花がポツリ、ポツリと少ない。



アロマテラピーにも使われるというローズゼラニウム。善通寺市にある護国神社の花壇で。 香りは花ではなく葉から出ます。 鼻をくっつけて嗅ぐのを忘れた。




マツバギク。最近咲き始めました。あまり興味のない花ですが、この時は工夫して撮ってみたくなった。



  
まるでプラスチック。


次のも護国神社、その森のほうで見つけた花。









モクセイ科の木、ネズミモチかトウネズミモチだろうと・・ 時期的にはネズミモチの可能性が高い。区別は 葉の裏を透かして葉脈の支脈が見えたらトウネズミモチ。面倒くさい!
画像検索で花をよく比べると、雄しべの伸びる角度に違いがある。ネズミモチが真っ直ぐ突き出るのに対してトウネズミモチは、斜めに開くように雄しべが伸びています。
ネズミモチに決めよう。 ただ・・


幹がこんな感じで、かなり高木でした。ネズミモチは高くても7mくらい。トウネズミモチはもっと高くなる。その辺が微妙です....



今年初見のビヨウヤナギ(未央柳)。この仲間に「キンシバイ」「大輪キンシバイ」、樹高が低くてシベが直線の「ヒペリカム・カリシナム」などがありますが、ウェブでも結構 間違えてるのを見ます。
ビヨウヤナギのカールした雄しべは余りにも特徴的で、これは間違えない。

写真は、シャッターを押した瞬間、風に吹かれました。また撮ります。

さて次も見分けが難しい・・ 夜咲く花。



昨日午後7時前に見つけたこれは、マツヨイグサの仲間の何なんだろう? 薄暗くなってましたがギリギリ撮影出来ました。花径は2〜3センチ。
葉は・・


ゆるい鋸歯がある... これは.... コマツヨイグサに決めました!
「松江の花図鑑」から引用した葉が↓ 似てる。

  

平地でよく見る花でも、同定に困るものはたくさんあります。出来るだけ調べて間違えないようにするつもりです。



咲き始めたアジサイと、そのあとのちょっとした話

2018-05-24 | みんなの花図鑑

梅雨が来る前に、こちらでもアジサイが咲き始めました。



まだほんとに咲き始めです。



アジサイの赤ちゃんですか? でもすぐ大きくなるからなぁ。

今日は、お昼に「花大好き」な讃岐うどん店でうどんを食べました。香川では、働いている人の4〜5人に一人は昼飯にうどんを食べてると思います(もっとかな? 適当な推測です)。

載せているアジサイは、このうどん屋さんの敷地内で咲いていたものです。うどん食ったし、遠慮なく撮らせて貰いました。


ガクアジサイの園芸種ですね。装飾花が八重になっています。

皆さん、知ってましたか? 日本のガクアジサイがアジサイの原種というか母種なんですよ。ガクアジサイが西洋に持ち込まれ、品種改良され、そして日本に逆輸入されました。そしてそれから日本でもアジサイの様々な品種が作出されて行きました。(あ、ご存知でしたか、失礼しました)






さてと、まだ昼休みはたっぷり残ってる、という事にして花を探しに歩くことにしました。坂出です。 車はうどん屋さんに置いてと.. 。




オキザリス・トリアングラリス見つけました。肝心の三角の葉っぱがちゃんと写ってないけど、花の薄ピンクが撮れたからいい。



ヒナキキョウソウです。(ヒナギキョウではありませんよ)
花茎の上に一輪だけ花が咲きます。茎には閉鎖花がいくつもありますが、閉鎖花ですから咲きません。


花壇に大きなアマリリス。花径20センチ? そんなにはないか。でも大きいのは確かだったので大きな枠で。


・・タイトルに入れた「.. そのあとの話」、これからです。
車に戻ろうとしました。時間が来ましたから。その時、道の20m先に白い木の花が視野に入りました。どうしても気になり、見に行った。 バイカウツギでした。なんだ、この花は少し前撮って載せたよ、と思ったものの、よく見ると花芯が赤い。 ん? もしかしてこれ、最近知ったアレかな・・・と思った時、後ろから声がした、、



「何かご用ですか」 女の人の声。振り向くと60歳くらいのおばさん、いや、多分このおうちの奥さんらしき方が無表情で立っていました。(この時点では間違いなく、私は不審者と思われていた) ちょっと慌てましたがすぐ平静を取り戻して、「あの、この花はバイカウツギですよね、出来たら写真を撮らせて頂けませんでしょうか」 すると、奥さんの態度が変わった。「バイカウツギ? そうそう、本で見たら2種類あって・・ 枝 折って持って行っていいですよ」 様子が一変したことに驚いたものの、枝は折れません。
こちらは恐縮して「いやそれは、、写真だけ.. 」 奥さんは家の中に入ってしまった。了承は得られたと勝手に判断して撮ったのが、上の写真です。

そしたら奥さんがバイカウツギの花の小枝を手に、「活けてたんだけど、持って行って」と。差し出された・・。もう断れない、受け取りました。 その花の芯のところを私が見せて、「ここが赤いですよね」「そう、普通のにするか、それともこっちの.... ベルエトワールだっけ? 結局これを植えたわけ」 「ベルエトワール!それです、それです」
そんな話で、バイカウツギ・ベルエトワールの小枝を手に車へ戻った私でした。仕事があるから家に戻って挿すわけにも行かない、まさか捨てるわけにも行かない、、この暑さだ、花はすぐ萎むと思いつつ... ところがそうでもなかった!花は今日の夜 9時半、帰宅するまで、車の中で芳香を放ち続けました。普通のバイカウツギと少し違う、甘い匂いに包まれての仕事、初めての体験でした。花を愛する人の優しさに触れた1日でもありました。

