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「伊賀越え」ではないとの藤田教授発言に驚かない。歴史ロマンはまだ続く。

2019-01-28 04:24:32 | 家康伊賀越え
木津川市ふれあい文化講座『神君伊賀越え』の講演会に行ってきました。三重大学の藤田達生教授の話です。1昨年、伊賀のシンポジウムでお会いし、立ち話の中で南山城の伊賀越えについては、全く知らないと言われていたのですが、少し期待をしながら聞きました。今日の結論は、伊賀越えではなく、甲賀越えといった方が良いということ。甲賀(信憑性ある和田文書)に比べて伊賀の確かな史料が少ない、生活困窮の伊賀者が仕官を求めて伊賀越えで活躍したことを知らせる創作ものではないかとのこと。藤田先生の著書「証言 本能寺の変」の中でも、述べられているので、別段驚かないが、桜峠ルート(小川、神山、丸柱)の否定が欲しい。しかし、新たな史料や物的証拠が出現しない限り困難であり、歴史的な真実の追求は永遠に謎に終わるが、これこそが、色々考察する歴史ロマンである。肝心の地元木津に関したことについては、範囲外といわれたが、講演会のお知らせには、今井家が伊賀越えに関係したことが書かれていたので、主催者側の調整不足である。時間があれば、藤田教授にいろいろ尋ねたかったが、かないませんでした。


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