京都新聞天眼で、社会学、上野千鶴子東京大名誉教授の『愚かなリーダーと国』の記事を読み、久しぶりにスカッとした気分になった。4年間の悪夢のトランプ政権が終わり、米の友人たちは心から胸をなでおろしたことだろうという。しかし、日本は、うそと言い逃れとごまかしの前政権の番頭役が同じように継承し、嘆かわしことだと、正直に堂々と発信している。明確に悪弊を批判し、コロナ禍での対策などにも所信表明の自助・共助優先の誤った施策となり、笑顔のないポーカーフェース表情が冷酷無情の気がすると伝える。全く同感であり、現在の日本の政治におけるリーダーがもたらした腐敗ぶりと民主主義の一端を考えさせられる論述を何度も読み返した。国会答弁を教材にし、小中学生に国語の授業にしてみたらという提案が実に面白い。「答弁が論理的に意味をなしますか?」、「このやりとりは質問の回答になっていますか?」。まさに、日本語の劣化と政治不信、政治家の資質低下、矛盾があっても、しどろもどろでも制限時間がくれば、その場が収まる。何て嘆かわしいことだと、思っていただけに、当方の強い味方が出現したと手をたたいて喜んでいる。
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