秋晴れの乾いた空気の中を自転車で走ってみた・・沿道に警備員やらそろいのスタッフジャンパー集団やら私服警官やらがごろごろいるなと思ったら・・忘れてた・・大阪マラソンの日だったっけ・・
【515の放浪】 《第17話》 【横浜氷川丸にて】 《第2章》 goo.gl/bJTtM4
おはよー・・雨もあがって今後は晴れるみたいだね・・でも冬の気候だとか・・この間まで暑くてたまらんって言ってたのに・・秋はどこ行った・・
【515の放浪】 《第17話》 【横浜氷川丸にて】 《第2章》 r10.to/hGW8GZ #r_blog
前に行き、英語はで4人いっしょの写真を撮ってあげようかと伝えると、彼らは異国の地でアラーの神に遭遇したかのように飛び上 がって喜んでいた。
さあとカメラを構えると、後ろのナミコが「背景に私、入っちゃうね」と窓際へ体をへばいつけるように移動していた。
オレは正直、早くちゃちゃっと撮ってしまいたかったので「いいよ、入っちゃえよ」
アラブ人たちには「彼女も、日本の思い出だ」という意味のことを伝えたつもりだった。
後ろにがピースサインをするが、写真に入ることになって彼らは、またアラーのお恵みを得た気分のようだった。
カメラを帰して席に戻ろうとすると、彼らは一人ずつ彼女とのツーショットを撮らせてくれと身振り手振りで伝えてきた。
調子に乗るな。
「NO,Thank you.She is my lover,Not yours.」
(これはオレの彼女だ、お前たちのじゃない)
「ぶをわきまえろ」という日本語を英語で言いたかったが『ぶをわきまえる』という言葉の意味があいまいでよくわからなかった。とにかく、自分の彼女を使われたくなかっただけだなんだけど・・コンパニオンじゃないんだから・・
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昔、郵便船としてアメリカ航路などで活躍したのだそうだ。今は引退して、レストランやビアガーデンなどに利用されて、市民に楽しまれている。
それで実は氷川丸の話ではなくて、その横にシーバスと遊覧船の乗船場があり、船に乗ったというお話・・
ナミコといっしょに行ったのだが、この遊覧船に乗るのは3人目の女性。オレが女好きだから回数が重なるのではなく、横浜と海と船が好きだったから、たまたま違う女性と乗ることになったということ・・
横浜港を廻って、ベイブリッジの下をくぐって戻ってくるというコース・・出発時はまだ日があって明るかった。
船に乗り広いラウンジに座ると、前の席にアラブ系らしい人たちが4人いた。さすが国際都市横浜・・これも異国情緒ってやつですか。
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雪の下からビニールの袋のようなものが出てきた。その袋の端をつまんでひっぱりあげて見ると、中になにやら赤い物が入っている。
「キムチか」
ビニール袋に入ったキムチが、車の下敷きになって、赤い汁が雪を染めていたんだ。
「これ、おじいさんのキムチ?」
キムチの袋を高々と持ち上げて、確認してみると
「おお、これが大事なんだよ。よかった。よかった」
キムチをオレから取り上げたおじいさんは、酒臭かった。
キムチをつまみに酒を飲んでたのか。これはうまいから少しもらって帰るかなと、ほろ酔いで帰宅途中にひっくり返ったというところか。車はベコベコでも、キムチが無事だったので・・しあわせか・・
カズヒトと自分たちの車に戻る途中
「このあたりの人って、軽自動車1台より、キムチ1袋の方が大事なんだな」
「そんなわけないだろう」と自分の価値観から離れない。
車で待っていたカズヒトの彼女が
「おつかれさまぁ」と迎える中
「キムチ食いてぇな」と言ってみると、思いっきり後ろを振り返って
「キムチ??」
「うん。キムチ」
白い雪に赤いキムチが、ただの日帰りスキーを、ちょっとだけ思い出に換えてくれた。
(おわり)
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@yagidamon 大阪では絶対に『551の蓬莱』の豚まん食べや・・横浜崎陽軒のシウマイくらいうまいで・・??・・
【515の放浪】 《第16話》 【福島の雪道にて】 《第3章》 r10.to/hGrjrh #r_blog
今日は病院・・検査予約してから2週間後のエコー(超音波検査)・・「食事はしないで来て」というのを忘れてた・・昼食をしっかり食べて云ったわい・・「しょうがない。撮れる部分だけ撮ろう」って・・肝臓重視だからだいじょうぶだろう・・
人の顔と名前を忘れることが多い・・「あはははは、そうですか」と話してても・・「この人誰だっけ?」と思い出せない・・ボクは外国に行ったことがないので、きっと日本国内で会った人だろう・・しかも生まれてから現在までに会った人だろう・・場所と時間が限定されて・・安心した・・・・・
エリック・クラプトン・・自分の子が高層マンションから転落死するという過去からこの歌が生まれたとも伝え聞く・・
Eric Clapton - Tears in Heaven,
youtube.com/watch?v=Nu7_09…
「おじいさん。こっちのドアは開けられないから、助手席側から乗り込むしかないね」
と親切に説明してあげたら
「ああ、だいじょうぶだ。だいじょぶだ」
と、冷たい外気に当たりながらも・・元気だ。
「この先も気をつけて行った方がいいよ。今度、左側に倒したら車から出れなくなっちゃうから」と、丁寧にアドバイスすると
「ああ。だいじょぶだ。この車は、後ろのドアが中から開けられっから・・外からしか開かねぇのもあるんだど。これは、だいじょぶだ。中から開くから・・」
もし、両側がベコベコになっても平気らしい。
当事者が志村けんのように「だいじょぶだぁ」と言うんだから・・大丈夫なんだろう。
車が倒れていた所に、ガラスの破片などないだろうなと雪面を見ていると、なにやら赤いシミのようなものが見える。
「血だ」と直感した。
「おじいさん。どこか怪我してない?」
と聞くと、おじいさんは腕をぐるぐるまわして
「体はなんともねぇぞ」と元気だ。
じゃあ、この雪を赤く染めてるものは何なんだ。
車の下敷きになったネコか、イタチか、冬眠中に起こされたヘビか・・
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