ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

一年は結構長い。

2017-11-23 | みんなの花図鑑

・・長い、と無理やり思い込もう。すると実際、そう感じるようになるから。
正直な実感としては、皆さんが言うように「あっという間」なんですけど。でもそれじゃ駄目でしょ。 >_< 😤


オステオスペルマム  花を撮るようになって最初に好きになった花 

   
 だけどこの頃は、通り過ぎてしまうことが多くなった


一年あっという間、は禁句にします。私の語彙から消します。これから年末にかけて、誰かが言って来たら、そうですね〜〜と、心にもなく相槌だけ打ちます。


一年中咲いてるサルビア「ホットリップス」。さすがに数が減って来た。たいてい2輪1組で咲いてるんですけど、これは ロンリーホットリップス。

   

幼少の頃は時間がたつのが遅かった。1日も1年も長かった。脳がいろんなことを吸収して行く、、新鮮な驚きが日々あったから、ゆっくりと時間が経過していたのでしょうか。
それが20歳にもなると、人生が加速して行きます。

 
鉢植えのオリーブが風に吹かれていました

20代なんて、私としてはあっという間に過ぎた時代でした。
人からも聞いたことがある・・ 20代はあっという間。
どうやら人間とは、歳をとってからが長い生き物らしい・・

   
  オリーブの鉢になぜかペチュニアが一輪。

歳をとってから(30過ぎたら中年❗️)長いと言っても、1年があっという間なら人生もあっという間。
そうしないためには〜 〜 ある程度緊張感を持って生きる
日々をルーティン(同じ繰り返し)にしない
新しい発見に出会う(探す) .....

  
 地植えのオリーブに生っていた実  もっと熟すと黒くなる

.. 吸収力旺盛な幼少期の記憶力に戻す(難しい?)
興味関心のアンテナをいろんな方向へ伸ばす
〜 など、「あっという間」でなく過ごす手だてを、思いつくまま挙げて見ました。もっと色々あると思います。

まだ今年はひと月とちょっと残っています。今年は長かったな、と思えるようにしたいものですね。(難しくない !)

才能の開花に年は関係ない〜 ブルックナー

2017-11-18 | みんなの花図鑑

ブルックナーという作曲家の名前を聞いたこと、ありますか。大作曲家ですけど。たぶんご存知ないでしょうね。  でも例えば、 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、ショパン、チャイコフスキー、マーラー・・ こう並べると、名前くらいは知ってる、というかたは多いと思います。
ブルックナーは一般的な知名度はない。でもクラシック音楽の世界に踏み込むと、否応なくその名前を聞くことになります。だって、巨人ですから....


サザンカが咲き始めました。でもなぜか、八重のものしかまだ見ていません。

    

今日書きたいことは、タイトルに示した通りです。その例としてブルックナーの話をします。

 
 アントン・ブルックナー (1824〜1896, オーストリア)

ブルックナーの生涯を見ると、色々なことがいちいち遅い。作曲を学んだのも、書き始めたのも、そして音楽界で認められたのも、遅い。  1824年9月、オーストリアのリンツ郊外、小さな村で生まれています。
父親が、教会のオルガン奏者で学校の校長先生もしていたので、成長過程で音楽の環境はありました。でもその父親もブルックナー少年が12歳の時亡くなります。  16歳の時、補助教員の免許を取り、翌17歳から、小学校で補助教員を始めます。また教会でオルガンを弾いたり、時には村人たちの踊りにヴァイオリンで伴奏したりもしたと言います。 彼は静かに、ひたひたと音楽の勉強を続けて行きます。

 
クロガネモチの赤い実。まだ、たわわというほどは生ってなかったな。昨日撮りました。

1948年 24歳、聖フローリアン修道院のオルガニストに採用される。
1955年 31歳、作曲家にして音楽理論家 ジーモン・ゼヒターに師事。ここからやっと本格的な作曲の勉強が始まります。 あ〜... 遅いよ*** 例えば「享年」を見ると、モーツァルトは35、シューベルトは31、メンデルスゾーンは38、ショパンは39で亡くなっています。彼ら天才たちからすれば、31歳はもう晩年です。ブルックナーはまだ作曲家としての人生が始まっていません。