  









光と影のセイヨウイボタノキ〜 やけっぱち撮影

2018-05-22 | みんなの花図鑑

うちに咲いたセイヨウイボタノキです。

何がやけっぱちかというと、この木の花の一番いい時期 5/16(水)〜5/20(日)に風が強く、木が揺れまくり、平常心が乱れた撮影になったからです。ちなみに強風は今日も続いています。
満開だった土日に撮った花を中心に載せて行きます。

やけくそなので載せる枚数が増えると思います。


水曜日、咲き始め。天気 くもり。


木曜日、まだ5〜6分咲き






構図づくりは風と私の「共同作業」になりました。


まだ木曜日です。

セイヨウイボタノキは名前の通り外来種、対して「イボタノキ」は在来種です。
花の姿がだいぶ違います。
「季節の花300」からお借りしたイボタノキ・・


花筒が長く、またセイヨウイボタのように雄しべが飛び出しません。庭木などで植栽されてるのは殆どセイヨウイボタノキのほうと思われます。


ここから土日です。ほぼ満開ですがやけっぱち...







風に揺れてる



セイヨウイボタノキは強い芳香があります。でも甘い匂いではなく、表現しにくいですが少し酸味でツンと来る.. 感じかな。

やけっぱちに20枚くらい載せるつもりでしたが自制します。選んで行こう。






べつに意図したわけでなくソフトフォーカスぽくなった2枚...





私など他の方々のを見ていて、同じ花がずっと続くと {もういいです}なんて思いますが、もういいですか?





ちょっと引いて撮ったやつ..



自分でも、どれを載せるつもりでどれを載せたのか分からなくなって来ました。

幹も枝も細いこの木は、とにかく風に揺れるのでひたすらシャッターを押してました。家のだから充電切れを気にしないし。



もう次で終わりにします。・・こんなことして読者失ったなぁ °°・(>_<)・°°・。




最後はお口直しというか、これまでが匂う花だったのでお鼻直し?というか、前回 載せるのを忘れた白花シランで。。 失礼致しました。




追:今回のこの木について「セイヨウイボタノキ」としましたが、本当の名前が判明したので追記しておきます。  コミノネズミモチ(学名 Ligustrum sinense、別名シナイボタなど)です。 園芸店ではコミノネズミモチをセイヨウイボタノキ、またはプリペットの名前で販売しているようです。理由は知りません。
セイヨウイボタノキの学名、「 Ligustrum vulgare 」 で画像検索すると違う木が出てきたので判りました。




ワルナスビは害草?

2018-05-19 | みんなの花図鑑

こんな題を付けましたが、ワルナスビに触れるのは最初だけで、あとは最近撮った花を載せて行きます。



害草には違いない。人間にとって。そもそもトゲだらけだから、不用意に触ると怪我をします。また、増殖力が猛烈に強く、駆除しても地下茎が1センチでも残ると、そこから芽を出して復活、繁殖すると言うのだから凄い。


蕾の時から萼にトゲ


ワルナスビの「害草ぶり」についてはウィキに詳しく載ってるので、リンクしておきます。
 wikipedia ワルナスビ



ワルナスビは外来種です。しかし外来種植物でよくある、観賞用に導入→逸出して野生化というものではなく、牧草(飼料)に混じって渡来しました。諸外国でも恐れられているようで、英名「悪魔のトマト」・・。

最強、最恐の害草かも知れませんが、最初に書いたように、それは人間から見てのことで、この植物が自然環境や生態系に悪影響を及ぼしているわけではない。生態系を一番壊しているのは人間自身です。

道路を作る、建築物をたてる、河川工事をする、、当然、元々その場所にあった花や木は無くなります。
・・植物は悪くない、最近そんなふうに考えるようになりました。




綺麗に撮ってやろう、と思いながら写したワルナスビ。どうでしょうかね。

さて、観賞用に導入されながら野生化した花を続けます。


イモカタバミ。
芋状の塊茎で増えるために、この名前がついた。.. 名前についていちいち文句言わないでください。



住宅地の空き地を埋め尽くす勢いのオオキンケイギク。これも元は観賞用です。


玄関前の花壇にあったヒルザキツキミソウ。まさか育てているのではあるまい(?)。 観賞用に導入して野生化です。






キショウブ。湿地で大繁殖してるのを見ることがあります。元は観賞用に導入。


在来種のカキツバタがキショウブに圧倒されてました。




ムシトリナデシコ。勝手に咲いてるという意味で雑草? 勿論これも観賞用に導入されたものです。茎のところに茶色い部分があり、そこを触るとネバネバします。そこへ花にとって無用の虫が上がってくると、くっついてしまう。名前の由来。








色も光も、広がりも、全く撮れてない海。でも載せました。坂出港付近。

さて・・木の花を二つか三つ。


スイカズラ。芳香がしました。



残念ながら、黄色い花は枯れていました。





ユッカラン。初めて見た。某高校の校庭です。縦にこの花木の全景も写しましたが、ブログが長くなってるので省きます。






小さな公園にあったものですが、ツツジかなあ。サツキ(サツキツツジ)はまだか。だいたいツツジとサツキの違いが分からない。(違いは確かにあるらしい)
写真右上に見えるのは、はびこっている昼咲き月見草。


ワルナスビで始めて、大きさ3ミリのかわいい雑草、ヒメコバンソウで締めます。ではまた。