自分史・・純粋バカ一代・・ZAIYA友二 ・・デビルモンスター回顧録……旧タイトル 515の放浪

デビルモンスター逸話集・・そののちにアメリカ人たちから『デビルモンスター』と呼ばれた『オレ』の思い出話・・

【515の放浪】 《第17話》 【横浜氷川丸にて】 《第2章》

2013年10月26日 05時00分00秒 | 515の放浪
 そのアラブ人たちは、オレ達の前の席に座り、お互いをカメラで撮っていた。旅行者なのか、日本に働きに来ていて休日を楽しんでいるのか、どちらにしても日本での4人全員の写真というのも必要だろうと思って、立ち上がった。
 前に行き、英語はで4人いっしょの写真を撮ってあげようかと伝えると、彼らは異国の地でアラーの神に遭遇したかのように飛び上 がって喜んでいた。
 さあとカメラを構えると、後ろのナミコが「背景に私、入っちゃうね」と窓際へ体をへばいつけるように移動していた。
 オレは正直、早くちゃちゃっと撮ってしまいたかったので「いいよ、入っちゃえよ」
 アラブ人たちには「彼女も、日本の思い出だ」という意味のことを伝えたつもりだった。
 後ろにがピースサインをするが、写真に入ることになって彼らは、またアラーのお恵みを得た気分のようだった。
 カメラを帰して席に戻ろうとすると、彼らは一人ずつ彼女とのツーショットを撮らせてくれと身振り手振りで伝えてきた。
 調子に乗るな。
「NO,Thank you.She is my lover,Not yours.」
(これはオレの彼女だ、お前たちのじゃない)
 「ぶをわきまえろ」という日本語を英語で言いたかったが『ぶをわきまえる』という言葉の意味があいまいでよくわからなかった。とにかく、自分の彼女を使われたくなかっただけだなんだけど・・コンパニオンじゃないんだから・・

(つづく) 第17話全編 は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します 


 














10月25日(金)のつぶやき

2013年10月26日 03時58分23秒 | 515の放浪

薔薇が書けなくても・・檸檬が読めればいい・・


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