   
  逆光の中で撮ったダリア。逆光も花の赤色も眩しかった。

1861年 37歳、ゼヒターの元での修行を終える。翌1862年、ワーグナーの音楽に出会い、強く刺激を受けます。この頃からそろそろ管弦楽曲(オーケストラの音楽)の作曲が始まります。でもまだ、習作の段階です。
ブルックナーは生涯で、自分で番号を付した交響曲を9曲残しました(第9番は未完)。それ以外にも宗教曲、オルガン曲等があります。
その第1番交響曲の完成が1866年、42歳の時。早熟の天才たちと比較するのは余り意味がないですが、モーツァルトの交響曲第1番は8歳のときに、、またメンデルスゾーンも13歳くらいで充分完成された交響曲を書いています。(レコードで聴けます)
交響曲作家としてのブルックナーの人生は42歳で始まり、以降亡くなるまで交響曲を書き続けて行きます。


   
  一昨日撮ったキダチチョウセンアサガオ。まだ花期が続いているのが驚きです。

1868年 44歳、ウィーン国立音楽院の教授に就任。17歳で小さな村の補助教員として出発した、教師としてのブルックナーがここまで来ました。ですがまだ、作曲家としては全く評価されていません。

1873年 49歳、交響曲第3番の初稿を完成、1877年 52歳、第3交響曲を改定し第2稿とする。そして、この第2稿の交響曲をブルックナー自身の指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団で初演(お披露目、というところですね)します。52歳です。が、大失敗に終わります。演奏が終わる頃、聴衆はほとんど残っていませんでした。(ただ、残った数少ない観客の中に若きマーラーがいた、というのは音楽ファンとしては興味深いエピソードです)

ブルックナーは72歳で生涯を終えますので、結局生きているあいだは評価されず仕舞いだったのか? と思われますでしょうか。・・そういう運命にはなりませんでした。


ヒイラギモチ。珍しく葉に斑が入っていました。昨日の撮影です。(『セイヨウヒイラギ』の、葉にトゲの少ない品種の可能性もあります)

1884年、交響曲第7番を初演。これが成功し、当時の音楽界で初めて、ブルックナーは作曲家としての評価を得ます。60歳です。亡くなる12年前です。遅咲きと言えばそうでしょう。ですが、彼の才能はさらにその後、開花して行くのです。
1887年、交響曲第8番の第1稿を完成、1890年、第2稿の改訂を終了させる。66歳。この稿が現在でも演奏される、交響曲第8番です。演奏時間 約80分。作曲家ブルックナーの最高傑作とされます。
その後も作曲の筆を止めず、第8番第1稿完成後に着手していた交響曲第9番の完成を目指します。
が、過酷な運命はこの真の最高傑作、交響曲第9番の完成を許しませんでした。第3楽章までは書き上げたものの最終楽章の完成に至る前に、ブルックナーは力尽きます。1896年、72歳でした。


卵みたいなワイヤープランツの実、タネ。

  

私にはブルックナーの存在は、奇跡としか思えません。天才でも秀才でもない、普通の人、しかしコツコツとした努力で才能を開花させました。 その音楽は、よく言われることですが、宇宙を感じさせるものです。世界中に今現在も熱狂的なファンを数多く持ちます。 交響曲の分野に限ればベートーヴェンを越える、とするファンも多くいます。私もその一人です。  才能の開花に年は関係ない、そう思わせてくれる偉大な作曲家です。


一応、第9番の録音を貼りますが、全体で60分近く、第1楽章だけでも25分もあります。クラシック音楽に興味のない方には苦痛だと思います。そういう人はスルーして下さい。出来れば、最初の3〜5分くらいでも聴いて貰えると嬉しいです。  カール・シューリヒト指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏、1961年。

※ この動画(と言っても音楽のみ)が削除されていました。
そこで貼り直します。指揮者、演奏団体は上記と同じです。ブルックナーの9番はシューリヒトが最も優れていると考えます。 2019/04/06更新.












