自分史・・純粋バカ一代・・ZAIYA友二 ・・デビルモンスター回顧録……旧タイトル 515の放浪

デビルモンスター逸話集・・そののちにアメリカ人たちから『デビルモンスター』と呼ばれた『オレ』の思い出話・・

【515の放浪】 《第13話》 【札幌にて】 《第17章》

2013年10月10日 05時00分00秒 | 515の放浪
 部屋に戻って、今回の騒動をクウに話した。基本的に、『仕事の話はしない派』だけど、仕事場にクウが飛び込んできたこともあって、危ないこともある仕事だと説明しておきたかった。
話を聞き終わったクウは、涙ぐんでいた。
「なんで、そんなあぶない仕事をする?」
「まれにそんな危ない仕事もあるってだけだよ」
クウは、涙をこぼしながら、訴えかけてきた。
「だめだよ。そんな危ないとこ。もし、死んじゃったらどうするの?」
そんな話をするときでも、感情が正直に現れるところが彼女の魅力でもある。
「それよりさぁ。お前泊まりに来たのって、一人で寝れないからじゃないだろう」
クウは「へ?」という顔をしている。
「オレが夜勤だって言ってたのは嘘で、別の女のところへ行ってんじゃないのって思ったんだろう?」
クウは、そうだとも違うとも言わずに下を向いて笑っている。
「他の女のところに行ったのかもしれないって考えてたら、夜も寝れなくて、オレのところへ来たら、安心して寝不足だからぐっすり寝れたか?」
 クウは声を出して笑っている。図星だろう。
 ま、そんなこんなでも、無事・・そう無事すべて済んだんだから、一件落着というところか。
(おわり)













10月9日(水)のつぶやき

2013年10月10日 04時54分36秒 | 515の放浪

【515の放浪】 《第13話》 【札幌にて】 《第16章》 r10.to/hGcpf3 #r_blog


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