眠気ざましにブログを書く 〜 満濃池*かりん

2017-11-12 | みんなの花図鑑

今日は休みなのでまだ(9時台)起きてません。
布団にくるまってブログ書いてます。
だいたい私は早起きが苦手なんです。今年の正月には新年の抱負を、ガキみたいに(いや、子どもみたいに)「早起き」としたくらいです。その今年ももう終わりに近づいてる・・


 満濃池。11/9 まんのう町に遠回りして行って、撮って来ました。

周囲19.7km。日本で一番大きい灌漑用ため池、と記憶しているのですが本当でしょうか。
・・・今ウェブ巡りしてきました、、「日本一」の言葉が散らばってますが、正確なところはわかりません。
日本最大級の、という表現が適切なところでしょうね。

上から見るとこんな感じ
    
  出典. http://ocn1.net/yamamtso/newpage54.htm

 別角度から、これは自分で撮った満濃池
   


 カリンの実が生っていました


満濃町(旧、今は合併して「まんのう町」)は「かりんの里」です。今は実の時期で、黄色い大きな実がいっぱい目に飛び込んできます。
で、かりんの実って何に使うの? ナマでは食べないですよね。かりん酒とか、かりん湯にするのかな。 かりん石鹸、、かりんシャンプー、、かりんと羊肉の料理、、かりんポリフェノールのサプリ・・・勝手な想像で作ってみました。

   

 花の写真も入れておきます。11/2 撮影ですので今の様子は定かではありません。
 
 ホトトギス

   
 ヒマラヤユキノシタ




これは昨日撮りました。いつも通ってる体育館で植樹されている木。紅くなった葉に夕陽がさして、綺麗な光景でした。


低血圧の人は朝が弱い、て言うのは俗説ですよね? 私は血圧は正常です。と言っても、長いこと測ってないけど。  このブログを期間限定で早起きカテゴリーにしようか。目標は5時起きで。 とにかく今のところは、朝はギリギリまで寝てて、限界まで来ると飛び起きて、大急ぎで準備してる状況です...。

というわけで、寝ぼけ頭で書いたブログでした。お付き合い頂き、ありがとうございました。



枯れ葉散る夕暮れは

2017-11-08 | みんなの花図鑑

 〜 〜 来る日の寒さをものがたり・・・か。
夕暮れの写真はありません、ごめんなさい^^

昨日久しぶりに丸亀競技場に寄りました。花撮り人は花はないかとうろつきます....

    
   オキザリス・ボーウィー  この花、今至る所で はびこっています

こちらの平野ではまだ、紅葉は物足りない印象。木の種類にもよりますけど。気温が20度(昨日)もあるとなかなか色付かないのかな。


楓。だと思うんだけど、カエデにもいろいろあるらしい。

   

紅葉は物足りないのですが、落ち葉の季節なのは間違いない。

11月7日は「立冬」でした。二十四節気というのは旧暦だ、とずっと思ってました。ほんとの立冬はそのひと月後、くらいなんでしょ、と。でも違いました。太陽暦だそうです。春分秋分、夏至冬至もあるのだから、太陽暦でないとおかしくなりますよね。にしても、「立秋」が8月7日で、「立冬」11月7日は早い気がする .. 。

   
  風景写真。(木の名前がわからないだけ ...)(ナンキンハゼかな)

   
  風景写真。これは分かった、ハナミズキの紅葉です。


丸亀競技場の公園での写真を載せています。このタネが分かりませんでした。あとで調べたところ、ナンキンハゼの木の実のようです。鳥が好みそう・・

    



マラソンびとが走っていれば、もっと絵になったのにね

そういうわけで『恋人よ』です。
このブログの自己紹介欄に一貫して載せているように、私は五輪真弓のファンです。アルバム15枚くらい、150曲ほどは彼女の歌を知っています。私にとって「恋人よ」はその中で20番目くらいの曲です。五輪真弓にはもっともっといい曲がたくさんあります。特に、70年代から80年代に彼女が書いた曲には名曲が揃っています。
恋人よ・・がヒットした当時のTV出演の映像だと思われます。後半にかけて放たれる凄い気迫、それを感じ取って貰えると嬉しいです。五輪真弓 29歳。






何でイケメン、美女はモテるんだよ

2017-11-04 | みんなの花図鑑

変なタイトルですみません。
9/8 「ブサイクなアンデスの乙女」の回で、撮って載せたアンデスノオトメの花が、なんだか不細工でした。そこからの連想で、人間の顔に綺麗、ブサイクがあるのは何でなんだ?と話を進めようとして、準備不足もあり途中で力尽きてしまいました。今日はその続きを書きます。雑学のレヴェルにもいかない雑文になります。

まずこれを見て貰いましょう。西洋絵画史上、最も美しい女性(というか少女)です。


バロック期 オランダの画家、フェルメール(1632-75)の描いた「真珠の耳飾りの少女」。出典はヴァーチャル絵画館(以下同じ) 真珠の耳飾り少女

私が一番美しいと思ってるだけでなく、西洋絵画ファンによる投票でもきっと一位になるはずです。・・ あれ?一番美しいのは「モナリザ」じゃないの? と仰いますか? あれはブスにしか見えないので外しました。

異性に魅力を感じる要素っていうのは色々あります。それはほぼ全て、①自分の生存本能 ②種としての人類の存続本能、、これで説明がつくと思います。あとフロイトの提唱で有名になった「快楽原則」(楽しいことを求め、苦を避けようとする心理的原則)を加えるともう完璧ですね。

(今から書くことはすべて、性別を問うていません。男性女性同じという考えです) 異性に惹かれる理由・・ 最初は、、、金持ち。... 生存要求ですね。食えなければ生きられない。また金があれば快楽原則を満たしてくれます。  .. 体格、体力、筋肉、スタミナ。これは、自分を助けて貰うために必要。生存本能と種を残す本能。狩猟採取時代からずっと同じ。男女とも貧弱な体つきではモテない。

少女趣味は無いのですが、これも絵画史の上で有名な美しい少女です

印象派の画家ルノワール(1841〜1919)の「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」
  イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢

異性に魅力を感じる要素、、思いつくまま書いています、まだ顔は出て来ません。
... 人柄、優しさ。優しさに包まれていることは健康に繋がりますね。「愛とは、愛されたいと思うこと」ジョン・レノンも『Love』で歌っています。乾いた言い方をすれば、優しさを求めるのは生存本能だと思います。
  ... 頭がいいこと。頭がいいと食べていける。また、人生にいつ起こるか知れない「危機」を突破出来ます。本当の意味で頭のいい人と一緒に居ればね。
 ... 共通の趣味がある。これは楽しい。快楽原則。  ... 話が面白い。笑うことは健康にいい。生存本能。面白い話が出来る人はモテる。

この女性も綺麗です。今から500年前の絵、描いた画家と私は人種も違うのに、やはり美しいと思います。

ラファエロ(1483〜1520)作「ラ・ヴェラータ(ベールの女)」  ベールの女


モテる要素、あと「手が器用」もあるなあ。これも生存本能だな。
さて、それでと。顔は? いいルックスを感じ取る「感受性」がヒトにはありますよね。何のためにそんなものが人間に備わってるの?

女性ばかり載せてきたので、ここで美男子、アラン・ドロン
     
  「太陽はひとりぼっち」(1962年)のアラン・ドロン。昔は美貌の俳優と言えばこの人でした。 ただ、その美しさが映えていたのは、1967年の「冒険者たち」「サムライ」くらいまでかな・・・ 老けるのが早かった印象です。ビデオで見ただけですけど。

あくまで仮にですが、宇宙と人間を作った造物主なるお方がいるとして、人の魅力の一つに「顔の造作」を入れた理由が分からないんです。人が人の顔のつくりに、良し悪しを思う感受性なんて必要ないです。人間性を見極める「人相」と健康的かどうかの判断が付けばいい事です。 ハンサムとか美人とか、それを見てとる感受性は何の役にも立ちません。ルックス、造作(ぞうさく)がいいから健康ということでもない、生存能力に優れていることもない。種の存続にも美貌、美形が関係あるとは思えません。




花図鑑ブログですので・・ 11/2 に花の公園で撮った友禅菊。紺菊かも知れません。葉に鋸歯があれば紺菊、、花だけでは区別がつかないようです。葉が写ってないので友禅菊としておきます。

それにしても・・美しい顔の誘引力は、このごろの言い方でいうと半端ないです。私は男性ですので、現実の場面で何年かに一度、美しい女性に出くわした時の幸福感というか、快感は凄いです。ドーパミン出まくります。これは私だけではないはずです。 何で神さま(仮定)はこんなふうにしているのか、解せません。何度も言いますが、美貌は生存能力も種の存続能力も表しません。
とはいえ、顔で一生の相手を決める人間は少数派のようです。だから結局、今もって、1000人居れば999人まではブサイクなんです、ヒトは ^_^ 。。